書類を丸写ししたり、表紙を変えただけの検査書を作っていました。
問題となっているのは、原発に関する国の唯一の法定検査機関である原子力安全基盤機構です。12日に渡された第三者委員会の報告書によりますと、2003年の設立当初から、電力会社などが作った書類を丸写しし、表紙を変えただけの検査書を作ったり、実際には行われなかった検査に合格を出したりしたずさんな内容が指摘されています。この機構は、2002年に起きた東京電力のトラブル隠しを原子力安全・保安院が見抜けなかった教訓から、保安院の外郭団体にあたる独立行政法人として設立されています。