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事件
【連続不審死初公判】異例づくめ 裁判員「週4」 証人尋問63人
殺人容疑での逮捕から約2年。木嶋佳苗被告の裁判員裁判の初公判が、さいたま地裁で始まった。3件の殺人をはじめ、詐欺、窃盗など計10件の罪に問われた木嶋被告の公判では、4月13日の判決言い渡しまで裁判員の在任期間は100日に及ぶ異例の長さとなる。また、3件の殺人に関しては直接的な証拠がなく、法廷では延べ60人以上もの証人が出廷する予定。死刑求刑も想定されるだけに、裁判員の身体的、心理的負担が大きくなることは必至だ。
●裁判所に“出勤”
10日の初公判で法廷にそろった裁判員の顔ぶれは、男性3人、女性3人。男性2人は20~30歳代、女性のうち1人は30~40歳代とみられる。ほかには50~60歳代くらいの男女が1人ずつ、60~70歳くらいの女性が1人という構成で、年齢的なバランスは取れているようだ。
裁判員の在任期間は、5日に行われた裁判員選任手続きから4月13日の判決言い渡しまでで100日間を数え、過去最長となる。裁判員は初公判から3月13日の結審までの間、毎週平日は3、4日、法廷に出る必要がある。
1月は、公判がない平日は12、18、26日の3日しかない。さらに、結審後も話し合いの「評議」の時間を要するため、裁判員は裁判所に“出勤”するように連日通うことになる。仕事を持っている人なら、ある程度それを犠牲にしなければ審理をすることはできない。
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