NHK群馬県のニュース　前橋放送局

• 
• 

河川など放射性物質の検査結果

環境省は、群馬県内の河川や湖などで行った放射性物質の検査結果を公表し、これらの水からは放射性物質は検出されませんでした。一方、底にたまった土からは放射性物質は検出されましたが群馬県は、健康に影響はないとしています。
環境省は、去年１１月から１２月にかけて、県内の河川や湖それに沼など合わせて６９の地点で、水や、底にたまった土などの放射性物質を調べました。
それによりますと、水に関しては、すべての地点で放射性物質は検出されませんでした。
一方、底にたまった土からは、いずれも最大で▼河川で１キログラム当たり３７０ベクレル、▼湖や沼で４６００ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。
また、人々が足を踏み入れやすい水辺の土では、▼河川で最大３７００ベクレル、▼湖や沼で最大７１００ベクレルの放射性セシウムがそれぞれ検出され、こうした場所の空間の放射線量は、最大で毎時０.４３マイクロシーベルトだ
ったということです。
今回の調査結果について、県環境森林部は、「土は、埋め立て処分が出来る基準の、１キログラム当たり８０００ベクレルを下回っているほか、空間放射線量についても、いわゆるホットスポットのような局所的に高い値ではないため、健康には問題ない」としています。

01月13日　20時11分

•