01/13 00:36 更新
原子力発電所の改修工事に、北九州市の建設会社が従業員を違法に派遣していたとして、警察は12日、36歳の社長の女ら3人を職業安定法違反の疑いで逮捕しました。逮捕されたのは北九州市の建設会社、総進工業の社長、池上加奈枝容疑者(36)と、福井県の会社員、一瀬秀夫容疑者(58)らあわせて3人です。警察によりますと、池上容疑者らは関西電力の原子力発電所大飯発電所の改修工事で、おととし3月からおよそ130日間にわたり、違法に男性従業員を派遣し工事に従事させた疑いがもたれています。警察の調べに対し、3人は「間違いない」と容疑を認めているということです。総進工業は、指定暴力団工藤会の関係企業として、去年2月に福岡県に通報されていました。警察は、総進工業から工藤会への資金の流れについても調べを進めています。