NHKの大河ドラマ「平清盛」をきっかけに、主人公・清盛と縁の深い広島県をアピールしようと、タレントの嘉門達夫さんらによる「ひろしま清盛隊」が、大阪市北区の毎日新聞大阪本社を訪れた。
清盛は若くして安芸国(現在の同県西部)の国司に就任し、厳島神社を深く信仰したと伝わる。県内では大河ドラマのロケも実施され、撮影で使用した全長約15メートルの大型和船や衣装などを展示する「大河ドラマ館」が14日、同県廿日市市と呉市にオープンする。
「平成の琵琶法師」に任命され、清盛の「悪者」のイメージを払拭(ふっしょく)する歌を作った嘉門さんは「清盛は、実は歴史を切り開いたすごい人。現地を訪れ、新たな清盛像を感じてほしい」と話していた。【近藤希実】
毎日新聞 2012年1月14日 地方版