防衛省と宇宙機構がNPO設立 コスト削減へ初の連携防衛省と宇宙航空研究開発機構が、開発の遅れやコストの超過が問題となっている防衛、宇宙分野の大型プロジェクトで、科学的な見積もり方法を確立してコスト削減を図ろうと、NPO法人「日本コスト評価学会」を設立していたことが、10日分かった。 防衛省、宇宙機構は航空機部門の一部で協力しているが、宇宙利用の非軍事原則を転換した2008年の宇宙基本法成立後、宇宙分野を含めた連携は初めて。両組織の緊密化で、軍事利用が加速する可能性もある。 今月2日に設立したNPO法人の理事長には宇宙機構の堀川康技術参与が、副理事長には防衛省の堀地徹防衛計画課長が就任。3月上旬に米政府監査院(GAO)の専門家を招き、米国のコスト評価の現状や日本の防衛、宇宙分野の課題を話し合うセミナーを開催するとしている。 【共同通信】
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