あの人の事情聴取も視野に!警視庁2ちゃんねる撲滅作戦
(週刊朝日 2012年01月20日号配信掲載) 2012年1月13日(金)配信
本誌2011年12月16日号で詳報した警視庁による「2ちゃんねる撲滅作戦」に動きがありそうだ。
東京都の各警察署から招集された、約20人のサイバー犯罪対策課の“精鋭”たちは、いまだに都内某所で「特命チーム」として活動中だ。昨年11月下旬、北海道や東京の「2ちゃんねる」サーバー管理会社への家宅捜索で押収した、大量の証拠品を精査しているという。
「警視総監からの特命事件なので“ガサ入れ”で終わり、などということはあり得ない。実態解明には時間がかかるが、必要なら関係者を呼んで聴取することもある」(捜査関係者)
先の家宅捜索の容疑は、違法薬物を売買できる書き込みを放置したという麻薬特例法違反。ただ、当局の目的はあくまで「犯罪の温床となっている2ちゃんねるの実態を解明すること」であり、身柄を押さえることではない。しかし、サーバーなどを解析した結果、特定の人物への聴取が必要とみれば、任意での事情聴取もあり得るという。
「2ちゃんねるの創始者である西村博之氏も可能性はあるだろう。彼は某所轄の刑事課長だった幹部にだけは心を開いている。その幹部には、過去の捜査でも協力的だったので、期待している部分もある」(同)
2ちゃんねるは、09年に西村氏が運営主体を「PACKET MONSTERINC.」というシンガポールの企業に譲渡している。だが、この企業も実態が怪しいのだ。
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