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台湾籍留学生2人殺害事件 指名手配の男、名古屋市で任意同行中にナイフで自殺

フジテレビ系(FNN) 1月10日(火)7時2分配信

東京・台東区で台湾籍の留学生の女性2人が殺害された事件で、指名手配されていた同じ日本語学校に通う男が、警視庁の任意同行中に愛知・名古屋市内で自殺を図り死亡した。
この事件は、台東区小島のマンションで1月5日、台湾籍の留学生・林●▲(●はくさかんむりの下に止、▲はさんずいに瑩)さん(22)と、朱立◆(◆は女へんに捷のつくり)さん(24)が刃物で刺され殺害されたもので、警視庁は同じ日本語学校に通う張志揚容疑者(30)を指名手配し行方を追っていた。
張容疑者が、アイドルグループ「SKE48」のファンという情報から、名古屋市内でこのグループが公演しているビルで、警視庁の捜査員が張り込みをしていたところ、9日、張容疑者を発見し、愛知県警中警察署に任意同行を求めた。
捜査員が張容疑者を車両に乗せ、警察署に車を止めようとしたところ、張容疑者は隠し持っていたナイフで首を刺し自殺を図ったという。
警視庁は「容疑者が自殺をしたことは大変遺憾。事実関係を詳細に調査していきたいと思います」とコメントしていて、任意同行の方法に問題がなかったか調べている。
9日夜、張容疑者の父親は「たった今、息子の死を知りました」と話した。
張容疑者は、任意同行中の車の中で「林さん、朱さんに申し訳ないことをした」、「果物ナイフでやった」などと話していたということで、警視庁は裏づけ捜査を行い、被疑者死亡のまま書類送検する方針。

最終更新:1月10日(火)7時2分

Fuji News Network