01/12 19:03 更新
東日本大震災から11日で、10カ月が経ちました。津波で大きな被害を受けた宮城県の航空自衛隊松島基地に所属する「ブルーインパルス」。第2の古里・福岡で、訓練を再開です。「ブルーインパルス」は去年3月の震災前、ほとんどの機体が九州新幹線の開業式典のため芦屋基地に来ていて難を逃れました。それ以降、芦屋を仮の拠点に訓練を続けています。年が明けた9日、松島基地からパイロットや整備士が芦屋に入り、山口県沖や築城基地の上空で訓練しています。復旧が進む松島基地ですが、津波で浸水した電源が復旧していないため、部隊が戻れるめどは立っていません。ブルーインパルス飛行隊長の渡部琢也隊長は「九州のほうで訓練を受け入れていただいている状況で、与えられた機会を一生懸命頑張るしかない」と話していました。アクロバット飛行の技術を保つためには継続的な訓練が必要で、芦屋が当面第2の拠点となります。