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【サッカー】なでしこにバルサがお墨付き!! 佐々木監督、沢が“世界一”の会見2012年1月12日 紙面から
国際サッカー連盟の世界年間女子最優秀選手に選出されたなでしこジャパン主将のMF沢穂希=INAC神戸=、女子最優秀監督に選ばれた佐々木則夫監督が11日、スイス・チューリヒ発成田着の航空機で帰国し、東京・本郷のJFAハウスで記者会見した。連動性やパスワークで世界の頂点に立ったチームについて、佐々木監督はバルセロナのグアルディオラ監督から「バルサ以上だ」と最大級のお墨付きを得たことを明かし、「オリンピックで完結したチームにしていく」と集大成の金メダル獲得をあらためて宣言した。 胸が熱くなり、全身が高揚感に包まれた。人生の晴れ舞台で、世界の名将から直接贈られた夢のような賛辞。佐々木監督の視線の先には、あのジョゼップ・グアルディオラがいた。最強のドリームチームを構築した男子最優秀監督からの評価は、脳裏に深く刻まれた。 「メディアに『バルサに似た女子チーム』と評価してもらったんだけども、(グアルディオラ監督から見て)どうだったかと聞いたら『われわれ以上だ』と。すごく持ち上げてもらいました」 体格、パワーで劣る日本の生命線はパスワークにほかならない。ボディーコンタクトさえ許さないバルセロナのサッカーが生きた教材だが、その“本家”から与えられたお墨付きだ。たとえリップサービスだとしても、うれしくないはずがない。FIFA会長賞を受賞したマンチェスター・ユナイテッドのファーガソン監督も、なでしこジャパンの試合を見て評価してくれたという。ダジャレを好む陽気な指揮官は、真剣な表情で少しだけ胸を張った。 ただ、歓喜もほんの一瞬。世界最高の女子監督という評価の上にあぐらをかくつもりはない。 「順風満帆に指導者としてきたわけではない。サッカーを辞めようかというのもあった。世界大会に挑むにいたって大変だったこと、選手、日本を含め、(受賞の)瞬間、そんなことがこみ上げてくるとは思わなかった。それから、これを節目に五輪へ準備していきたいという思いになった」 ロンドンへと通じるなでしこロード。佐々木監督が紡ぐ夢物語は、まだ終わらない。 (松岡祐司) PR情報
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