NHK福岡のニュース　福岡放送局

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原発作業員を不正派遣で逮捕

福井県内の原子力発電所の改修工事に作業員を不正に派遣していたとして、建設関連会社の福井県の事業所長だった男や、北九州市にあった建設会社の社長らが職業安定法違反の疑いで逮捕されました。逮捕されたのは、東京に本社がある「太平電業」の社員で、福井県おおい町にある事業所の所長だった一瀬秀夫容疑者（５８）と、福井県高浜町の「高田機工」の社長、富田好容疑者（５９）、それに、北九州市若松区にあった建設会社「総進工業」の社長、池上加奈枝容疑者（３６）の３人です。
警察によりますと、３人は共謀して、福井県にある関西電力大飯発電所の改修工事をめぐり、おととし９月までのおよそ１３０日間にわたって、工事の下請けの太平電業に不正に作業員の男性を派遣した職業安定法違反の疑いがもたれています。警察によりますと、３人はそれぞれの会社の間で工事を請け負ったように装って契約をしましたが、実際には作業員を派遣していただけだったということです。警察の調べに対し、３人はいずれも「間違いない」と容疑を認めている　ということです。
これまでの調べで、池上容疑者の会社の経営には指定暴力団・工藤会系の暴力団幹部が関与していたとみられ、警察は違法な収益が暴力団の資金源になっていた疑いがあるとみて調べています。

01月13日　12時34分

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