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【芸能・社会】中国のハートがっちりつかんだ 海南島でATSUSHI熱唱2012年1月13日 紙面から
【三亜(中国)江川悠】14人ダンス&ボーカルグループ「EXILE」のATSUSHI(31)が12日、海南省の三亜ビーチで、中国最大手のIT企業「テンセント」が主催する総合エンターテインメント授賞式「テンセント星光大典」にゲスト出演した。同授賞式で日本人がパフォーマンスを行うのは初めて。ATSUSHIは自身のソロアルバム「solo」(元日発売)の中国盤特典CDに収録された全編中国語のバラード曲「我願意(ウォーユェンイー)」を約2000人の前で初披露した。授賞式の模様は6億人をユーザーに持つテンセントの公式サイトで生中継された。 鳴りやまない拍手と歓声にサングラスの奥から自然と笑みがこぼれる。ATSUSHIが日本代表、そしてEXILEの代表として中国人女性たちのハートをガッチリつかんだ。 「生まれ育った国ではない国で歌うので、最大の敬意と礼儀で目の前のお客さんに喜んでいただけるようにしたかった」 目標に掲げるアジア進出への布石としてEXILEは昨年9月に北京国家体育場(通称・鳥の巣)で開かれた音楽祭に出演し、初の海外公演が実現。その約2カ月前からATSUSHIはソロアルバムのレコーディングを行いながら、中国語を猛特訓していた。 昨年の全国ツアーの合間をぬって、中国人スタッフから会話を学ぶ一方、歌いながら発音を身に付けたのが、中国の女性歌手フェイ・オン(42)のカバー曲で、今回歌唱した「我願意」だった。 昨年12月19日から中国の無料動画サイト「Youku(ユーク)」で、同曲のプロモーションビデオ(PV)が配信されると、ファンの間で「中国人が歌っているみたい」と発音を絶賛する声や「甘い歌声がステキ」などといったコメントが殺到。 PVに日本でも活躍中の台湾女優リン・チーリン(37)が出演していることも話題を呼び、翌週の26日から、中華圏における試聴回数のデイリーランキングで1週間連続1位という日本人初の快挙を達成。そんな実績を評価した主催者が、ATSUSHIに白羽の矢を立てた。 この日のライブ後、ATSUSHIは「ソロの機会も増えていくと思いますし、いつかアジアツアーをやってみたいですね」と語り、「今年は語学(の勉強)も含めて、日本と中国を行ったり来たりになると思う。できる限りたくさん来て、1年後にはかなりしゃべれるようになりたい」とビッグプランを明かした。 関係者によると、全国ツアー「EXILE TRIBE」が終了する7月下旬以降、TBS系レギュラー番組やEXILE全体の仕事以外は中国を拠点とし、1年の3分の1以上を同国で過ごすことになりそうだ。 また、EXILEも含め今後はシングルやアルバムすべてを中国でも同時発売する予定だ。EXILEは中国語で「放浪兄弟」。日中国交正常化40周年という記念イヤーに、ATSUSHIは中国各地を“放浪”して積極的にプロモーション活動も行い、新たな文化交流の懸け橋を築き上げる。 ◆授賞式の特別ゲストに今年で6回目を迎えるテンセント星光大典は映画、テレビ、音楽などの分野で優れた人物や作品を表彰する授賞式。ATSUSHIは台湾の男性歌手ケンジ・ウー(32)、同じく台湾の女性歌手ファン・ウェイチー(35)とともにゲストアーティストによるスペシャルアクトとして出演した。過去の授賞式では、台湾から日本でもおなじみのタレント、ビビアン・スー(36)や韓国の人気ダンス&ボーカルグループ「SUPER JUNIOR」らがパフォーマンスを行った。 ◆2週連続1位で75万枚ATSUSHIの初ソロアルバム「solo」はEXILEのニューアルバム「EXILE JAPAN」に付属する形で元日に発売され、1月9日と16日付オリコンで2週連続1位を獲得。現在の通算出荷枚数は75万枚に達した。中国では「solo」のみが日本と同時発売され、ボーナストラックに全編中国語でカバーした「我願意」が収録されている。 <海南島> 中国大陸の南、広東省の雷州半島から瓊州海峡を挟んで南方に位置する中国本土では最大の島。「中国のハワイ」と呼ばれるリゾート地で、2010年から中国政府が国際観光島として大規模な観光産業に乗り出している。 PR情報
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