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【大リーグ】

上原がメジャーでの成功術を伝授 開き直り、“鈍感力”のススメ

2012年1月13日 紙面から

トークショー前に記者会見するレンジャースの上原浩治=東京都中野区のなかのZERO

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 レンジャーズの上原浩治投手(36)が12日、母校・東海大仰星高(大阪)で級友だった現チームメートの建山義紀投手(36)、ラグビー元日本代表の大畑大介氏(36)とともに東京都内でトークショーを行い、ポスティングでレ軍と独占交渉権を得た日本ハムのダルビッシュ有投手(25)ら今年メジャーに挑む日本人に、1年目で成功する秘訣(ひけつ)として“鈍感力”を勧めた。

 上原は「なるようにしかならない。それが成功の秘訣(ひけつ)。神経質な人はしんどいと思う。試合になったらどうにでもなると思って開き直ること」。オリオールズに入団した2009年。日本よりも短い中4日のローテ、ボールや食生活の違いなど未体験のことばかりで、2度の大きな故障にも見舞われた。それでも“郷に入っては郷に従え”でその世界に慣れるしかなかったという。昨季が1年目だった建山も「何も気にせずにやるのが一番いい。気にしだすとマイナスになるだけ」と上原と全くの同意見だった。

 ダルビッシュがレ軍と交渉していることについて上原は「来てくれればありがたい。同じチームに(日本人選手が)3人いるのは楽しみ」と歓迎しつつも、話題を総ざらいされてしまうことにはちょっぴり不満もある。「チームがすごい投手補強をしたけど、自分が中心になる報道がなかったのが悔しい。昨年同様、4月からどんどん飛ばしていきたい」

 ダルビッシュにはちょっぴり先輩風も吹かせた。「(チーム内のこととか)聞かれたら教えるけど、味方であり(1軍枠を争う)“敵”でもあるからね」とニヤリ。しっかりと対抗心を燃やし、メジャー4年目に向けて万全の備えで臨む。 (鶴田真也)

 

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