NHK福岡のニュース　福岡放送局

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銃撃事件 半年後から不正派遣

福井県内の原子力発電所の改修工事に作業員を不正に派遣していたとして、建設関連会社の福井県の事業所長だった男らが逮捕された事件で、不正な派遣は建設関連会社の北九州市にある支店に銃弾が撃ち込まれた半年後から始まっていたことがわかりました。
東京に本社がある「太平電業」の社員で、福井県おおい町にある事業所の所長だった一瀬秀夫容疑者（５８）や、北九州市若松区にあった建設会社「総進工業」の社長、池上加奈枝容疑者（３６）ら３人は、それぞれの会社の間で工事を請け負ったように装い、おととし、福井県にある関西電力大飯発電所の改修工事に作業員を不正に派遣したとして職業安定法違反の疑いで逮捕されました。
警察は１３日、３人の身柄を福岡地方検察庁小倉支部に送りました。警察によりますと、３人は容疑を認めていて一瀬容疑者が主導して不正な派遣を行っていた疑いが強いということです。
また、これまでの調べで、６年前に北九州市小倉北区にある太平電業の支店の玄関に銃弾３発が撃ち込まれる事件があり、その半年後から不正な派遣が始まったということです。
総進工業の経営には、指定暴力団・工藤会系の暴力団幹部が関与していて、警察は６年前の発砲事件が不正な派遣のきっかけになった疑いもあるとみて当時のいきさつを調べています。

01月14日　07時25分

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