【福岡】今年も「大珠」の輝き、相島で真珠の浜揚げ

01/11 18:35 更新

福岡県新宮町の相島で10日朝、真珠が浜揚げされました。養殖事業を始めて5年目。「大珠(おおだま)」が、今年も永遠の輝きです。「藻にからんだアコヤガイが大量にとれています。1つの大きさはとても大きいですね」。10日から始まった浜揚げ作業。今年はおよそ13万個のアコヤガイが育てられました。真珠は大粒で丸く、つやが良いのが高級とされます。とりわけ、直径8ミリ以上のものは「大珠真珠」と呼ばれ、相島産の真珠はほとんど、これにあたります。相島は潮の流れが速く、プランクトンが豊富で貝の病気がありません。このため、およそ4年という長期間の養殖が可能で、高品質な真珠が取れるということです。ミキモト博多真珠養殖の永井清仁さんは「(今年は)期待以上にいいものがとれてきている。緻密な(真珠)層が出ていて、まろやかな輝き(がある)」と話していました。2年後には20万個と生産を拡大し、安定した供給を目指します。