首相 政治生命をかけてやりぬく
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首相 政治生命をかけてやりぬく

1月14日 13時6分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

野田総理大臣は、テレビ東京の番組に出演し、消費税率の引き上げを含む社会保障と税の一体改革について「この国を守るために、政治生命をかけてやりぬく」と述べ、実現に向けた強い決意を示しました。

この中で、野田総理大臣は、社会保障と税の一体改革について「衆議院の解散うんぬん以前に、やり遂げなければいけない。国民は、一体改革とあわせて、行政改革や政治改革といった自分たちが身を削ることをきちんとやるかどうか見ている。この感情はとても大事だ。そうした改革ができるかできないかの暁にはいろんな判断があるかもしれないが、実現できるように、まずは野党に呼びかけていく」と述べました。そのうえで、野田総理大臣は「日本は厳しい状況だということを肝に銘じて、社会保障と税の一体改革はやりぬかなければならない。この国を守り、未来に残すために、民主党政権がうんぬんではなく、政治生命をかけてやりぬく」と述べ、実現に向けた強い決意を示しました。また、野田総理大臣は、各地の原子力発電所の再稼働に関連して「再稼働をどうしてもお願いしなければならないときには、直接、私や経済産業大臣が、地元の知事含めて関連の首長、住民に説明することが必要だ」と述べ、政府が再稼働を要請することもありうるという認識を示しました。さらに野田総理大臣は、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題について「沖縄県知事も含めて沖縄県民の理解が不可欠だ。強行して断行することは基本的には考えていない」と述べました。一方、野田総理大臣は、大手格付け会社の「スタンダード・アンド・プアーズ」が、フランスなどの国債の格付けを引き下げたことに関連し「日本も、今さえよければよいという財政運営をやり続けていれば、スポットライトが当たってくる。相当な危機感を持って対応しなければいけない」と述べました。