01/13 11:58 更新
福井県の大飯原子力発電所の改修工事に労働者を違法に派遣した疑いで、建設会社の役員ら3人が逮捕された事件で、福岡、福井の両県警の合同捜査本部は13日朝から関係先を家宅捜索しました。家宅捜索は、関西電力大飯原発内にある事務所などおよそ10カ所で行われました。捜査本部は12日、大飯原発の改修工事で請負契約を装い男性従業員を違法に派遣し働かせていたとして、太平電業の当時大飯事業所長だった一瀬秀夫容疑者(58)や、北九州市の建設会社「ドリーム」の社長、池上加奈枝容疑者(36)ら3人を職業安定法違反の疑いで逮捕しました。3人は容疑を認めているということです。「ドリーム」の前身にあたる会社は、指定暴力団工藤会の関係企業として福岡県警が去年2月、県に通報していました。捜査本部は、この会社から工藤会に資金が流れていた疑いがあると見て解明を進めています。