2011年11月15日 16時59分 更新:11月15日 18時43分
サッカーのワールドカップ(W杯)アジア3次予選C組第5戦の北朝鮮・日本戦が15日、平壌の金日成競技場で始まった。
日本は11日の第4戦タジキスタン戦の先発から6人を入れ替え、FW前田(磐田)、MF清武(セ大阪)、細貝(アウクスブルク)、DF伊野波(ハイデュク・スプリト)、栗原(横浜マ)、GK西川(広島)がスタメンに加わった。香川(ドルトムント)、遠藤(ガ大阪)らは外れた。
北朝鮮は元J1川崎のFW鄭大世(ボーフム)らが先発し、梁勇基(仙台)はベンチスタート。
日本は北朝鮮の鋭い出足の前に苦しみ、劣勢のまま前半を0-0で終えた。攻撃の形を作れず、ミドルシュート2本に終わった。鄭大世は前半途中で退いた。
後半5分、北朝鮮はFKから頭でつなぎ、パク・ナムチョルのヘディングシュートで先制した。
日本は後半17分、中村(川崎)に代えて内田(シャルケ)を投入。システムを「4-2-3-1」から「3-4-3」に変更した。
また、日本は後半32分、前田に代えてハーフナー(甲府)を入れた。北朝鮮はチョン・イルグァンが立て続けに2枚の警告を受けて退場した。
日本は40分、清武に代えて李(広島)が入った。その後も決定機を作れないまま0-1で終了。ザッケローニ監督体制17試合目で初黒星となった。
日本はすでに最終予選進出が決定。北朝鮮は敗退が決まっている。
日本・ザッケローニ監督 厳しい環境の中で向こうがフィジカルを前面に押し出してきた。日本に勝利したい気持ちで、イエローカードを出してでも勝ちにきた。
日本・細貝 思うようにいかなくて厳しい試合だった。
日本・長谷部 負けて非常に悔しいし、日本の皆さんに申し訳ない。今日の負けを教訓にしたい。最終予選はもっと厳しい相手が来る。次につなげたい。
日本・清武 自分たちの戦いをすることしか考えていなかったが負けて悔しい。しっかり切り替えて頑張る。
日本・今野 自分たちのサッカーを出せず、押し込まれ、しかも失点して悔しい。90分、ほぼ相手に支配されて情けない。まだまだ力不足。
日本・岡崎 (アウェーの連戦は)2試合とも自分たちのリズムがない時間が長く、課題が見えた。一人ひとりの能力を上げ、チーム全体が成長出来るよう頑張る。