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【プロ野球】

巨人高橋 2012年のテーマは「甦」 レギュラー奪回へ輝き取り戻す

2012年1月13日 紙面から

沖縄で自主トレを行う高橋=沖縄セルラースタジアム那覇で

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 巨人の高橋由伸外野手(36)が12日、那覇市で行っている自主トレを公開した。今オフ、大減俸を飲んで単年契約を結んだ天才打者は背水の覚悟で臨む15年目のテーマを「甦」に設定。完全復活に懸ける思いを激白した。

 「キャンプへの準備の段階だけど、思いのほか走れているし、動けている」

 この日は若手の隠善、中井とともにポール間走、ランニング、筋トレなど多彩なメニューを消化。持病の腰痛の経過も順調で、昨年の同時期と比べると1・5倍の練習量をこなすなど、精力的に調整を進めている。ただ、外野のレギュラーを巡る争いは楽観視できない状況だ。現時点で定位置を約束されているのは長野だけ。実績のある高橋も新加入が決定的なボウワーや亀井、大田らと残り2つの外野の椅子を争う。それでも競争を勝ち抜き、不動の右翼手に返り咲くためのイメージがある。プロ2年目には松井とタイトル争いを演じるなど、01年まで監督を務めた長嶋政権時代の自分の姿がそれだ。

 「納得できていたのは(プロに)入って4、5年目ぐらいまで。その後は1年しっかり(やった)というシーズンがなかった」

 1998年の入団以来すぐに主力に定着。3、4年目には2年連続で全試合に出場したが、その後は故障続き…。本来の力が発揮できていない歯がゆさは自身が一番よく分かっている。

 「1年間終わったところにゴールを設定している。満足できるようにやりたい」

 プロ15年目。高橋がかつての輝きを取り戻すため、遮二無二、体をいじめ抜く。 (臼杵秀之)

 

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