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【大リーグ】

オ軍・ショウォルター監督インタビュー 「和田は投手力向上のカギ」

2012年1月12日 紙面から

 【ボルティモア大城和美】和田毅投手(30)=元ソフトバンク=の入団が決まったオリオールズのバック・ショウォルター監督(55)がこのほど、本紙の単独インタビューに応じ、和田に対する期待などを語った。今季のチーム課題は「投手力向上」−。指揮官はその鍵を握る選手として和田を指名した。

 −和田のどこを気に入ったのか。

 「左腕でコントロールがいいこと、チェンジアップがあり、緩急も使える…。それに彼は頭のいい選手だから、メジャーへの順応性も早いと思う。和田は奪三振以外の数字はダルビッシュに劣らない」

 −和田は先発ローテーション入り決定か。

 「それについては今、肯定も否定もできない。彼がローテに入ることを期待しているとしか言えない」

 −オリオールズは昨季トレードで放出した上原浩治投手を取り戻したい意向だとか。

 「彼のようないい投手はどの球団でも欲しい。オリオールズでコウジ(上原)はいい仕事をしてくれたが、残念ながら今、彼はレンジャーズの選手」

 −監督はレンジャーズ時代から、大塚、上原、そして和田と日本人投手と“付き合い”があるが、メジャーで生き残るために、彼らに必要なことは。

 「大切なのは自分を信じること。(そういう意味では)大塚はいいリリーフだった」

 −和田に準備しておいてほしいことは。

 「中5日から中4日の登板に変わることは大きな変化。その辺の準備は不可欠だろう。メジャーの選手に必要以上の脅威を抱かないことも大事な要素だ。ただ、彼は緩急を使った投球ができるし、自分に有利なカウントに持っていけば、常に打者を打ち取れるだけのものを持っている。そんなに心配はしていない」

 −ところで、今季のア・リーグ東地区はどんな戦いになると思うか。

 「競争はより激しくなるが、私たちは自分たちがやるべきことをやるだけ。トロント(ブルージェイズ)は国内外からの補強に力を入れているが、地区がどんなふうに形成されるかは、シーズンが始まってみないと分からない。私たちは他人のことを心配するのではなく、自分たちの“庭”をまず手入れしなければいけない」

 −チームの新シーズンの目標は。

 「もっと強いチームになること。投手力を付けること。攻撃面はまずまずだが、投手力は(リーグ)最下位クラス。投手力アップが私たちのシーズンを通しての目標で、そのためにも和田の力は不可欠なんだ」

 

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