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【プロ野球】

原監督「東野は危険人物」 期待の裏返しのゲキ

2012年1月11日 紙面から

リラックスした表情で講義に臨む巨人の原監督=千葉県勝浦市の国際武道大で

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 巨人の原辰徳監督(53)が10日、東野を“危険人物”に指定した。客員教授を務める千葉県勝浦市の国際武道大で特別授業を行い、「昨年、成績の下がった投手は危険。注意して春のキャンプを見ないといけない」と昨季の開幕右腕が厳しい立場に置かれていることを公言した。

 統一球が導入された昨季は投高打低の傾向が顕著だった。指揮官が「思っていたよりも反響(影響)があった。これほどの差が出るとは思わなかった」と振り返ったように、前年よりも好成績を収める投手が急増。しかし、東野はその流れに逆行してしまった。

 2年前に自己最多の13勝をマークしたが、初の開幕投手を勝ち取った昨季は8勝止まり。一時的に抑えを任せるなどのショック療法も効果はなかった。今季は打者が統一球に対応してくることが予想され、投高打低からの揺り戻しは確実。原監督が危機感を持つのも当然だった。その東野も巻き返しに燃えている。年末には沖縄・石垣島で単身修行。心根から鍛え直す決意をみなぎらせている。とはいえ、巨人投手陣はオフの補強で厚みを増した。原監督の構想では内海、沢村、杉内、ホールトンが先発4本柱。東野はゴンザレス、西村らとともに残る最大2枠を争うことになる。

 もちろん、東野の攻撃的な投球スタイル“ファイト投法”の名付け親でもある原監督は奮起を待っている。「開幕投手まで務めた実績があるわけですから。死に物狂いでマウンドに上がると思います」。チームの屋台骨を支える柱が4本から5本に増えたとき、覇権奪回は揺るぎないものになる。(井上学)

 

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