NHK佐賀県のニュース　佐賀放送局

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九電　社長と副社長交代決める

九州電力は１２日、臨時の取締役会を開き、佐賀県の玄海原子力発電所の運転再開をめぐるメール問題の責任を取って、眞部利應社長と、松尾新吾会長が辞任し、後任にいずれも副社長が昇格することを決めました。
九州電力は玄海原発の運転再開に向けて去年６月に開かれた説明会で社員などが一般の人を装って、運転再開に賛成するメールを投稿した問題が発覚し、この問題の責任をとって、眞部社長と松尾会長が辞任する方針を固めました。
これを受けて九州電力は１２日午後臨時の取締役会を開き、後任となる新しい社長と会長を決定しました。
具体的には、眞部社長はことし３月末に社長を辞任して代表権の無い取締役に退き、後任に４月１日付けで瓜生道明副社長が就任することになりました。
新しい社長になる瓜生副社長は、福岡県出身の６２歳、大阪大学大学院を卒業後、九州電力に入り、環境部長や経営企画部長などを経て現在、火力発電本部長を兼任しています。
また松尾会長もことし３月末に、会長を辞任して相談役に退き、後任には貫正義副社長が、就任することになりました。
ただ松尾会長は九州経済連合会の会長は当面、続けることにしています。
今回のトップの交代について眞部社長は、きょうの記者会見で「メール問題などの１つの区切りであり、会社の信頼回復に向けた出発点と考えている」と述べて失墜した信頼回復のための人事だと強調しました。

01月13日　09時46分

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