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事件
【連続不審死初公判】3人死亡の経緯共通も物証乏しく 双方の主張対立
2012.1.10 14:34
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しかし、木嶋被告は殺人容疑で逮捕された後に黙秘を貫いている。その上、いずれの事件でも物証は乏しく、寺田さんに関しては自殺と判断され、司法解剖がされていない。検察側の立証は困難を極めるが、木嶋被告が処方されていたのと同種の成分の睡眠剤が大出さんや安藤さんの遺体から検出されたことなど、状況証拠を積み重ねて「犯行をなし得たのは木嶋被告以外ありえない」と立証していく方針だ。
一方、弁護側は、3人の死はいずれも「事故死や自殺だった可能性がある」として、殺人事件に関して無罪を主張するとみられる。
今回の裁判では、検察側と弁護側が全面的に争い、死刑求刑も想定される。裁判員には、厳しい判断が迫られる可能性もある。
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