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いわきで給食食材の線量測定 3調理場でスタート

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放射線量を計る食材をフードプロセッサーで細かく刻む係員=いわき市平南部給食共同調理場
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3学期から全市立小中学校の給食の食材について毎日、放射線量を測定する体制が整ったいわき市では、新学期の給食再開前日の10日、測定を担当する三つの給食共同調理場で本格的な食材の測定作業が始まった。
食材の放射線量測定を行うのは平南部、小名浜、常磐の各共同調理場。この3施設で、市内六つの共同調理場と一部の単独調理場とで調理する約3万1400食分の食材を抽出検査する。
このうち、平南部地区や川前地区などをカバーする平南部給食共同調理場では同日、民間の検査員3人が元浴室を改造した検査室で計15の食材を検査。係員は、検体をフードプロセッサーで加工しながら、簡易放射線測定器で線量を測定した。1検体の測定時間は約10分という。
同共同調理場では、平北部地区の中学校に出されるスクールランチ(容器に入り電子レンジで調理する給食)の食材の検査も担当し、すでに先週から、埼玉県内のスクールランチの製造元から送られた食材を検査している。このほか、小名浜共同調理場で同施設と田人共同調理場、川部小(単独給食)。常磐共同調理場で同施設と三和共同調理場の食材を測定する。
(2012年1月11日 福島民友トピックス)
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