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ハイチ大地震2年 復興進まず

1月12日 15時55分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

20万人以上が死亡したカリブ海のハイチの大地震から、12日でちょうど2年を迎えます。現地では、今も50万人余りの市民がテントなどでの生活を余儀なくされており、首都ポルトープランスでは迅速な復興を求める大規模なデモが行われました。

ハイチの大地震では、首都ポルトープランスを中心に壊滅的な被害が出て、20万人以上が死亡しました。大地震の発生から12日で2年となりますが、現地では仮設住宅の建設が進まず、今も50万人余りがテントや粗末な小屋での生活を余儀なくされています。また、日本の自衛隊が今もがれきの撤去など現地での活動を続けていますが、地震で出たがれきの半分が処理されないままです。ポルトープランスの中心部では11日、一向に復興が進まないことに不満を持つ4000人余りの市民が参加して、大規模なデモが行われました。参加した人たちは、ハイチ政府や国連など国際機関に対して「復興のペースを早めろ」などと声を上げていました。国連によりますと、ハイチでは、仮設住宅の建設やインフラ整備などのために、ことし1年間だけでおよそ2億3000万ドル(日本円にして176億円余り)が必要になるということで、国連は各国にさらなる支援を求めています。