呉市の安芸灘大橋で１６日に始まる広島県の通行料金引き下げの社会実験を前に、引き下げ対象となる１００枚組回数券の販売が１１日、安芸灘とびしま海道沿線各町の市民センターなどで始まった。

　取り扱っているのは下蒲刈、蒲刈、豊浜、豊、川尻各町にある５センターと安芸灘大橋有料道路管理事務所、県道路公社（広島市中区）。１００枚組回数券を使った場合、１回当たりの通行料金は普通車７００円が３００円、軽自動車５５０円が２４０円になる。

　下蒲刈市民センターでは開庁直後から、住民が相次いで購入に訪れた。複数冊買っていく人もおり、この日は計１２７冊が売れた。

　社会実験は来年３月末まで実施する。交通量や回数券利用率の変動を調べ、料金の在り方を検討する。

【写真説明】下蒲刈市民センターで値下げになった安芸灘大橋の１００枚組回数券を購入する住民（左）