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人口10万人あたり犯罪件数 最多の大阪は最少・秋田の5倍

2011.05.30 07:00

 いくら交通網や通信網が発展した現代であっても、故郷の風土は、そこに生まれ育った人々の生き様や志向に少なからず影響を与えている。犯罪社会学の第一人者である小宮信夫・立正大学教授が、「犯罪と県民性」について分析する。

 * * *
 犯罪率は都市部で高く、地方では低い。警察庁の統計によれば、人口10万人当たりの犯罪件数(刑法犯認知件数)が最も少ないのは秋田の104.2件で、岩手(129.7件)、山形(145.0件)と続く。逆に最も高いのは大阪の542.2件。愛知(503.4件)、京都(478.1件)がワースト3だ。

「都市部で犯罪率が高いのは日本に限らず、世界的な特徴です。ただしこれは“都会に生まれると悪人になり、田舎者は善人になる”という意味ではなく、犯罪の標的の多い都会は犯罪機会を多く提供してしまうということです」(以下、発言は小宮教授)

 犯罪を分析するうえで、「地域性」は非常に重要なファクターだ。小宮教授によると、犯罪学は「犯罪原因論」と「犯罪機会論」に大別されるという。
 
「前者は犯罪者の異常性や家庭環境など、個人の性格や境遇から犯罪の原因を探っていくもの。それに対し、後者は犯罪が起きやすい状況や場所の条件を探究するものです。どの地域にどのような犯罪が多いかは、犯罪機会論からの分析となります」

 同じ大都市圏であるにもかかわらず、大阪や愛知、京都が東京(10万人当たり437.5件)より犯罪発生率が高い理由は、「街の作り」が関係しているという。

「犯罪者が好きな場所は、『誰もが入りやすく、誰からも見えにくい場所』です。大阪や京都は街路が碁盤の目状であるため、どこからでも標的に近づきやすく、犯行後も逃げやすいのです。

 また、大阪は東京に比べて、ガードレールが設置されていない道が多い。歩行者に車両が近づきやすく、ひったくり犯が活動しやすい。京都は歴史的なイメージを大切にするため、他の都市と比べると薄暗い。愛知は自動車生産が盛んで盗難車の不正輸出にも地の利があるために、自動車関連の犯罪が多い」

※週刊ポスト2011年6月10日号


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