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財務相 除染迅速化に支援表明

1月11日 17時51分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

安住財務大臣は、東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う放射性物質の除染作業などを視察するため、福島県広野町を訪れ、住民の帰還のため、できるだけ迅速に除染を行う必要があるとして、予算措置などの支援策を講じる考えを示しました。

安住財務大臣は、就任後初めて福島県を訪れ、原発の事故以来、大多数の住民が町の外に避難している広野町で、放射性物質を取り除くための除染作業の様子を視察しました。そして、安住大臣は、広野町の山田基星町長と会談し、山田町長が、ことし4月にも住民の帰還を呼びかけたいとして、国として迅速に除染を進めることや、財政面での支援を求めたのに対し、安住大臣は、できるかぎりの支援を行いたいという考えを示しました。会談のあと安住大臣は、記者団に対し、「広野町で住民の皆さんが帰ってこられる環境を作ることができれば大きな起爆剤になると思うので、除染作業のスピードアップを図る体制を作っていきたい。予算面だけでなく、人手の手配など、国が後押しできることがあれば行っていきたい」と述べ、予算措置などの支援策を講じる考えを示しました。