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2012年1月12日3時16分

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脱走の中国人受刑者を特別手配 広島、通報まで1時間

写真:李国林受刑者李国林受刑者

図:脱走経路拡大脱走経路

 広島市中区の広島刑務所で、殺人未遂などの罪で服役中の中国人李国林受刑者(40)が行方不明になった事件で、広島県警は11日、脱走と断定して顔写真を公開し、逃走容疑で指名手配した。警察庁は社会への危険性が高いとして特別手配に指定し、全国の警察が重点的に行方を追っている。

 刑務所や県警によると、李受刑者はグラウンドでの運動中に逃走。監視カメラには点呼前の11日午前10時半ごろ、グラウンドの隅にある用具小屋の屋根に上り、壁(高さ約2.6メートル)を乗り越える李受刑者が映っていた。所内にはカメラ98台が設置されているが、監視する職員は1人だけで、見落としたという。

 李受刑者はその後、雨どいなどをつたって事務所の屋上に上り、敷地内を移動。工事のために設置された仮塀(高さ約3メートル)を越え、さらに工事中の塀も足場などを利用して乗り越えたとみられる。塀には本来なら接触するとブザーが鳴る防犯線があるが、工事のために取り外されていたという。

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