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政治
【内閣改造】「暗い」「堅物」岡田克也副総理 思想はリベラル
2012.1.14 00:39
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10年4月に民主党結成に参加。「政権交代可能な政党をつくる最後のチャンスだと自分に言い聞かせた。もし民主党で失敗したら政治家を辞める覚悟だった」(「政権交代」より)。
その後も挫折を繰り返し、21年夏に幹事長として悲願の政権交代を実現させたが、民主党や官僚機構の評判は芳しくない。
外相に就任後、核密約問題など過去を暴くことに心血を注いだ。菅政権では、幹事長として小沢氏の党員資格停止に追い込むことにひた走った。
官僚出身、自民党出身とはいえ思想的にはリベラル。永住外国人への地方参政権付与に向け、20年1月に推進派議連の会長に就任し法案提出を進めた。
首相の靖国神社参拝にも「A級戦犯が合(ごう)祀(し)されている靖国神社に首相は参拝すべきでない」と断言。22年8月に菅直人首相(当時)が日韓併合百年にあわせた首相談話を発表すると「韓国植民地支配から百年というときに日本政府として何も言わないことはあり得ない」と意義を強調した。
この「頑固さ」「一途さ」は政権の推進力にもなるが、障害を増やすことも間違いない。野田佳彦首相にとって岡田氏の起用は大きな賭けだといえる。
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