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中国人脱走受刑者を逮捕、広島市内路上で 54時間ぶり

2012/1/13 20:37
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 広島刑務所(広島市中区)から受刑者で中国籍の李国林容疑者(40)=逃走容疑で特別手配=が脱走した事件で、広島県警は13日、刑務所の北約2キロの同市西区内の路上で約54時間ぶりに李受刑者を発見し、逃走などの容疑で逮捕した。県警は脱走の手口や逃走経路のほか、手助けをした人物がいないかどうかについても調べている。

 殺人未遂などの罪で服役中の李容疑者は11日に脱走。12日に西区内の民家に空き巣に入ったことが分かり、県警が周辺の捜索を続けていた。李容疑者は「大変疲れており、何も話したくない」と供述しているという。

 県警によると、李容疑者は13日午後4時半ごろ、西区天満町の歩道で警察官に発見され、職務質問に対し本人と認めた。当時、果物ナイフ(刃渡り約9.6センチ)を持っており、所持金は10円硬貨1枚だったという。

 逮捕容疑は11日午前10時40分ごろ、広島刑務所の東側外塀を乗り越えて逃走したほか、12日に刑務所から西約1.5キロの西区内の民家に侵入してダウンジャケットなどを盗んだ疑い。

 県警によると、空き巣に遭った西区内の民家に残されたビールの空き缶に付いていた唾液のDNA型が李容疑者のものと一致。県警は周辺に潜伏している可能性が高いとみて集中的に捜索し、民家から北約2キロの路上で李容疑者を発見した。

 県警や刑務所によると、李容疑者は11日午前10時10分ごろから、他の受刑者とグラウンドで運動をしていたが、同40分ごろ、点呼を取った刑務官が李容疑者の姿が見あたらないのに気づいた。

 刑務所の監視カメラには下着姿で内塀(高さ約2.5メートル)を越える姿が映っていた。その後、施設の屋上などをつたって工事中の外塀(約5メートル)を越え、脱走したとみられる。

 李容疑者は全国で金庫破りを繰り返した窃盗団のメンバー。2005年に岡山市内で警察官に発砲するなどしたとして、殺人未遂などの罪で懲役23年の判決を受け、08年6月から広島刑務所で服役していた。

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