サッカーW杯:韓国と日本、アジア最終予選で同組も

日本が最終予選のトップシード放棄

 韓国は2014年サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会のアジア最終予選でトップシードを獲得することができるだろうか。

 今年6月に始まる最終予選では、10チームが2組に分かれ、ホーム・アンド・アウェーで総当たりのリーグ戦を行い、各組の1、2位が本大会行きの切符を手にする。アジア・サッカー連盟(AFC)は当初、3月に行われる組抽選の直前の国際サッカー連盟(FIFA)ランキングに基づいてシードを割り当てる方針だった。シード順が上位の2チームが、抽選によってA組とB組に分かれるという形だ。

 これにより、AFC加盟国のうちFIFAランキング1、2位の日本(19位)とオーストラリア(23位)がトップシードを獲得することが確実視されていた。

 ところが、これが変わってくる可能性が出てきた。昨年のアジア・カップで優勝した日本が、来年6月にブラジルで行われるコンフェデレーションズカップに参加するため、1番シードではなく5番シードの方を選んだのだ。最終予選では一つの組に5チームが入るため、試合のある日に1チームが必ず休みになるが、コンフェデ杯に参加するためには5番シードのチームの日程が最も都合が良いことから、やむを得ず5番シードを選ぶことにしたわけだ。このため、日本が放棄した1番シードがどの国になるのかに関心が集まっている。

 韓国が3次予選を突破し、日本が放棄した1番シードに入るとすれば、同じトップシードのオーストラリアとは同じ組にならないため、最終予選で韓国と日本は同じ組になる。これは、AFCが「アジア1、2位の日本とオーストラリアは同じ組にしない」という原則を打ち出しているからだ。AFCはFIFAランキングに基づき、1、2番シードに該当する2チームを対象に、または日本とオーストラリアを除いた最終予選参加チーム全てを対象に抽選を行い、第1シードを決めることも検討しているという。

チャン・ミンソク記者
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