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日朝接触は非公式 韓国に説明

1月13日 0時20分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

拉致問題を担当していた民主党の中井元国家公安委員長が、中国で北朝鮮の高官と会談したと報じられたことについて、日本政府の高官は12日、韓国側との協議で、会談があったことを認めたうえで「政府レベルではない非公式の接触だ」と説明しました。

これは、外務省の杉山アジア大洋州局長が、北朝鮮の核問題を担当する韓国外交通商省のイム・ソンナム朝鮮半島平和交渉本部長と、12日にソウルで会談した際に述べたものです。韓国政府の当局者によりますと、この席で杉山局長は、中井元国家公安委員長が今月9日、中国で、日本との国交正常化交渉を担当してきた北朝鮮の高官と会談したと報じられたことについて、会談があったことを認めたうえで、「政府レベルではない非公式の接触だ」と説明したということです。また、杉山局長は「今後、日朝間で交渉が行われることになれば、公式な立場は、私を通じて北朝鮮に伝えることになる」と述べて、理解を求めたということです。韓国政府内には、南北会談が再開する見通しが立たないなかで日朝間の接触が先行することに懸念があるとみられ、今回の報道のあと、外交ルートを通じて日本側に事実関係の確認を求めていました。