2012年01月10日

道産子EV?

ヨミウリオンラインに「北海道で寒冷地用の電気自動車を開発中」という記事が出ていた。ヘッドライトをLEDとし、暖房用の電力をまかなうためLPGの発電機を搭載するという。結論から書くと「?」を100個くらい付けたい。税金のムダ遣いです。

新たにコンバートEVを作る予算があるなら、LEDヘッドライトが標準で付いているリーフに、LPGより入手しやすい灯油FFファンヒーターを取り付ければいい。ジムニーベースのコンバートEVよりずっと後続距離だって長いし、はるかに実用的である。

もしLPGのエンジンを搭載するならホンダのエネポ(乾燥重量約20kg)を水冷にし、暖房+発電が出来るようにするという手も。0,5LのLPGで2時間稼働する。最大0,8kW程度の発電能力を持つので、冬場に落ちる走行距離までカバー出来そう。

・エネポのWebへ

いずれにしろ「エンジンを積む」とか「液体燃料を使う」ことさえ決断すれば、簡単かつ安価に道総研が作った「道産子EV」より実用的な電気自動車は作れる。リーフベースで開発してくれれば、日産を動かすことも出来たのに、と思う。(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 09:00| Comment(3) | 電気自動車
この記事へのコメント
いいですねェ、気に入りました「北海道総合研究機構」、この時期にこれだけ洒落の分かる人達が大勢いるとは。個人の資産を投げ出して日本国民に笑いを提供するなんて、エライ!大学の落研まで参加ですか。賑やかだったでしょうね。
え、税金?
あ、なるほど開発参加道内企業4社は損益計上しての節税対策ですか。笑いを提供しての企業好感度upを図る。
え、違うの?
税金を投入しての開発?ありえません、ありえません。何を開発したのですか?LEDをヘッドライトに利用するアイデア?
液化天然ガスってハイブリットでしょ、内燃機関搭載すれば。断熱シート・・・・。今のお笑いって、もっとレベル高いですよ。これ初代プリウス発売時に発表すればもう少し笑いがとれたのに。
いやいや、おそらく10年後いや、20年後に実用化される素晴らしい先行開発が隠されているのです。いや〜「北海道総合研究機構」ブラボー!!
Posted by マイスターキートン at 2012年01月10日 10:32
LPGというものは、ボンベの中に液体で入っており大気熱で液体が蒸発しプロパンガスとなる事で安定的に燃焼する事が出来ます。ただし長時間連続してガスを使用(蒸発)させることにより、気化熱で熱が奪われ、ボンベが冷たくなります。仕舞いにはボンベ表面が凍結し大気熱での自然蒸発が出来なくなり、燃焼が不安定、またはガスが止まってしまいます。寒冷地での長時間使用の場合ガスボンベ、ガスタンクを灯油を燃料とした暖房機で温めてガスを安定的に発生させているようです。カセットコンロにはボンベを暖める伝熱プレートが付いています。ガスを安定的に発生させるためです。またLPGはランニングコストが高いですし…。結論は、寒冷地では灯油。でいいのではないでしょうか。
Posted by ズムズムプレマシー at 2012年01月10日 21:58
灯油ヒーター使ったら、「石油を一滴も使わない」ってCM出来なくなるでしょう?....っていうのは考えすぎかな?
いずれにしてもリーフは無理だと思います。
表通りのみ走る人ばかりではないですから。私は年に一度は自分の乗っていた(雪に埋まった)タクシーを押しますし、裏道を走らなければならない宅配便のトラックは全てではないけどチェーン付けてますし、吹雪の日は(送り迎えのマイクロバスが動けなくなるので)幼稚園は休園になるような土地ですので。
Posted by 英一釣 at 2012年01月11日 00:25
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