受刑者脱走、１６０人規模で追跡　広島県警

　広島市の広島刑務所から受刑者が脱走した事件で、広島県警は１２日、逃走容疑で警察庁が特別手配した中国籍の李国林容疑者（４０）の捜索を続けた。１６０人規模の専従捜査態勢で追跡している。

　刑務所周辺を集中的に捜査。民家の軒下などに潜伏していないか聞き込みを続けている。捜査関係者によると、警察犬の捜査で近くの吉島公園ににおいが残っていたが、その後の足取りは分かっていない。

　また、早朝から捜査員を駅などに配置。顔写真も公開しており、似た人物などの目撃情報が寄せられているが、有力な手掛かりはないという。

　李容疑者は身長１７３センチ、体重６６キロ。丸刈り頭。