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あの人の事情聴取も視野に!警視庁2ちゃんねる撲滅作戦

週刊朝日 2012年01月20日号配信掲載) 2012年1月13日(金)配信

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 ITジャーナリストの井上トシユキ氏はこう語る。

「登記されている場所にオフィスは存在しており、代表者もいる。従業員も働いてはいるようですが、どのような方法で2ちゃんねるを運営しているのか、そもそも運営自体を行っているかは判然としないのです」

 だからこそ、警視庁は西村氏への捜査協力も仰ぎたい意向のようだ。もちろん、「特命チーム」は今年も捜査を継続していくという。

「違法な書き込みを放置していたと思われる数名の削除管理人、場合によっては、ボランティアの一般削除人の身柄の確保まで視野に入れて捜査する予定だ」(前出の捜査関係者)

 捜査は「会社」から「一般人」へと軸足を移していくことになりそうだ。

「実は、2ちゃんねるの削除人がどういうルールで違法情報を削除しているのかは、誰も検証できない。削除人という立場を利用して、犯罪を幇助、助長する可能性もゼロではない。当局は、それを問題視しているのかもしれない。ただ個人的には、2ちゃんねるを潰すよりも、情報が集積される“場”として残しておいて、それを監視することで、犯罪者を摘発していくほうが合理的だと思いますが」(井上氏)

「ハイテク刑事」vs.「2ちゃんねらー」、勝つのはどっち? (本誌・作田裕史)

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