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事件
【甘口辛口】揺らぐ治安、まるでお膳立て 軽々と壁を越えた脱走容疑者
「昭和の脱獄王」と呼ばれた男がいた。青森、秋田、網走、札幌と、26年の服役中に4度も刑務所の塀を越え、のべ3年以上も逃走を続けた。(サンケイスポーツ)
針金で合鍵をつくったり、鉄格子を切断するのは当たり前。1944年、網走では監視口にあるねじに、みそ汁を毎日たらした。半年がかりで錆びさせて抜くと、関節を脱臼させて、くぐり抜けた。
「博物館網走監獄」には、その脱獄シーンを再現したマネキン人形が飾られている。その根気たるや想像を絶するが、広島刑務所で起きた脱走は、軽々と壁を越えてしまった。
53時間にわたって逃走した受刑囚、李国林容疑者(40)自身も驚いていたのではないか。
高さ5メートルの外塀は工事中で、パイプ製の足場を使って登ることができ、防犯線は工事に伴って外されていた。
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