ホーム |  長田センターとは |  お知らせ |  掲示板 |  予定表 |  Q & A |  お問合せ | 
サイト内検索
メインメニュー
ログイン
ユーザー名:

パスワード:


パスワード紛失

新規登録
オンライン状況
4 人のユーザが現在オンラインです。 (2 人のユーザが 長田センターブログ を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 4

もっと...
アクセスカウンター
2012/01/12:105/403
2012/01/11:130/604

2011/12/13より1350/20364

長田センターブログ - 庄司宜充さん被災地活動報告217

庄司宜充さん被災地活動報告217

カテゴリ : 
東日本大地震関係 » センター派遣現地活動報告(庄司宜充)
執筆 : 
h.yamamoto 2011-12-9 1:59

 

急 援 隊・神 戸 
〜見た聞いた録〜
 
2011年  12  1日 No. 217
 
◇教会・付属施設情報
 30日に仙台市内でキリスト教系ボランティア団体が集まって「放射線対策」「福島」に対するボランティアの関わりについて意見交換する場が12時半から聖公会の「いっしょに歩こうプロジェクト」会議室にて行われ、16名が参加しました。その中の報告で郡山の聖公会のセントポール幼稚園や福島市のみその幼稚園で除染活動を行い、現在も朝と夕方に高圧洗浄機で建物を「除染」していると報告があった。東北教区被災者支援センター・エマオからは兵庫教区長田センター協力派遣として僕が出席してきました。耳が痛いコメントとして、セントポール幼稚園はすぐ目の前に薫小学校(一番最初に校庭の表土を剥いだ小学校で、処分先がなくずっと校庭にブルーシートをかけて放置されていたが、後日校庭に埋設された)があり、空間線量も高いところです。毎日朝夕2回高圧洗浄機で「除染」することは子どもたちを預かる施設としては当然かもしれないが、それはあくまでも自分達の敷地だけ線量を低くすればいいという行為であって、押し出された放射性物質が隣近所や側溝や下水に流れていけばいいのかキリスト者の集まりだからいえるが、それが本当にいいのか疑問を持っていること、若いボランティアを福島県内に派遣するのは間違いということを伝えさせてもらいました。またルーテルや日本国際飢餓対策、改革派は相馬・南相馬市を支えていくための下準備を始めているとのことでした。さらに福島市保守バプテスト教会から福島教会復興支援ネットワークの久場先生が来られて実情を語られ、除染は1回だけでは無理ということと、高圧洗浄は有効ではないこと、内部被ばくの問題、短期疎開プログラム、個人的避難支援、測定マップ作りを話してくれました。
 
◇避難者・所情報
 双葉町長の井戸川さんを応援します。このたび双葉町では除染モデル実証実験事業を当面行わない方針を出しました。理由は現状では除染そのものに信頼性がないとして、除染技術が確立されていないこと、インフラ整備が行われていないこと、汚染土、瓦礫など仮置き場が設置されていないことをあげ、そんな中でのモデル事業受け入れに疑問があるというもの。除染事業導入に関しては慎重に進めていきたいとし、除染方法が確立された後に町の復興計画を策定する予定を明らかにした。首長が除染に対して疑問を持ち、経過を見ると答えたのは初めてではありますが、普通に考えれば井戸川さんの考え方が「普通」だと思います。
 
◇生活情報
 仙台だけの問題ではないのですが、震災後家屋の解体をしていて、やっぱり問題になるのがアスベストの問題です。仙台駅近くのホテルサンルート仙台が解体工事を13日から28日まで行っていましたが、アスベスト対策をしていなかったことから、WHOが定めた基準値の13〜36倍が大気中で検出されたというものです。この間どれだけ多くの人が解体工事の前を通行していたか分かりませんし、周辺のお店にも影響が出るかもしれません。アスベストの影響はだいぶ経ってから出てくるのですから、解体工事の際には細心の注意を払うべきです。粉塵飛散防止のために水をかけながら解体をするのですが、このホテル解体は見ていませんから分かりませんが、国道6号線沿いや南相馬で車を走らせているときには放水せずに解体しているところもありました。
 僕達にできることは、インフルエンザも含めて極力外気を直接入れないようにマスクの常着することになります。
 
◇地域情報
 今の福島県知事は被害者顔してあれこれ発言していますが、やっぱり「加害者」だと思います。福島県民を県外に避難させることをせずに留まらせ、早々に県産米の安全宣言を出してから3地区で暫定基準値を超えた数値の放射性セシウムが検出されても安全宣言を撤回せずにいる。たしかに流通しているのは限界値とされている5〜10ベクレル以下の「不検出」の米に限定して流通させているので、販売されているものは安全だとしています。確かに安全なのでしょうが、安全宣言を出したのが早すぎたことと、国や県が買い取ることに関してまだ結論が出ていない不安を与え続けていることへの責任については言及していません。被害者顔していろんな所で発言している佐藤福島県知事が復興計画の中に全原発廃炉(県内10炉)を国と東電に求める内容を盛り込んで原発との決別を示すことになります。もともとこの知事が推進したのではないですか!その佐藤知事から「県民を守り、若者や子どもが安心して暮らせる県にするためにも県内の全原発を廃炉を目指す」と述べるとは、辞職して反原発を訴える知事に交代するべきです。
 石巻市のがれきを軽減することも含めて石巻港に護岸整備のために埋立てる形で処分をしようと計画している。がれきが海面処分されるなんて聞いたことないのですが、10.3ヘクタールの海面を締め切って、約100立方メートルの災害廃棄物を埋立てることが決まった。埋立てるものは石巻港に2次置き場で再資源化され、安全が確認されたコンクリートや土砂、津波堆積物で、埋立後は埠頭用地として利用する計画となっていて、2012年度末までに作業を完了させる。
 
◇雑記多感
 本日は郡山市で行われる「東日本大震災支援全国ネットワーク」に参加してきます。

トラックバック

トラックバックpingアドレス http://www.nagata-center.net/modules/d3blog/tb.php/261
長田センターへのお問合せ
被災者生活支援長田センター