最終更新:2012年1月14日(土) 2時15分
2号機の温度計故障か、一時100度超
東京電力は、福島第一原発2号機の圧力容器の下に設置されている温度計の温度が急激に上昇し、一時、100度を超えたと発表しました。温度計が故障した可能性が高いということで、東京電力は原因を調べています。
東京電力は13日午前の会見で、福島第一原発の2号機に設置されている温度計の温度が一時、急激に上昇したと発表しました。
この温度計は圧力容器の下に設置されているもので、12日午後5時の時点で48.4度だったものが、午後11時に102.3度まで急激に上昇し、13日朝5時の時点では116.4度だったということです。
「内部の状況が完全に把握できているわけではないが、損傷燃料の移動や再臨界なら、もっと全体として温度が上がるはず。そういう懸念は小さいと思っている」(東京電力の会見)
その後、13日午前11時の段階でいったん47.7度まで下がりましたが、午後5時には再び116.4度まで上昇しています。
東京電力では、2号機のほかの温度計に変化が見られないことから、温度計が故障した可能性が高いと分析していますが、圧力容器の底には溶け落ちた燃料の大部分が留まっていることから、燃料が移動した可能性も含めて温度上昇の原因を調査することにしています。(13日20:02)
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