マッサージ効果を普段のお手入れに
下から上へ、持ち上げるように
まず、普段のお手入れの中での手の動かし方は、
下から上、内から外が基本です。
毎日のスキンケアの時のみならず、ファンデーションを塗るときも意識的に行なってください。ファンデーションの塗り方ひとつでも、顔が持ち上がる感じがします。
マッサージを行うときの重要ポイントは、ズバリ!
力加減。
肌を引っぱらないように気をつけましょう。鏡を見て、自分の指でシワを作っていたら力が入っているサインです。「私は力は入ってない」と思っている人ほど結構ぐいぐい動かしています。
いわゆる「マッサージクリーム」というのは、この
力をかけさせない、
摩擦を起こさせないためにあります。
基礎化粧品の大半はなじみのよさ、というのが大事なポイントだと思うのですが、マッサージをする
という観点からは、ひとつ注意をしておいてください。
肌になじみきったあとにいつまでもゴシゴシしていたのでは逆効果なことがあります。なじみのよいクリームにオイルを混ぜてマッサージの時間をとるという方法もあります。
また、特別マッサージする時間をとれない、というならば、クレンジングを意識してみてください。
オイル、ジェル、クリーム状のクレンジングを使っているなら、そのときの指の動かし方を意識するだけで違います。
■肌がイキイキするマッサージ方法
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| マッサージは、内から外、下から上を心がければOK |
額の中心部を下から上、さらに髪の生えぎわに沿ってこめかみまで指をすべらせるように。
鼻の両側を上から下に。小鼻はこまかく上下に動かすように。
口の周囲は、下から上に向かってくちびるを包むように。口角を少し上げるように意識しながら。
頬は、小さく円を描きながら、中心から外へ。あごから耳の下、口角から耳の中央、小鼻からこめかみに向かって、らせんを描くように。
目の周りは、目頭の上を軽く押してから、上まぶた→目尻→目の下→鼻のつけ根と、やさしく指を動かして。
毎日の顔ストレッチで
表情筋を鍛える!
表情筋を鍛えれば、肌の代謝も高まり、ハリやツヤを導くと同時にたるみの予防になります。いつでもどこでも、テレビを見ながらでもできる肌のストレッチは、毎日続けることがポイントです。
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頬筋(きょうきん)を鍛えてたるませない
頬の下のほう、唇の端から耳にかけての大きな筋肉です。ここが衰えると頬に肉がつきやすくなります。
1.口を尖らせた状態で頬をめいっぱいすぼませ、5秒キープ。
2.ゆっくりと頬に空気をためていき、思いっきり膨らませたところで、再び5秒キープ。ゆっくりともとの顔に戻す。
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口輪筋を鍛えてたるませない
口呼吸が多い人は要チェック。しまりのある口元を作ります。
1.口を縦に大きく開き、くちびるを前に突き出し、5秒キープ。
2.そのままくちびるを正面から見えなくなるまで、口の中に巻き込んでいき、5秒キープ。ゆっくりともとの顔に戻す。
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上唇挙筋を鍛えてたるませない
笑ったときに唇を「にっ」とあげて素敵な笑顔を作る筋肉です。
1.くちびるを軽く閉じ、くちびるを吸い込むように、口の中へ巻き込む。
2.その状態で下くちびるだけをアメ玉が入るくらい開き、5秒キープ。
3.開いていた下くちびるを静かに閉じ、ゆっくりともとの顔に戻す。
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オトガイ筋・オトガイ横筋を鍛えてたるませない
下を向くのが怖くなるあの「二重あご」を防ぎましょう。
1.顔をゆっくりと上に上げ、天井と水平になるところで止める。
2.下くちびるを天井に向かって突き出して、さらに上くちびるも突き出したところで、5秒キープ。ゆっくりともとの顔に戻す。
年齢とともにあらわれる肌の三大悩み、しみ・しわ・たるみ。
なかでもたるみの対策は、毎日のお手入れでの力加減や手の動かし方を気にするとか、表情を意識する、とかそんな“ちょっとしたこと”でできるものです。
同時に、そんな意識が内面の美しさにもつながるのだと思います。
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