事件【連続不審死初公判】3人死亡の経緯共通も物証乏しく 双方の主張対立+(1/2ページ)(2012.1.10 14:34

  • [PR]

事件

  • メッセ
  • 印刷

【連続不審死初公判】
3人死亡の経緯共通も物証乏しく 双方の主張対立

2012.1.10 14:34 (1/2ページ)
木嶋佳苗被告(高校の卒業アルバムから)

木嶋佳苗被告(高校の卒業アルバムから)

 「今夜から2泊3日の婚前旅行に行きます」-。平成21年8月5日夜、自身のブログにこう書き残した東京都千代田区の会社員、大出嘉之さん=当時(41)=は翌6日、埼玉県富士見市の駐車場に止めてあった車の中から、遺体となって見つかった。

 埼玉県警は、大出さんに自殺する動機がないことや、車内に車の鍵がないなどの不審点が現場に多くあったことから、殺人の疑いもあるとみて捜査。その結果、大出さんが結婚紹介サイトを通じて知り合い、交際していた木嶋佳苗被告(37)が捜査線上に浮上した。

 さらに、以前、木嶋被告と交際関係にあった東京都青梅市の会社員、寺田隆夫さん=当時(53)=や千葉県野田市の無職、安藤建三さん=同(80)=も、自宅で不審な死を遂げていたことも発覚。埼玉県警と警視庁、千葉県警が殺人容疑で逮捕した。

 3人には、(1)結婚紹介サイトを通じて木嶋被告と知り合った(2)死亡前後に木嶋被告が多額の現金を受け取っている(3)練炭による一酸化炭素中毒で死亡した-など、多くの共通点があった。検察側は、木嶋被告が結婚をほのめかして多額の現金をだまし取ったが、返済を迫られたため、練炭自殺を装って殺害したという構図を描く。

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2012 The Sankei Shimbun & Sankei Digital