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奈良中柔道事故訴訟:原告も控訴せず、判決確定へ/横浜

2012年1月10日

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 横浜市立奈良中学校で2004年、当時柔道部員だった男性(22)が顧問(33)に掛けられた柔道技で脳に障害を負ったとして、市と県に対して計約8900万円の賠償を命じた横浜地裁判決について、原告側は控訴期限の10日、控訴しないことを決めた。市と県も控訴しない意向で、判決が確定する。

 地裁判決は、顧問の行為と障害の因果関係のほか、顧問の過失についても認めた。「全国柔道事故被害者の会」会長でもある原告男性の父・小林泰彦さん(65)は「判決は非常に評価しているが、故意性などは認められず、控訴してその点を主張したかった。認められなくても、上級審で(一審同様の)判決が出れば他の柔道事故の規範になるのではと思い、控訴準備もしていた」と話す。

 一方で、高次脳機能障害を負い、記憶障害など現在も精神的に不安定な状態が続く息子について「裁判が続く限り、動揺や不安が付きまとう。親としてそうした苦しみを解き放ってあげたいと思った」という。

 市教育委員会は「故意性や重過失が認められたわけではないので、顧問への処分については予定していない」としている。小林さんは「判決で、顧問が重大な事故を起こし、息子が障害者になったことが認められた。市教委が、今後どのような判断をするのかを注視したい」と話した。

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