2012-01-13 09:39:39 テーマ:---

この内閣改造はほどほどにいい

一川防衛大臣と山岡消費者担当大臣が野田内閣の癌であったが、この二人に止まらないで蓮ほう行政刷新担当大臣、平岡法務大臣、高木文部科学大臣、小宮山厚生労働大臣をも代えるようであれば、野田総理が相当本気だということが伝わってくる。

いずれにしても相当規模の内閣改造になることはいいことである。
特に岡田克也氏が副総理兼社会保障・税一体改革担当大臣として入閣することになった、と報じられているのがいい。
これで、輿石現幹事長が何を言おうが、内閣の運営は野田・岡田ラインで動くことになる。

野田総理の参謀の正体がまだ見えないが、野田総理がここまで岡田氏の副総理就任に拘るということは、実質上の参謀が岡田氏だということだ。
岡田氏は偏屈者とまで言われるような、相当の堅物のようだ。
仲間はいなくとも、存在感はある。

岡田氏は、菅内閣当時に民主党の幹事長として3党幹事長合意を取りまとめ、かつ、菅総理の首に鈴をつけるのが自分の役割だと見栄を切ったくらいだから、菅総理退陣後の政治にまったく責任を負わないでいいはずがない。
この位の重量感がある人でなければ、なかなかこの急場を凌ぐことは出来ない。

いいことである。
これで一応通常国会の幕を開けることは出来る。

蓮ほう大臣は、何の役にも立たなかった。
単なるパフォーマンスだけでは社会保障・税の一体改革や行政の刷新という大事業に取り組むことは出来ない。
通産省の官僚の経験があり、もともとは自民党に所属していたという経歴などを考えれば、一体改革や行政刷新に取り組むだけの経綸はあるはずだ。

平岡法務大臣は真面目な政治家だが、法務大臣としては相応しくなかった。
民主党の中ではそれなりの見識を持っている国会議員であることは認めるが、法務司法行政のトップに持ってくるのは明らかにミスキャストだった。
この際、平岡法務大臣にも退任してもらうのがいい。

民主党の中から法務大臣を選ぶなら、細川律夫氏だろう。
法務委員会で民主党の筆頭理事を務めおり、私が自民党の法務委員会の理事として内閣提出の法案について修正協議をする場合の相方になっていたのが細川氏だった。
地味だと言われているが、壷を外していない。
それなりの見識を持っている国会議員である。
細川氏が法務大臣になるのであれば、少しは司法法務行政も進展するような気がする。

この内閣改造は、ほどほどにいい。

これで文部科学、厚生労働の担当大臣を更迭すれば、公務員制度の改革や税と社会保障の一体改革に野田総理が本気で取り組むという姿勢を示すことが出来る。
ついでに、国民新党から下地氏を入閣させて沖縄担当大臣にすればいい。

このくらいやれば、国民はあっと驚く。


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1 ■参謀の正体?

それはカツとタンゴやないの

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