2012/1/11
「ソ連はKGBなしでは成立しない。「過去30年間必ず月一回,シベリア産ダイアモンドを積んで飛来,ロンドン空港の警戒厳重な特別エプロンに誘導されるアエロフロート機がある。積荷はただちにデ・ビアズ社に引き渡され,対価は即金で商業銀行の秘密口座に払い込まれる。KGBなどの重要な資金源だった。ところが,調印を予定された新連邦条約では,連邦は共和国に<金,ダイアモンドの権利>(第8条2項)を移譲せねばならない。これではKGBの資金源は枯渇する。その流れが変わろうとした直前,8月19日にクーデターはCIAによって仕掛けられあっけなく終わった」
欧州連合は、ヨーロッパをアメリカに対抗できる一つの強国にするためにヨーロッパ人によって設立されたと一般に考えられている。しかし、欧州連合の成立課程を見ると、それがアメリカの創作であることは明らかである。(管理人注 :アメリカでなく国際シオニスト連盟=NAZI)
ゲイリー・ノースのエッセイ「EUthanasia」を以下にまとめる。
1913年、ジョン・D・ロックフェラー・ジュニアは、ニューヨーク市の小役人であったレイモンド・フォスディックを年俸1万ドルで雇った。フォスディックは、ベルサイユ平和委員会/国際連盟のアメリカ事務次官となり、欧州経済共同体の設立の陰の立役者であるフランス事務次官のジャン・モネといっしょに働いた。1919年にフォスディックは、彼の妻に当てた手紙の中で「私とモネは『世界政府の枠組み』の土台を作るために働いている」と述べた。(July 31, 1919; in Fosdick, ed., Letters on the League of Nations (Princeton, New Jersey: Princeton University Press, 1966), p. 18.)
1920年、上院が国際連盟条約の批准を拒むと、アメリカに戻り、すぐにロックフェラー財団の総裁になり、1958年には、ロックフェラーの唯一の公認伝記の著者となった。彼の兄弟ハリー・エマソン・フォスディックは、1925年ロックフェラーが建てた『リバーサイド教会』の牧師になった。
ジャン・モネが、アメリカの支配者層のバックアップのもとで活動したことは資料から明らかだ。(Francois Duchene, Jean Monnet: The First Statesman of Interdependence (New York: Norton, 1994), p. 63; Richard J. Barnet, The Alliance: America-Europe-Japan, Makers of the Postwar World (New York: Simon & Schuster, 1983), ch. 3.)
モネが取った戦略は、計画者の長期的政治目標を大衆の目から隠すことである。その目標とは、「構成員国家に対して主権をふるうヨーロッパの統一政府の樹立」である。 彼は、西欧諸国政府に対して「自由貿易組織」に加盟するよう説得した。その最初のステップは、1951年のパリ条約に基づく『欧州石炭鉄鋼共同体』の設立であった。
次のステップは、1957年のローマ条約に基づく『欧州経済共同体』であった。段階を踏んで徐々に、この組織は取締機関を増やし、「競技場の地ならし」をしていった。その結果、構成員国家の生産者は価格だけで競争するということができなくなってしまった。
この組織が自由貿易の組織であったことは1度もなかった。その貿易は常に、超国家機関によって管理された。この管理に反対する国には、経済的な制裁が加えられた。
「最初は自由経済を唱道し、後で統制経済に移行する」――これが、フォスディックとモネの長期戦略であった。
フォスディックは、1940年に、自由市場経済の最高の学者と考えた人々に資金を提供した。ルードヴィッヒ・フォン・ミーゼズと彼の弟子ウィルヘルム・ループケは、ロックフェラー財団の資金援助によって本を出版した。
彼らは世界政府の樹立などまったく信じていなかったが、フォスディックにとって、そんなことはどうでもよかった。ミーゼズとループケの名前を借りられればよかったからだ。
自由貿易を装って支持者を集め、地域経済連合を作り、徐々にその中央組織に司法権を与える。この計画は、ジョン・D・ロックフェラー・ジュニアの息子デイビッドが1973年に設立した三極委員会によって組織的に進められている。
しかし、これは西半球においてはまだ根付いていない。NAFTA(北米自由貿易協定)の中央組織が持つ権限は限定的であり、主権を持つまでには至っていない。
欧州連合(EU)にはかなり大きな権限が与えられている。最終的な主権が欧州憲法によって与えられるはずだったが、フランス、つづいてオランダの国民投票で批准が否決されたため、事実上失敗した。
フォスディックとモネの戦略の予型は、1912年にテキサスの政治的大物E・M・ハウス「大佐」が書いた『行政官フィリップ・ドゥルー(Philip Dru: Administrator)』に記されている。
本の中において、ドゥルーは、関税を撤廃し、社会保障法を制定し、北米の地域政府を設立し、国際協力体制を築き上げた。アメリカ・メキシコ関係に関して、次のように述べた。
「歳入を目的とする統一関税を除き、すべての関税を廃止すべきだ。統一関税は、世界の諸民族が同意してきた税金であり、けっして自由貿易を妨害するものではない。 もっとも愛国心に富み、賢明な人々の指導と助言のもとで準備された憲法を持つことはさらなる目的である。この憲法は、徹底して今日的でありながら、人々の習慣や慣習と調和したものであるはずだ。」
E・M・ハウスは1913年にウィルソン大統領の首席顧問になり、1919年にベルサイユへのアメリカ代表団『The Inquiry』のリーダーとなった。
The Inquiryは、1921年「外交問題評議会(Council on Foreign Relations)」となった。
E・M・ハウスの政治経済的戦略を発展させたのは、ジョン・フォスタ・ダレスである。ニューヨークの大金持ちの法律家であったダレスは、レイモンド・フォスディックの数年後に同じプリンストン大学を卒業した。両者とも、ウッドロー・ウィルソンが学長だった時にプリンストンで学んだ。
ダレスの叔父はウィルソン政権で、ウィリアム・ジェニングズ・ブライアンの後釜として国務長官になった。ブライアンは、ウィルソンがアメリカをドイツに参戦させる腹づもりであることを知り、抗議のために辞任した(1915年)。
ダレスは、ハウスが率いるベルサイユ平和会議(1919年)の代表団の一員となり、後にアイゼンハワー政権で国務長官になった。彼の兄弟アレン・ダレスは、アイゼンハワー大統領のもとでCIA長官を務め、ピッグズ湾事件の失敗でケネディによって解任された。ケネディ暗殺後、ウォーレン調査委員会の委員長を最後に政治の舞台から降りた。
ジョン・ダレスは、1930年代に、国際連盟によって設立された諸法人が無関税の恩恵を享受できる国際自由貿易地域を設置すべきだと説いた。これらの法人は国際連盟にその特権のための税を払う。この考えは、米外交関係の有力者たちと多国籍企業の経営者の間に広まった。
[ハリー・エマソン・フォスディックが長老教会から異端として訴えられた際に、ダレスは彼の法律顧問になった。フォスディックは、ニューヨーク市長老教会の説教者の座を降りることによって問題を収めた。これは彼にとって打撃とはならなかった。なぜならば、彼は一貫してバプテストであったということと、ジョン・D・ロックフェラー・ジュニアが彼を自分のバプテスト教会の牧師として迎えたからである。ジュニアがロックフェラー財団を引き継いでからずっとハリーは財団の理事だった。]
フォスディック、モネ、ダレス、そして、彼らの背後にいるロックフェラー。
彼らが周到な計画のもとに実行してきた世界政府設立への道は、2005年5月29日フランスによって、2005年6月1日オランダによって欧州憲法批准が拒否されたことによって、最後の最後において頓挫した。
見よ。バベルの塔以来、サタンの策略「世界統一」は結局成功しない。
人間が神抜きでまとまろうとしても、神は人間の言葉を乱して散らされるのだ!
真の統一とは、「聖霊による世界統一」である。それはペンテコステの日に始まり、福音の進展にしたがって拡大している。(管理人注 :これはあくまで牧師の考え方)
(EUthanasia by Gary North; http://www.lewrockwell.com/north/north381.html)
前ソ連反体制活動家が欧州連合の独裁制移行を警告(全文)
ソ連時代、反体制活動家として逮捕、強制収容所、精神病院などに12年間収容され、1992年にイギリスに亡命したヴラジミル・ブコフスキー氏のインタビューが「ブリュッセル・ジャーナル」に掲載されているので要約する。(tomi)
http://www.brusselsjournal.com/node/865
Former Soviet Dissident Warns For EU Dictatorship
From the desk of Paul Belien on Mon, 2006-02-27 21:13
bukovsky-1.jpg
Bukovsky and Belien
Vladimir Bukovksy, the 63-year old former Soviet dissident, fears that the European Union is on its way to becoming another Soviet Union. In a speech he delivered in Brussels last week Mr Bukovsky called the EU a “monster” that must be destroyed, the sooner the better, before it develops into a fullfledged totalitarian state.
Mr Bukovsky paid a visit to the European Parliament on Thursday at the invitation of Fidesz, the Hungarian Civic Forum. Fidesz, a member of the European Christian Democrat group, had invited the former Soviet dissident over from England, where he lives, on the occasion of this year’s 50th anniversary of the 1956 Hungarian Uprising. After his morning meeting with the Hungarians, Mr Bukovsky gave an afternoon speech in a Polish restaurant in the Trier straat, opposite the European Parliament, where he spoke at the invitation of the United Kingdom Independence Party, of which he is a patron.............
現在63歳のかつて反ソ活動家であったヴラジミル・ブコフスキーが、欧州連合の新たなソ連への道をたどることを危惧すると述べた。先週、ブリュッセルでの講演において、彼は欧州連合を「怪物」と呼び、完全な全体主義国家になる前に早期に破壊しなければならないと語った。
ブコフスキー氏は、ハンガリー市民フォーラムのフィデッツ氏の招請により、木曜日にヨーロッパ議会を訪問した。
ヨーロッパキリスト教民主主義団体の一員であるフィデッツは、イギリスに住むブコフスキーを1956年ハンガリー動乱50周年記念に招待した。・・・
ブコフスキーは、1992年に閲覧を許されたソ連の極秘ファイルに含まれる秘密文書に言及した。
これらの文書には、欧州連合を社会主義組織に転換するとの「陰謀」が存在する証拠が記されていた。
私は、この会談に出席し、講演を録音した。さらに、ブコフスキー氏にインタビュー(約15分間)した。これらを下記に記す。・・・
ブコフスキー氏は、20世紀のヒーローの一人である。若い時、彼は前ソヴェト連邦(1917-1991年)の政治犯用精神病院に入れられた経験をもつ。
22歳から34歳まで合計で12年間(1964-1976年)刑務所、強制収容所、精神病院に収容された。
1976年に、ソヴェトは、彼を西側に追放した。1992年、ロシア政府により、ソ連共産党が犯罪的組織であったかどうかを裁く裁判で証言するために専門家として招聘された。
証言の準備をするために、ブコフスキー氏は、ソヴェトの秘密公文書館の膨大な量の文書を閲覧することを許された。
これらの文書は、未だに極秘であるため、彼はそれを読んだ数少ない人々の一人である。
小さな携帯スキャナとラップトップコンピュータを持参し、ソ連政府へのKGBレポートを含む多くの文書をコピーした。
ヴラジミル・ブコフスキーへのインタビュー
http://www.brusselsjournal.com/node/system/files?file=bukovsky-interview.mp3
ポール・ベリーン: あなたは、非常に有名なソ連反体制活動家でしたが、現在、欧州連合とソヴェト連邦の間には共通性があると指摘しています。これについて説明していただけますか。
ヴラジミル・ブコフスキー: 思想の浸透、計画、方向付け、不可避的拡大、国家の消滅、これらはソヴェト連邦の目的でした。ほとんどの人はこのことを理解していません。
しかし、私たちは知っています。なぜならば、私たちはソヴェト連邦で育ち、学校や大学においてソ連の思想を学ばねばならなかったからです。
ソヴェト連邦の究極の目的は、新しい歴史的な実体であるソヴェト民族を世界中に増殖させることにありました。
同じことが、今日の欧州連合について言えるのです。欧州連合は、新しい民族を作り出そうとしています。彼らは、この民族を「ヨーロッパ人」と呼びます。それがどのような意味であるかは別として。
様々な形態の社会主義思想と同様、共産主義の教えによれば、国家、民族国家は、消滅しなければなりません。
しかし、ロシアでは、逆のことが起きました。ソヴェトは非常に強力な国家となり、民族は消滅しましたが、ソヴェトの崩壊が始まると同時に、それまで押さえつけられていた民族のアイデンティティへの渇望が反動として湧き上がり、国をほぼ破壊しつくしたのです。それは大変恐ろしいものでした。
ベリーン: あなたは、欧州連合が崩壊する時に、同じことが起きるとお考えですか。
ブコフスキー: はい。必ず。ばねは押さえつけることができますが、ご存知のとおり、人間の心理は非常に弾力的です。抑えに抑えても、反動の力はその間蓄積されています。ばねのように、それは必ず過剰に跳ね返るのです。
ベリーン: しかし、欧州連合に加盟した国々は、自発的にそうしたのではないですか。
ブコフスキー: いいえ、そうではありません。マーストリヒト条約を2度も拒否したデンマークを見てください。(ナイス条約を拒否した)アイルランドを見てください。他の多くの国々を見てください。非常に大きな抑圧の下にいます。それは、ほとんど脅迫に近いものです。
スイスは、国民投票で5回も決議を強いられました。国民は5回とも拒否しましたが、6回目、7回目にどうなるかは誰も知りません。いつも同じことです。それは、白痴を騙すためのトリックです。希望どおりになるまで人々に国民投票を繰り返させる。・・・欧州連合は、アメリカ人が「ショットガン・マリッジ(強制的結婚)」と呼ぶものなのです。
ベリーン: 若者たちは、欧州連合に関して何をすべきだとお考えですか。何を主張すべきですか。組織を民主化することを求めるべきでしょうか。それとも、廃止することを。
ブコフスキー:ソヴェト連邦と同じように欧州連合が民主化されることはありません。ゴルバチョフは、民主化を試みましたが、破滅させてしまいました。この類の組織を民主化させることは不可能なのです。
ベリーン: しかし、私たちには、人民によって選ばれたヨーロッパ議会があります。
ブコフスキー: ヨーロッパ議会(の代議員)は、比例代表制に基づいて選ばれており、本当の代表者ではありません。議会は何を決めていますか。ヨーグルトに含められる脂肪のパーセンテージ、そんなものです。ばかげている。議会に与えられているのは、最高ソヴェト議会に与えられていたような仕事ばかりです。議会において代議員に与えられた発言時間は、1年間に6分だけです。これは、本当の議会ではありません。
ブコフスキー氏のブリュッセルでの講演
http://www.brusselsjournal.com/node/system/files?file=bukovsky-speech.mp3
1992年に、私は前代未聞の機会を与えられました。30年経った今でも公開されていない、政治局と中央委員会の極秘文書の閲覧を許されたのです。
そこには、ヨーロッパの共同市場を連邦国家に転換する計画が、ヨーロッパの左翼政党とモスクワとの間で合意されていたことがはっきり記されていました。これは、(ソ連の指導者ミハイル・)ゴルバチョフが1988-89年に「ヨーロッパ共同の家」と呼んだ合同計画でした。
この計画は、非常にシンプルでした。それはまず1985年から86年にかけて、イタリアの共産主義者たち、ついでドイツ社会民主党員がゴルバチョフを訪問した際に提案されました。
彼らはみな、とくに(イギリス首相マーガレット・)サッチャーの民営化と経済自由主義の導入後、世界の変化が社会主義者や社会民主主義者の何世代にも渡る(いわゆる)成果を水泡に帰し、流れを完全に逆流させようとしていると不満を漏らしました。
そのため、この(いわゆる)荒々しい資本主義の攻勢に立ち向かうには、すべての国家において同時に、同一の社会主義的目標を導入する以外にはないと。
それ以前、左翼政党とソヴェト連邦は、欧州統合に大反対していました。社会主義の目標を妨害する手段と見なしていたからです。
1985年以降、彼らは見方を完全に変えました。ソヴェトは、ある結論を出し、左翼政党と一つの合意に達しました。すなわち、互いに協力し合うならば、全ヨーロッパを乗っ取り、それをひっくり返すことができるだろうと。自由市場を連邦国家に転換しようと。
(極秘のソヴェトの)文書によれば、1985-86年は、転換点となる年でした。私は、これらの文書の大部分をすでに出版しました。
http://www.junepress.com/coverpic.asp?BID=741
それは、インターネット上でも見ることができます。
http://psi.ece.jhu.edu/~kaplan/IRUSS/BUK/GBARC/buk.html
彼らが交わした会話は、まさに刮目に値します。
読者は、陰謀が存在するということをはじめて理解されるでしょう。それは、自らの政治的理念を救おうとする彼らにとってきわめて当然の行動なのです。
東側において、ソヴェトは、ヨーロッパとの関係を転換する必要に迫られていました。なぜならば、長期にわたる非常に深刻な体制危機に突入していたからです。西側では、左翼政党が、自己の存在及びその影響力と威信を失うことを恐れていました。
だから、これは彼らが大胆に計画し、合意し、実行している陰謀なのです。例えば、1989年1月に、三極委員会の代表団がゴルバチョフを尋ねました。この代表団に含まれていたのは、中曽根(前日本首相)、ジスカールデスタン(前フランス大統領)、ロックフェラー(米国の銀行家、デイビッド)、キッシンジャー(前米国務長官、ヘンリー)の各氏でした。
会議において、彼らはゴルバチョフに「ソヴェトロシアは、GATTやIMF、世界銀行など世界の国際機関に加入すべきだ」と言いました。
会議の最中、ジスカールデスタンは突然立ち上がってこう切り出しました。
「大統領、それがいつ起こるか正確にはわかりませんが、―おそらく、15年以内でしょう―、ヨーロッパは一つの連邦国家になり、あなたはこのために準備する必要があります。私たちに協力してください。ヨーロッパの指導者たちは、あなたがこれに対してどう反応するか、あなたが他の東欧諸国にどのようにそれに対処させるか、もしくは、どのようにしてこの連邦の一員になるかを注視しています。あなたは準備しなければなりません。」
これは、1989年1月の出来事です。この時、(1992年の)マーストリヒト条約は、まだ原案すら存在しませんでした。どうやってジスカールデスタンは15年後に起こる事柄を予測できたのでしょう。まさに驚きと言うほかはありません。どのようにして彼は欧州憲法(2002-03年)の作者となったのでしょうか。非常によい質問です。陰謀の臭いを感じませんか。
ユーロ危機は予定されていた 。
幸いなことに、この陰謀において、ソヴェト側は、事態に影響を及ぼす前に崩壊してしまいました。しかし、もともとの理念には、彼らが乖離縮小化と呼ぶものが含まれています。つまり、ソヴェト連邦は幾分軟化して社会民主主義のようなものになる反面、西欧は、社会民主主義と社会主義に変わる。その後、互いの間にある距離はどんどん縮まり、ついに、構造的に同化するという。
これこそ、欧州連合が、初期において、ソヴェトの体制に合致することを目的としていた理由なのです。これこそ、なぜこの2つが互いに、機能的・構造的に近似しているかの理由なのです。
例えば、私は、ヨーロッパ議会を見るときに、ソヴェト最高会議を思い出します。これは、偶然の一致ではありません。ヨーロッパ議会が最高会議に似ているのは、そのようになるように設計されたからです。
同様に、ヨーロッパ委員会は、ソ連の政治委員会に似ています。委員会のメンバーが25人であるのに対して、政治委員会が通常13人か15人であるのを除けば、非常に似通っています。その他にも、酷似しているのは、メンバーは誰にも選出されず、誰にも責任を負わないところです。
8万ページの法律を持つ欧州連合の奇妙な活動は、ゴスプランと似ています。ソ連では、経済に関するあらゆる事柄があらかじめ五年単位で計画されていました。同じことが欧州連合において行われています。欧州連合の腐敗の種類は、まさしくソ連の腐敗と同じです。つまり、腐敗は下から上に進むのではなく、上から下に進むのです。
このヨーロッパに出現した怪物の構造と特徴を調べれば調べるほど、それがソ連と似ていることにますます気づくことでしょう。もちろん、それはソ連ほど過激な体制ではありません。どうぞ私の発言を誤解しないでください。私は、それが「収容所」であると言っていません。KGBがあるわけでもありません。しかし、例えば、私は、ユーロポルのような組織に注目しています。私がこの組織を真に警戒しているのは、それが恐らく、KGBよりも大きな権力を持つようになると予想しているからです。
ユーロポルには、外交的特権が与えられるでしょう。外交特権を持ったKGBなど想像できますか。ユーロポルは、32種類の犯罪について私たちを監視するでしょう。その一つはとくにゆゆしきものです。人種差別です。別名、外国人嫌悪症。地上のどの刑事裁判所においても、このようなものを犯罪として扱うところはありません[これは完全に事実とは限らない。ベルギーではすでにそうしている――ベリーン]。
人種差別は新しい犯罪となりました。そして、私たちはすでにこのことについて警告を発してきました。イギリス政府のある人物が、私たちに「第三世界からの無制限の移民に反対する人々は、人種差別主義者とし、ヨーロッパの統合に反対する人々は、外国人嫌悪症と見なす」と言いました。パトリシア・ヒューウィットがこのことを公に述べたと思います。
他方、彼らは、イデオロギーを吹き込もうとしています。ソヴェト連邦は、かつてイデオロギーによって運営されていた国家でした。今日の欧州連合のイデオロギーは、社会民主主義、国家主義であり、その多くはポリティカル・コレクトネス[言葉の表現や用語に人種・民族・宗教・性差別などの偏見が含まれていないこと――Wikipedia]でもあります。
私は、ポリティカル・コレクトネスがどのように拡大し、抑圧的なイデオロギーになっているか注視しています。彼らが現在喫煙をほとんどあらゆる場所で禁止している事実は言うまでもありません。
聖書は同性愛を認めていないと発言したために数ヶ月にわたる迫害を受けたスウェーデンの牧師のような人々が虐待されているのを見てください。
http://www.brusselsjournal.com/node/node/538
フランスは、ゲイに関する憎悪の発言に関して同じ法律を通過させました。イギリスは、人種や宗教などに関する憎悪の発言を禁止する法律を通過させました。
今私たちが目にしているのは、後に抑圧的な手段によって強制されることになるイデオロギーの組織的導入です。これこそ、ユーロポルの目的であることは明らかです。そうでなければ、どうしてこんなものが必要でしょうか。私にとって、ユーロポルは、非常に胡散臭いものに見えます。
私は、今起こっている事柄によって誰が迫害を受けているか注意深く観察しています。なぜならば、これは、私が専門とする分野だからです。私は、収容所の時代が迫りつつあるのを感じます。
私たちは今、民主主義に対する組織的かつ首尾一貫した攻撃が急速に進展している時代に生きているのです。
この法律及び規制に関する改革法案を見てください。
http://www.publications.parliament.uk/pa/cm200506/cmbills/111/2006111.htm
この法案が通過すれば、大臣は立法的権限を持ち、わざわざ議会にも誰にも通告しなくても、新しい法律を作ることができるようになります。私がこの法案を目にした際にすぐに思ったことは、「どうして私たちにはこんなものが必要なのか?」ということでした。
イギリスは、2度の世界大戦、ナポレオンやスペイン無敵艦隊との戦争を経験しました。冷戦も体験しました。冷戦時代に、私たちは、いついかなる時に全世界核戦争が勃発するかわからないと言われていました。
しかし、そのような時代であっても、この種類の法律を作る必要も、私たちの市民的自由を制限する必要も、緊急の権力を導入する必要もありませんでした。なぜそのような法律が今必要なのでしょうか。この法律は、私たちの国を、すぐにでも独裁制に変貌させるのです。
現在、私たちは非常に厳しい状況に置かれています。主要な政党は、欧州連合計画に完全に取り込まれています。いずれもそれに反対しません。それらは非常に腐敗しています。誰が私たちの自由を守ってくれるのでしょうか。私たちは、ある種の崩壊、危機に向かって突進しているように見えます。
今後、もっとも起こる可能性が高いのは、ヨーロッパの経済的破局です。このような支出と税金の増大が続けばやがて必ず破局が来ます。競争的環境を作ることに失敗し、経済に対する過剰な規制がこれからも強化され、官僚制度が今後も続けば、経済的な崩壊は避けられません。
とくに、ユーロの導入は、凶気の産物でした。通貨は、政治的に決定されるべきではない。
私は、これについて確信があります。ソ連が崩壊したように、欧州連合も破滅するでしょう。しかし、これらの事柄が崩壊した時に、それはあまりにもひどい荒廃をもたらすため、回復に1世代の時間を要するということを忘れてはなりません。
経済危機によってどのようなことが起こるでしょうか。国家間で互いに非難の応酬が拡大し、紛争にまで発展するかもしれません。現在ヨーロッパに住む第3世界からの大量移民を見てください。これは、欧州連合によって奨励されてきた。経済が崩壊した場合、彼らはどうするのでしょうか。おそらく、ソヴェト連邦の末期のように、民族間の血で血を洗う抗争が始まるでしょう。
ユーゴスラビアを除けば、ソヴェト連邦ほど民族間の緊張が激しい地はないでしょう。まさに、あのようなことがこの地でも起こるのです。私たちは、これに備えるべきです。この巨大な官僚機構は、我々の頭上で崩壊するでしょう。
これこそ、なぜ私が欧州連合の解消が早ければ早いほどよいと考えるかの理由なのです。崩壊が早ければ早いほど、我々や他の国々に対するダメージも小さくてすむ。
しかし、私たちは、急いで行動しなければなりません。なぜならば、欧州の支配者たちは、行動が敏速だからです。彼らに勝つことは容易ではないでしょう。現在の段階では、まだ比較的簡単です。もし一万人がブリュッセルで行進すれば、これらの人々はバハマに逃げ込むでしょう。
もし明日、イギリスの人口の半分が納税拒否すれば、何も起こらず、誰も投獄されないでしょう。今ならまだ間に合います。しかし、かつてドイツ安全保障省やルーマニア国家安全局の役人であった者たちによって占められているユーロポルの状況が、明日どのようになっているか分かりません。何が起こるか誰も分からないのです。
私たちに残されている時は縮まっています。私たちは、彼らに勝利しなければならない。私たちは、座って考え、最大の効果を得るための戦略を考え、できるだけ迅速にそれを実行に移さねばなりません。
そうしなければ、すでに時遅しということになるでしょう。私は何を言うべきでしょうか。私の結論は、楽観的ではありません。今のところ、ほとんどすべての国に反欧州連合の組織がありますが、これでは不十分です。私たちは時を浪費しています。(富井建牧師のミレニアムから編集・解説)
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2012/1/10
Uniting the Nations
国際連合の宗教はサタン教である
国連憲章が、中国、フランス、ソヴェト連邦、イギリス、合衆国によって批准されたときに、国連は正式に発足した。1945年10月24日のことである。
www.un.org/aboutun/history.htm
この国連の前身的機関が国際連盟である。
国際連盟の設立に尽力したのが、アーサー・バルフォア。彼は、ホートの「使徒」、ウェストコットの「エラヌス」という結社のメンバーだった 。バルフォアは、「心霊研究会(Society of Psychic Research)」 の総裁を務め、後に英国首相になった。
(管理人注 )『ユートピアの表面的なゴールは人類に世界的な幸福を与えるというものである。しかし,彼らの裏に潜んだ意図は世界民衆の(マインド)コントロールを段階的に増して行くということでもある。19世紀に大英帝国とドイツは主要なイルミナティのコントロール地域であった。行動科学研究(Behavioral Science Research)は1882年にイギリスで設立ツれた。しかし,マインドコントロールに関わる,最初のツ学,精神ツ学技術はドイツのカイザル・ウイリヘルム研究所で開発ツれた。Human Relationsのタビストック研究所は1921年にロンドンに設立ツれた。人間のBreaking Pointの研究のために(注:人間がある限度を超えると正常な精神状態を保つことが出来なくなるポイント)。1932年,ドイツの精神ツ学者クルト・レウインがタビストック研究所の取締役となった。イギリスとドイツは壷の中の二つの豆のようにマインドコントロールを分け合った。彼らの兄弟団は(アドルフ・シュタイナー<ドイツとウイン・ウエスコット<英国を軸とする )黄金の夜明け結社(Order of Golden Dawn)と黄金の曙ヘルメス教団を通してこれらの二つの団を結合ツせた。この秘密結社は多くのナチス党員とイギリス貴族社会を構成した。』
バルフォア宣言
バルフォアは、心霊研究会だけではなく、「総合会(The Synthetic Society)」の設立者でもあった。総合会の目的は、世界統一宗教の創造であった。彼は心霊研究会のフレデリック・マイヤーを招き、「すべての宗教の序言(The preamble of all religions)」を作成した。そこには、「死者の霊と交信できる」と記されている。(www.historicist.com)
バルフォア―世界統一宗教―国際連盟―国際連合との関係から国際連合の宗教がいかなるものか明らかになる。
1953年4月10日から国連事務総長を務めたダグ・ハマーショルドは、国連内に祈祷室を作った。彼はこのように述べた。
しかし部屋の中央にある石は、さらに多くのことを我々に語っている。我々をそれを祭壇と見るかもしれない。この祭壇は空である。それは、神がいないという意味でも、それが未知の神への祭壇という意味でもない。それが空であるのは、人間が多くの名前と多くの形式で礼拝しているあの神(the God)への祭壇だからだ。
この「あの神」は、国連の神である。それは、どのような神なのだろうか。
それは、祈祷室を見ればわかる。祈祷室は、キャップストーンのないピラミッドの形をしている。
国連の神とは、あの米ドル札に記されているピラミッドと目で象徴される「万物を見通す目」である。
部屋の中は、薄暗く、天井に向かうにつれて狭くなり、一点の光源に向かって集中する形になっている。
この光源から出た光は、祭壇を照らしている。
壁には、息をのむ、現代的な壁画がかかっている。この壁画には、オカルトのシンボルが記されている。
白と黒、その他の色の背景の上に、様々な形の27個の三角形と、蛇のような形の垂直の線が描かれている。
中央には、万物を見通す目(all seeing eye)が描かれており、その人をおびき寄せるような、疑念と遍在者のイメージは、年間数百万人もの国連ビルへの訪問者の注意をひきつけている。(Texe Marrs, Mystery Mark of the New Age(Crossway Book, 1985), p. 102.)
キャップストーンのないピラミッドは、台形である。
この台形は、サタン礼拝の象徴である。
サタン教の中心的な組織は「台形の結社(The Order of the Trapezold)」と呼ばれている。(William J. The Hidden Language of the Mormon Temple(Boise, ID: Through the Maze, 1990), p. 40)
サタンの教会の創立者アントン・ラヴィーは、オカルトの原理を「台形の法則」と呼んだ。(William J. The Hidden Language of the Mormon Temple(Boise, ID: Through the Maze, 1990), p. 44)
瞑想室に入るには、暗闇から光へと進まねばならない。(Robert Keith, The Cult of the All Seeing Eye (Palmdale, CA. Omni Publications, p. 13.)
「暗闇から光へ」は、フリー・メイソンの位階制度の基本原理である。
人間は知識を得ることによって、光に近づくとされる。
「知識による救い」、まさに、グノーシスの教理である。
http://babylonmysteryreligion.com/unitednationsagenda.htm
これで読者は、国際連合の宗教がグノーシス―フリー・メイソン―サタン崇拝であることを理解していただけただろうか。
国連を通じての世界統一政府の実現計画
反国連主義者William F. Jasperが『UN "Reform" Bandwagon(国連「改革」バンドワゴン)』という題できわめて重要なことを語っている。
http://www.getusout.org/artman/publish/article_138.shtml
国連憲章は、1948年にWhittaker Chambersから共産主義者であり、ソ連のスパイでもあるとして告発され、偽証罪で有罪判決を受けた米国人アルジャー・ヒスと、スターリンの手下V・M・モロトフの作であり、戦争を終わらせ人権を守るというその理念のうらには、世界政府の樹立のもくろみがある、という。
ヒスとモロトフはどちらもスターリンの手下であっただけではなく、世界政府樹立のために暗躍している陰謀機関、外交問題評議会(CFR)のメンバーでもある。 彼ら、及び、彼らの弟子たちの意図は、合衆国を一つの独立国から世界統一政府の一部に落とすことにあった。
国連設立会議を事務総長として指揮したソ連のスパイ、アルジャー・ヒスは、(同会議の米国代表者40名以上と同様に)CFRのメンバーであった。これらの国連の「父祖たち」及び、彼らの子孫であるCFRのグローバリストたちは、自分たちの目論見を何度も何度もはっきりと宣言してきた。その目論見とは、「合衆国から主権と独立性を奪い、世界統一政府の中に組み入れる」ということだった。(管理人注 :そのために米国の2/3を破壊させ国連軍が国民をFEMA CAMPへと連行するのです)
アメリカは自らの力を弱め、世界の多極化を推進しようとしていると思われる動きがあると国際政治評論家田中宇氏が指摘している。
ブッシュ政権は、中東民主化戦略によって外交的信用力を低下させ、ロシア や中国の台頭を招いているほか、財政赤字を意識的に急拡大させる政策(レーガノミクス)を行い、貿易赤字の拡大を中国のせいにして人民元の切り上げを 要求してドルの基軸通貨としての潜在力を故意に低下させ、ロシアなど産油国 のアメリカ離れを誘発することで石油価格の高騰を放置し、アメリカ経済に(故意に?)悪影響を与えている。
これらの状況を総合的に分析すると、以前から書いているように、アメリカは軍事的、外交的、経済的に衰退する傾向にあり、アメリカに代わって中国、 ロシア、インドなどが台頭する国際体制の「多極化」が進むと予測される。 そして、こうした多極化の動きも意図して進められているのではないか、ロスチャイルドら大資本家たちは世界の多極化を望んでいるのではないか、と私は
感じている。(http://tanakanews.com/g0331neocon.htm )
私も、ブッシュやラムズフェルドの無謀で自虐的な戦争を首をかしげて見ていた。
「アメリカが戦争によってイラクの石油を狙っているだけであるとしたら、どうして最初から十分な兵力を投入することをせず、あえて泥沼化にいたるような稚拙な作戦を取りつづけてきたのか」という疑問を持っていた。
アメリカが目指しているのは、自国の一極集中ではなく、実は、William F. Jasperが述べるように、米国の相対的な力を弱め、米国を「国連をステップにした世界政府樹立」の中に埋没させることなのかもしれない。
Jasperは、このような米国埋没作戦をCFRは一貫して取りつづけてきたという。
ネバネバした液体の跡をたどるとカタツムリに行き着くように、アメリカの政策の失敗の跡をたどると、ほとんどの場合、外交問題評議会に行き着くのである。(William F. Jasper、同上)。
この説に対して、読者の中には、「いや、ブッシュやラムズフェルドは国連を軽視するネオコンの影響を強く受けているではないか。」と疑問を呈する人がいるかもしれない。
このような疑問に対してJasperは、ネオコンは反国連の外貌を呈しているが、実は国連を強化しようとしている、という。
7月17日に、下院はH.R. 2745「2005年国連改革法案」を221対184で可決した。この法案は、国連の現在の不法行為に対する共和党保守派の対応として提出されたものである。しかし、この法案の反国連主義は、保守派の支持を取り付けるためのカモフラージュでしかない。その裏側には、国連の権力とそれへの資金提供の規模の縮小・制限・廃止を妨害し、かえってその力を増強するという目論見がある。
Texas Straight Talk誌(6月13日号)のコラムの中で、テキサス州下院議員ロン・ポールはこの法律が持つ巨大な脅威について警告した。
今週、議会はある法案を票決する。それは、最も熱心な左翼の世界統一政府主義者ですら夢想もしないほどの権力を国連に与えるための法律である。しかし、今、国連の権力を奪取しようとしているのは、ヨーロッパのリベラリストたちではなく、アメリカの新保守主義者(ネオコン)である。彼らは、自分たちが目指す世界政府を実現するために国連を利用しようとしているのである。
「2005年国連改革法案」では、もし国連がリストに示した39項目の改革を行わなければ、アメリカが負っている国連分担金を50パーセントカットすると記されている。表面的には、国連への資金カットの提案はきわめて魅力的に見える。しかし、だまされてはならない。この改革における「成功」は、失敗よりもはるかに悪い結果をもたらすのである。問題は、改革の内容そのもの――とくに、法案が要求している政策転換にある。
ポール議員によれば、提出された法案(まだ上院では審議されていない)は、国連憲章にまったく記されていない問題に国連が日常的に関与できる道を開くものである。とくに、彼の指摘によれば、この法案はテロを国連の公的な目的に合致するものとして再定義しており、国連が各国政府及び国際諸機関に代わって対テロ活動できるようにテロリズムの解釈を変えている。
さらに、この法案は、コフィ・アナンによって提案されている「国連平和創造委員会」設立を支持している。この委員会は、CFRのギングリッジ/ミッチェル・プロジェクトチーム及び国連自身の改革委員会からお墨付きを得ている。ポール議員によれば、この委員会は、「以前は主権国家の国内問題であった事柄を国際問題化するための」国連執行部隊として活動するだろう。
実のところ、ネオコンは、はじめから、CFRやその中心にいるロックフェラーと同じ目的――世界政府樹立――を持っていたのではないだろうか。おそらく、ネオコン(反国連主義者)対ロックフェラー(国連主義者)の図式は、真の計画を隠すためのカモフラージュだったのだろう。対立しているように見せかけて、実は裏で手を結んでいた・・・。
・・・実際のところは国連の力を拡大することを熱望しているが、表面的には国連反対論者のふりをしているネオコンはたくさんいる。ジョージ・W・ブッシュ大統領は、頻繁に国連を批判しているが、歴代のどの大統領よりも熱心に国際組織を支持している。イラクを巡る彼の国連批判は、国連は十分な力を発揮していない、というものである。また、支払い拒否の理由となった違反行為の是正を要求しないまま、国連に滞納金を支払った。破壊的な理念を持つという理由で20年間も拒否していたユネスコ会員の身分を更新した。堕落と誤謬に満ちた国連のエイズプログラムに150億ドルの資金提供を約束した。有効な殺虫剤であるDDTを実質的に非合法化する国連POP会議に署名した。このせいで、幾百万もの人々がマラリヤや他の死病に感染している。連邦法や州法に違反するWTO規則を無条件に認めた。
今や、ブッシュ大統領は、国際刑事裁判所を認め、7万5千人の国連軍「地球平和作戦イニシアチブ」の創設を提案した。この軍隊は主に、すでに過剰な支出に苦しむアメリカの国防予算によってサポートされ、米軍の兵員によって構成される予定だ。ブッシュ大統領は、CFRのメンバーで占められている内閣と政権指導部の後押しを受け、議会において、国連「改革」案を強く支持するだろう。この改革案の内容は、国連の権限を強化・拡大し、アメリカを弱体化させるものである。
これで、背景図が完成する。
ブッシュ大統領=ネオコン=CFR=ロックフェラー=スカル・アンド・ボーンズ
みんなグル。国連を通じての世界統一政府の実現を目指して茶番劇を繰り返してきた、ということだ。
気づいた我々は、この邪悪な陰謀が頓挫することを祈るべきであろう。(記事は上下とも富井建牧師のミレニアムより)
現代聖書翻訳の父ウェストコットとホートの正体
現代の英語聖書のほとんどが19世紀の2人の人物の影響を強く受けている。それは、ブルック・フォス・ウェスコットとフレントン・ジョン・アンソニー・ホート博士である。
キング・ジェームズ訳(KJV)は、Textus Receptus (英語でReceived Text)という底本に基づいて訳されている。Receivedと言われているのは、聖書を信仰する人々によって何世紀にもわたって受け入れられてきたという意味である。
Textus Receptusは、現存写本のほとんど(90%以上)を代表しており、この事情はKJVが訳された当時と変わらない。それゆえ、それは、マジョリティ・テキスト(多数派本文)とも呼ばれる。
ウェストコットとホートは、Textus Receptusを軽蔑し、独自の新しいギリシャ語聖書を制作しようとした。
彼らは、主に2つの写本を底本として使用した。それは、Vaticanus (Codex B)とSinaiticus (Codex Aleph)であった。Vaticanus写本は、バチカンに何世紀もの間保管されていた。
写真はナグハマディ・Codex
ウェストコットとホートによるこのギリシャ語聖書は、1881年の改定訳の基礎となった。ウェストコットとホートは、改定委員会のリーダーであった。
「改定」という名前は嘘である。それは、KJVの改定訳ではなく、まったく新しい翻訳であり、KJVに代わるものとして提供された。100年たった現在、KJVは、英訳聖書の中でほとんど唯一のTextus Receptusに基づく翻訳となっており、Vaticanus写本に基づく他のほとんどすべての英訳聖書と対照をなしている。
さて、なぜウェストコットとホートは、Textus Receptusを嫌ったのだろうか。彼らにはどのような背景があったのだろうか。
ウェストコットとホートの素性を調べたジェームズ・W・ブルッゲマンは彼らの霊的神学的背景に驚愕した。この両者とも、現在のニューエイジ運動の先駆けとなった有力なオカルト秘密結社を創設したメンバーであることが判明したからだ。
著書The Life and Letters of Fenton John Anthony Hortの中でホートの息子は父親についてこう述べた。
父は、つねにある秘密結社の忠実なメンバーであり続けました。この結社は現在[1896年頃]、卓越した人々が加入する有名なクラブになっています。その当時、・・・父はおもに誓いの言葉に関する責任を負っていました。この誓いの言葉によって、メンバーは秘密を保持する義務を負っていました。
ホートは、この頃、もう一つの結社に属していた。それはメンバーによって「幽霊会(Ghostly Guild)」呼ばれていたオカルト組織である。その目的は、真に「心霊現象」と呼ぶことのできる例を収集し、分類することにあった。
ゲイル・リプリンガーは著書New Age Bible Versionsの中で、この幽霊会こそ現在のチャネリングや交霊術ブームの起源であると述べた。その論拠として彼女が挙げたJames WebbのThe Occult Undergroundには、1800年代以来オカルト運動において中心的な組織の一つであった心霊研究会(Society for Psychical Research)の歴史が記されている。
1882年に設立されたこの団体は、交霊術と他の心霊現象(テレパシー、千里眼など)を研究していた諸団体の合同であった。そのような団体のうちでもっとも重要なのは、ヘンリー・シドグイック、フレデリック・メイヤー、エドムント・ガーニー、トリニティ大学とケンブリッジ大学の名誉校友たちを中心として活動し、ケンブリッジ大学からインスピレーションを受け、後にカンタベリー大司教になったエドワード・ホワイト・ベンソンが設立した幽霊会であった。A・C・ベンソンは父親の伝記の中で「大司教は公には認めなかったが、つねに心霊現象に興味を持っていた」と述べた。幽霊会のメンバーのうち2人は牧師に[ベンソンとウェストコット]、一人が神学教授となった[ホート]。
W. H. Salterは、自著The S.P.R.: An Outline of its Historyにおいて、「ウェストコットとホート、ライトフット、ベンソン」の「幽霊会」がいかにして「心霊研究会」に変化したかについて記し、幽霊会をその「親団体」、「我々の団体の派生元の団体」と呼んだ。
Crash Course on the New Ageの著者は、ニューエイジ運動と現在のチャネリング熱の先駆者として、心霊研究会の名前を挙げた。
The Aquarian Conspiracy の著者Marilyn Fergusonは、心霊研究会が今日のニューエイジ運動に及ぼした影響について述べた。
つまり、ウェストコットとホートは、今日のニューエイジ運動の先駆者だったということだ。
最近のチャネリング熱のリバイバル・・・の跡をたどると、一つの源に行き着く。それは、ウェストコットとホートである。これらの新しい版を著した人々は、その「ヘルメス」クラブでは飽き足らず、交霊術にかかわるようになり、そして、ついに幽霊会という団体を設立するにいたった。(Gail Riplinger, New Age Bible Versions (Munroe Falls, OH 1993) p. 410.)
WebbのNew Age Networking a Century Ago Turning once again to The Occult Undergroundの第2章「交霊術」には次のように記されている。
心霊研究会の活動記録を見ると、著名人の中に次のような人々の名前がある。すなわち、ウィリアム・クルックス、オリバー・ロッジ、アンドリュー・ラング、コナン・ドイル、アーサー・バルフォア、ジェラルド・バルフォア。
コナン・ドイルは、あのシャーロック・ホームズの著者である。アーサー・バルフォアとは誰だろうか。
もちろん、イギリスの首相を務め、ロイド・ジョージ内閣の外務大臣として、1917年に「パレスチナにおけるユダヤ人国家の設立を支持する」というバルフォア宣言を発したことで知られる。
現代聖書翻訳の父ウェストコットとホートの正体2
これらの人々は、互いに姻戚関係や秘密結社など深い絆で結ばれていた。主要人物は、バルフォア、ブラヴァツキー、ウェストコットとホート、ライトフット、ベンソン、シドグウィックである。すでに述べたように、ウェストコットとホートとライトフットは、新しいギリシャ語テキストを作った。ベンソンは、イギリス国教会の最高位であるカンタベリー大司教になった。ヘンリー・シドグウィックは、ウェストコットの弟子であり、エドワード・ベンソンのいとこ、バルフォアと姻戚関係にあった。
1859年にウェストコットが幽霊会の幹事を務めていたころ、シドグウィックが会に加入した。ウェストコットがケンブリッジを離れると、彼が幹事を引き継いだ。リップリンガーは次のように述べた。
シドグウィックは、ウェストコットがケンブリッジ大学トリニティ校に在職している間、キリスト教にひどく幻滅した人々の一人であった。The Fabians, a history of communism and socialism in Englandの著者はこう語った。
この同じ時期に、ケンブリッジ大学トリニティ校の一群の若者たちが福音と正統的キリスト教信仰に対して失望し、その代用品として心霊研究と交霊術に走った。
1870年代から1880年代にかけて、心霊研究会のヘンリー・シドグウィックとウェストコット、ホート、ライトフットの間の絆は深まった。シドグウィックの姉妹メアリーはウェストコットの親友E・W・ベンソン(幽霊会)と結婚した。
シドグウィックは、ルシファー教徒を公然と名乗るH・P・ブラヴァツキーに強く「感銘を受け」、自ら「自動書記」を実験した。
ウェストコットとホートは、このオカルト主義者を、すでに他の友人とともに設立していた2つの秘密結社に招き入れた。これらの結社は入会が非常に厳しく、そのうちの一つ「使徒(The Apostles)」は12人に限定されていた。ホートは、ジョン・エレントン牧師への手紙の中でこの結社へのかかわりについて「私はあなたが『使徒』への私の加入を許してくださらないことを恐れています」と述べ、さらに「メンバーの一人は物質の存在も否定しています」と述べ、自らこの結社のいかがわしい性格を認めた。
シドグウィックは、1857年に入会を許された。The Founders of Psychic Researchの48ページに「この結社の精神は徐々にシドグウィックを飲み込み、その魂を支配するようになった。彼らの人生の方向性を決定付ける上で、それは大きな役割を演じた」とある。
もう一人のメンバーF・D・モーリスも、「使徒」が自分の人生を方向付けたと認めた。彼はそのために教授職を解かれた。ホートとの通信文から異端であることが暴露されたからだ。(ということは、ホートも異端として免職に値するのではないだろうか?)
1872年、ウェストコットは、『エラヌス』という名前のもう一つの結社を作った。シドグウィックは、バルフォアと並んでこの会のメンバーであった。そのもう一人のメンバーであったホートはこの会を「使徒の上級者会」と位置づけ、「そのもともとのアイデアはウェストコットのものである。メンバーは定期的に集まった」と述べた。1877年にホートの部屋が集会場となった。(Gail Riplinger, New Age Bible Versions (Munroe Falls, OH 1993), pp.415, 416)
読者は次の事実に注目すべきである。すなわち、ちょうどこの時期に、つまり、1870年代から80年代にかけて、ウェストコットとホートは、そのバチカン写本に基づく新約ギリシャ語聖書を作り、改定委員会を通じて密かにTextus Receptusを退けたことを。
1870年代に、シドグウィックは、「バルフォアの町屋敷」で行われていた交霊術の集会に積極的に参加していた。この集会には、「使徒」のメンバーたちが参加していたと思われる。
アメリカのクリスチャンのもとに届くブックカタログに記されたのと同じ名前が「使徒」と「エラヌス」の名簿に載っていることをどう評価すべきだろうか。
トレンチ、アルフォード、ライトフット、ウェストコットとホート・・・、これらは、新約聖書のギリシャ語テキストとして神学校から「標準的」との評価を得ている書物の著者である。
ウェストコットとホート、そしてその仲間たちの影響力がどれだけ今日のクリスチャンに対して大きいかこれでお分かりだろうか。あなたの牧師の書斎に行ってその本棚を見渡してみなさい。そうすれば、必ず彼らの著書を見つけるだろう。
だから情報はありがたく頂いて無智を脱却する必要があるのです。
13
2012/1/10
阪神淡路大震災の時に見られた赤っぽい縦の雲が本日午後16時半ごろ多く見られました。とくに御前崎周辺は要注意でしょう。管元総理は言っていましたね,87%の確率で起きると。87=8+7=15=6.......誰かに言わされたんでしょうね。PS三菱はまだ暴騰しています。
ネオコンをヒールとして使い切ったテオコン。それを操るイエズス会ーバチカンに目指されるグローバル神権専制体制(NWO)
この本を読むとGOD,GODの連発でいささか辟易するがカトリックのいう神とは聖書の神ではなく「神の代理人である教皇」であるとをDouay Bibleではいう。またBlack PopeについてもMR.Z という表現にとどまっている。(Z bigniew Kazimierz Brzezińskiのことで人形たちのステージショーの演出家。プロデューサーは別にいる)なお,文中のテオコンとはキリスト教右派でネオコンとは新保守主義とでも訳そうか。
ここにきてオバマの主席補佐官の辞任は何か匂う......ビデオ
なおここのルシファーを頂点とする組織図 では1%の嘘を織り交ぜてある。図のBlack Popeは選挙で選ばれるPopeであり人畜無害。
巨大カルトバチカン研究
闇は真の光に対抗するために、光を偽装して戦力を集めようとする。しかし、見極める目を養えば、真の光と、光を偽装する闇とを区別することは可能である。
この世俗主義の問題を克服するためには、神の内在性が、再び、さらに深い意味で回復されなければならないのではないだろうか。
つまり、「神なし」に生きる現実の深みで、「神と共に」あることの逆説的意味が再獲得されなければならないし、受肉したキリストの十字架は、まさにその逆説を差し示しているのである。よって光を偽装する闇もあながち嘘ではない。
グローバリゼーションとは、多種多様な価値を、欧米式基準でふるい落とす弱肉強食エンジンのことである。この不気味な装置が地球に広がったのが、大航海時代だった。この間に、多くの民族や文明が破壊された。では、大航海時代は人類にとって災いだった?残念ながら、そうとも言い切れない。
かつて、ほ乳類は地中で暮らしていた。地上に出れば、最強の恐竜に食われるからである。ところが、6500万年前、恐ろしい隕石衝突により、恐竜は絶滅した。衝突で吹き上げた粉塵が太陽光を遮断し、光合成が消滅し、植物が絶滅。続いて、植物を食べる小動物が死滅、地上に恐竜のエサはなくなった。
一方、ほ乳類は地中にあるわずかな食糧で生きのびることができた。この新しい環境で、弱肉強食エンジンは、小さなほ乳類を残し、巨大な恐竜をふるい落としたのである。その結果、ほ乳類は進化を続け、人類が誕生した。つまり、我々が存在しているのは弱肉強食のおかげなのである。もちろん、環境が変われば、新たな弱肉強食エンジンが始動し、人類は滅ぶだろうが。(海賊紳士ドレークより)
カトリックの逆さ十字の本音はイエス・キリストなどチャンチャラおかしいということ 。
「時々教皇のティアラにPXと描かれたものを見ることがありますが初期キリスト教で使われたのがローマの時代になるとコンスタンティヌス大帝のお気に入りとなった。これはギリシャ語でChrist - Chi (X) と Rho (P)を表しますが本当はOSIRIS神の幹部とでもいいましょうか。バチカンの逆さ十字の意味は反キリストを意味します。根っこのところでバチカンはイエスではなくOSIRISを崇拝しているということです。Vaticanという言葉は「diving serpent」でありVatis=Diviner and Can=Serpent(蛇)から由来している。カトリック聖書(ドウエイ版)verse18にはこう書かれている。666〜the numeral letters of his name shall make up his number.So let us take his name that is given to this MAN -the Pope of Rome。ローマのPopeは「VICARIUS FILII DEI」(Representative of the SON of GOD=OSIRIS,つまりキリストなどはチャンチャラおかしくローマ教皇はOSIRIS崇拝ということ。」
http://www.asyura2.com/0601/dispute24/msg/697.html
投稿者 夢の中でランデブー 日時 2006 年 11 月 20 日 16:00:35:
以下はhttp://www.asyura2.com/0601/dispute24/msg/611.html の続きになります。
少しずつ書きためてきたものを放出します。
1. 911事件の際、WTCビルには内部に爆発物が仕掛けられ、それが爆発したのか否か。この問題は事件後5年目、今年の9月15日に、やっと答えが出た。これまで、陰謀論者と政府とは、見方が正反対であった。しかし、この日を以って、この点の理解・認識には差がなくなった。なぜなら、この日の定例記者会見で。ブッシュ大統領自身が、これを事実とて認識していることを、明言したからである。この明言により、今後、爆弾が仕掛けられたいたが、政府はその事実を隠している、と青筋立てて、批判する必要はなくなった。ホワイトハウスのホームページに行き、9月15日の記者会見記録を読んでほしい(会見の模様をビデオでも見ることが出来る)。上から8段落目を以下に抜粋する。
http://www.whitehouse.gov/news/releases/2006/09/20060915-2.html
“For example, Khalid Sheikh Mohammed described the design of planned attacks of buildings inside the U.S. and how operatives were directed to carry them out. That is valuable information for those of us who have the responsibility to protect the American people. He told us the operatives had been instructed to ensure that the explosives went off at a high -- a point that was high enough to prevent people trapped above from escaping.”
「例えば、(われわれ軍事施設にて拘束しているアルカイダのメンバーで911事件の容疑者、カリッド=シーク=モハメッドは米国内の複数のビルを攻撃する計画およびそれらを実行するのにいかなる作戦がどのように仕向けられたのかを叙述している。これはわれわれのようにアメリカ国民を保護する責任を有する人々にとって有益な情報である。彼はわれわれに語っているのだが、ビルに閉じ込められた人々が脱出できないようにするのに必要な程度の規模の爆発が起きることを確実にするように作戦が(事前に)打ち出されていた。」
これは特別軍事法廷法案を、議会で早急に承認してほしい、なぜならアメリカを攻撃している連中をわれわれが拘束しているが、こうした連中に対する一定の尋問の方法(拷問)と、彼等を軍事裁判に付すことを可能にするからである。実際、例えばの話、われわれの拘束している911事件の容疑者の一人であるカリッド=シーク=モハメッドを尋問したところ、WTCビルの中に爆弾を仕掛け、実行に移したことを自白した。 つまり、このような有効情報の入手につながった拷問は有効であり、またこの男を軍事法廷で裁くことが出来るじゃないか。だから、この法案は有意義であり、早急に議会を通過させてほしいと力説している文脈での発言がこれだ。この法案は同月末、議会を通過し、翌10月17日,大統領が、署名し、発効に至った。
米国政府は、軍事法廷において、WTCビルの内部で爆発物が仕掛けられ、それが爆発し、多くの人々が、ビルから脱出できず、命を落とした。という物語を打ち出すことが明らかになったものである。
この会見により、飛行機の衝突によるビルの破壊(管理人注 :航空機はアニメーション)とは別個独自に、ビル内部に仕掛けられた爆発物が爆発したというのが米政府の公式の見方になったのである。
われわれ側の問題は、ビルの倒壊そのものは、飛行機の衝突によるものか、爆発物によるものなのか。爆発物を仕掛けた真の主勢力は誰なのか、いかなる種類の爆発物だったのかにしぼられることになる。ただ、大統領の発言からは、倒壊していないビルに閉じ込められた人々がその脱出をするの阻止するために、別個独立に爆発が起きたとしており、つまり、飛行機の衝突そのものではビル倒壊は起きなかったという認識を構成しているといえる。
1飛行機の衝突そのものでは、ビルは倒壊しなかった。
2ビルの倒壊は、直接にはビル内部に仕掛けられた爆弾によって起きた。
この2点が、政府側の認識であることをが明らかにされた。
この日の記者会見は特別軍事法廷法の立法をせき立てるための重要な会見であり、発言内容は、きわめて慎重に準備されたもののはずであり、大統領の口から曖昧なことがうっかり口をついて出たというタイプのものではない。この発言が、そのご訂正されズ,現時点でもなお、ホワイトハウスのホームページに公式にファイルされている以上、米国政府の、正式なものの見方であるといえる。
上記1、2について、特に、爆発物がビル内部で炸裂した事実については、911真実追求運動の人々は、9月15日以降、議論する必要はなくなった。911事件真実追求運動の主催者、アレックス=ジョーンズのサイトでは、なぜかまったく掲載されない。彼のところには読者,関係者、同僚からありとあらゆる情報が寄せられているはずで、911問題の専門家である彼がこの情報を知らないということはあり得ない。ジェフ=レンスのrense.comでもこの情報が掲載されない。この不自然さについては後述する。
2.旅客機内で客室乗務員の指示に従わなかった場合(以下の例に見るように男女がいちゃついていて、それをやめるように客室乗務員に注意されたがそれに従わなかったケースなど)、ただちに、「反テロ法」によって起訴され、最大限禁固20年の罪科に問われる。笑い話などでは決してない。これがアメリカの現実となっている。客室乗務員の指示に従わない場合、それがいかなることであっても、反テロ法による逮捕および、最大限禁固20年の罪科が問われるといえるだろう。日本の航空会社の旅客機内であっても、アメリカ領空を飛んでいる場合(反テロ法では、アメリカ領域内でなくても、アメリカに向かうすべての飛行機内での同様な行為は、反テロ法で訴追される可能性があるので、日本人もよほど注意した方がいいだろう。日本人が逮捕された場合、アメリカ国籍を持つものより、さらに保護が弱い。先月17日発効した「特別軍事法廷法(Military Commission Act 2006)」によれば、日本人は外国人なので、反テロ法で逮捕された場合、通所脳の裁判所での裁判を受ける権利がなく、軍事裁判所となり、かつ、弁護士などからの人身保護請求の権利が否定されたので、一生涯,軍の施設から出してもらえないことになる(現在全米に収容所の建設が急がれている)。日本の飛行機以外でアメリカの領空、ないしアメリカに向かっている場合はもちろん、日本の航空会社の旅客機であっても、米国行き旅客機内で、狼藉や口論を起こすなど、客室乗務員とのトラブルを絶対に、絶対に絶対に起こさない方がいい。
http://www.excite.co.jp/News/world/20061115120728/JijiAfp_AFP009605.html
とにかく、これが現時点での「自由の国アメリカ」の法執行の現実だ。
実は注意したいのは、アメリカでは、航空機内のみならず、いかなる微罪でも、愛国者法1&2によって、政府はテロ行為と出来る仕組みを作っている。
悪寒と虫酸と戦慄が走る。
日本の新聞は、アメリカの変質を伝えていないので、従来同様なアメリカ観のままだ。しかし、知識人も、一般人も、阿修羅人も、従来の知識でアメリカを論じることはもはや全く不可能となっていることに注意されたい。
3.先日の北朝鮮で10月9日、地殻が震動するする事件があったことは確実と見ていい。京大の研究者が国土地理院のもつ観測装置(GPS)データを分析し,当時、高空の電離層に小さなゆらぎが起きたことを認識しているからだ(11月4日朝日記事電子版)。
http://www.asahi.com/special/nuclear/TKY200611040093.html
しかしこの大震動が核分裂によるものだったということを証拠づける科学データは,一ヶ月が経過する中、地球に設置されたいかなる観測装置からもどこからも一切でてきていない。亜米利加の情報長官根黒殿のご託宣は放射性物質を収集した、そして,これでプルトニウム爆弾だったことが判明したとなっているが、そもそももまず収集したものがいかなる種類の放射性物質だったかは発表されていない。つまり、これでは客観的科学データというレベルに達していない。他の科学者たちが検討のしようがない。つまり,地球のどこからも、北朝鮮の爆発が核分裂由来だったという科学的証拠が出ていなということ。日本の全国に設置された観測装置は全力でサーチしているが,全く異常を示唆するデータは報告されていない。
11月14日付け朝日新聞の長文インタビュー記事から引用しよう。元韓国副首相であるクオン=オギ氏、ジャーナリスト歴40年,東亜日報でワシントン特派員として駐在時、ベトナム戦争をカバー、編集局長,論説主幹を経て社長時代に金泳三大統領に請われ副首相に就任。その後、大学教授など経て今回すべての公職を退いてインタビューに臨んだ。日本語堪能で、朝日論説主幹の若宮氏と「韓国と日本」の共著あり。
小見出し
「本当に核か今も疑う」
朝日記者:北朝鮮が核実験を強行しました。
クオン(権)氏
「私には今回の核実験は、いまだに『スーパーノート』だと思える。どこまでも本物そっくりの紙幣だが、偽物ではないかと。実験直後の放射能検出は明確でなく、証拠写真もなければ実験場所も分からない。いまだに全容が断定できない。正真正銘の核かどうか今も疑う。世界が大きく揺れるようなできごとだと思わない。」
完全に同意する。
あくまで現時点では 核分裂が起きたことによる爆発テストがあったといえる状況になく、したがって、これは北朝鮮とアメリカ(場合によってはその他関係諸国も)による、「お話」fiction, 物語story に過ぎない、といわれても仕方がない状況だ。つまり。「物語」が政治的現実を作り上げているといわざるをえない。米国にとって、核物語を作り、もって複数の政治アジェンダを実現させる手法の一環だったのではないかと嫌疑がかけられても仕方ないだろう。
この問題について,国連の科学技官は北朝鮮に乗り込んで調査する以外、彼等が核分裂による爆発実験を行ったのか断定することは出来ないと断言している。つまり、「物語」が崩されることはありえない、ということ。
そしてこれが物語だった疑いの可能性を強化する展開が以下の米朝の合意劇。
http://www.asyura2.com/0610/war85/msg/1380.html
金正日が10月9日、核爆発実験したようにアメリカはテロに攻撃されかねない、だから11月7日中間選挙は対テロ戦争をテーゼとする共和党に投票してくれ。
またわれわれは,この邪悪な存在をなんとか手なずけることに成功している,だから11月7日の選挙では共和党に投票してほしい。結果としてこの操作は、あまり功を奏しなかったが。
朝日新聞などは、政府閣僚が北朝鮮の脅威に対応するため、日本も核を持つべきだという議論に対して批判的だが、そもそも北朝鮮は9月10日,核爆発実験を下というのが証拠がない以上、虚構であり、つまり、現時点で、日本も核を持つ云々のレベルの話ではないのではないか、という議論の展開をなぜしないのだろう。その方が書く所有反対論には有効なのだが。アメリカ、ネグロポンテ情報相長官に気を使っているとしか思えない。
少なくとも、「北朝鮮核爆弾実験物語」は選挙対策に有利になるように、巧みに構造化されていたように思える(この他にもこの物語を使って多くの政策アジェンダを実現しようとしている)。北朝鮮を「核保有国」と認定した上で、さらにボンボンの金哲男に後継させ、また「このさらなるアホがいつ核爆弾を使用しかねない」との物語に発展させ、都合の良いときに疑似緊張を継続的に活用するつもりではないかと疑いたくなる。近いうちに資料を貼付けて書くが、なにせブッシュ父が重役であるカーライル社がラーディン家から投資を受けていたの同様に,ブッシュ家と文鮮明夫婦が一体化している状態で(ブッシュ父の世界での講演を鮮明が仕切り膨大な金額の資金が「講演料」名目でブッシュ父に渡っている。また金正日は、文鮮明と平壌でホテルビジネスをジョイントベンチャーしている。またライス国務長官は他の一人の閣僚とともに、先日、元ワシントンタイムズ紙(文鮮明所有であり共和党の番犬報道機関)編集長を世界食料計画という国連組織の長に推薦をし押し込もうとしている。文鮮明をはさみ、米朝権力はあうんの呼吸が取れる関係にある。
サダムの死刑判決が中間選挙の前日のすべての新聞の一面巨大な記事であり、遊説先でのブッシュ大統領の、対テロ戦争のテーゼの正当性を高らかにうたい上げるその姿に,あの朝日新聞社説ですら政治アジェンダの遂行のための段取りだったのではないかと疑いをかける程だ。
4. ところで11月4日付け朝日新聞本紙で興味深い記事を見た。「人権の欧州に陰り」という見出し。皇帝ナポレオンの棺が安置されているパリのアンバリッド(廃兵院)の一画に米独仏独豪加(カナダ)の6国の情報機関の連絡室が2003年以来置かれていることがこの夏明らかになったとルモンド紙が伝えているという。イスラム過激派についての情報交換のためではないかと推測される一方、活動内容は極秘となっているという。イラク戦争について米欧は割れたが,諜報機関レベルでは緊密な関係を構築している実態が浮かび上がったという。つまり米国によるテロ容疑者の拘束・移送やキューバのグアンタモナ基地などへの収容を「国際法違反」と批判してきた仏独政府などが実は陰で米国の、ムスリム拘束と尋問に協力していた証拠が出てきたからだという。仏情報機関が同基地を訪れ6人を尋問していたことが仏裁判所が明らかにしたという。スペイン最高裁も7月下旬,国家警察が同基地で違法な尋問をしたとして、元収容者に無罪を言い渡したという。以前書いたが、実はこのように、世界の諜報機関はスペインも含み横でつながっており,一つのファミリーを形成しているといってもよい。もちろんイスラエルのそれも内々ではファミリーの一員であることは容易に想像できる。後述するが,バチカンの諜報機構であるイエズス会の諜報組織も連結しているだろう。つまりイスラエルとイエズス会の諜報機構はファミリーだろう。一枚岩の家族内ヒエラルキーでは後者が前者の上だろう。この問題については最後にあらためて言及する。
上記の記事に並んで同ページで,パキスタン系英国人のベグ氏が2002年1月,イスラマバードで米に拉致されアフガニスタンの米軍収容施設を転々とし、2003年2月グアンタモナ基地に移送された、英国政府に身柄を移され不起訴のまま2005年1月釈放された。この人に朝日はインタビューをしているが,彼は300回以上も尋問された、収容所の米兵は州兵と予備役兵が大半といい、対テロ戦争の問題点はと聞かれて,「米国が世界中を戦場と考えていること。テロ容疑者を片っ端から拉致して収容所に送ればいいという発想だ。テロ封じ込めの目的を超え,イスラム教国に戦争を仕掛けていると受け止められてもしょうがない。」と語っている。私見によっても、対テロ戦争とはキリスト教大本営側の、異教徒殲滅と終末預言実現(世界が滅び,キリストが帰還し世を立て直すという信仰構想の実現)のための一環である可能性をにらむ必要も高いように思われる。この場合,911事件の主勢力とその目的・動機についての推論はアレックスジョーンズら陰謀論世界主流の見方と180度異なってくることになる。
5.さて、次回投稿を予定しているのは,現在のアメリカ政治の大状況が、西洋史における宗教文化の歴史的巨大転換の結果できたキリスト教保守派大連合(ローマカトリック+プロテスタント保守派によるいわゆるECT運動)によって突き動かされているか、条件付けられているかについてだ(実は背景にバチカン,イエズス会,イルミナティー、オパスーデイ、メーソン、米国内ローマカトリック,福音書派などの重層的でひとつながりの動きが見て取れる。そしてイエズス会がこれらの統合センターになっている可能性が非常に強いと察せられる(米国では、ジョージタウン大学がイエズス会設立大学のセンターだがここの横断的人脈に注目。次期ペンタゴン長官に指名されているロバート=ゲイツはここで博士号を取得している)。バチカンーイエズス会が金融の連中(ロスチャイルドなど),またバチカンーイエズス会製シオニズムを彼等がまとめあげている(integrating)側面が強度に洞見される(ごく一般のユダヤ人は裏切られ、かき回され、翻弄されている可能性を検討する必要がある)。バチカンは比較的最近まで、サンフランシスコ拠点のバンカメBank of Americaの大株主のひとつだった。第二次大戦中、ヒトラー政権に裏打ちされていたウクライナとユートスラビアを支配していたウスタシュ政権Ustashe regimeによるホロコーストの犠牲者ウクライナ人と旧スーゴスラビア人(60万人のセルビア人,ユダヤ人,ジプシー、ユーゴ人が血も涙もないウスタシュよって虐殺されたという)から、ヒトラー政権と結んだ当時の全体主義政権の持っていた国民の金塊がバチカン銀行に収奪された、旧ユーゴスラビア,ウクライナ国民はその国民財産を取り戻す権利があるとしてサンフランシスコ連邦地裁に西暦2000年にバンカメとその株主だったバチカンを民事訴訟で訴えた。バチカン側は米国務省による、当時の金塊移動に関する資料請求を、バチカンは国家主権を持つ、とおなじみの理由で拒否しうやむやに終わっている。)
http://www.jewishsf.com/content/2-0-/module/displaystory/story_id/12947/edition_id/250/format/html/displaystory.html
さてさて米国で1994年5月に実は、ローマカトリックとプロテスタントの大勢(保守派)が某カトリック神父らよってまったく新しく作られたきわめて巧妙な神学理論のもとに歴史的に和解し(実はこれは反宗教改革を専一の目的としてバチカンがイエズス会をヒエラルキーに取り込んで以来の500年ぶりに起きた、衝撃的な歴史的大事件、宗教史の巨大転換点なのです),かつ合同し、同一の宗教戦略と政治アジェンダが設定される一大ムーブメントが起きていた。この歴史的大野合の司令塔はテオコンと呼ばれる。Theocracy Conservatism(神権政治保守主義)の略だ(1996年,ニューリパブリック誌記事、"Neocon vs Theocon"で始めて登場した概念 http://en.wikipedia.org/wiki/Theocon )。この運動の中枢の中枢にいた人物が9月の新著で内部暴露を行いテオコンの実態と動きを詳述している(私はこの本を入手している)。 博士号を持ち、大学教員もしていた学術系の人間による内部観察にもとづく内部告発だ。実は、彼によると、ネオコンを誰もが知る政治的社会的動きに育て上げたプロデューサーが,テオコンだったという。ネオコンのシンクタンク設立などに手を貸していた重大事実が明らかにされている。テオコンは米国の政教分離原則,表現の自由,信仰の自由を基礎とする憲法体制にとってかつてない尋常でない危機をもたらしていると警鐘を打ち鳴らしている。
こうした動きは主流メディアでは全く報告されていないが、彼等の動きを知らずして、現代と近未来のアメリカの政治・文化を語ること、ひいては日本の立ち位置を決めることは不可能とはっきりと断言できる。911事件がなぜ必要だったか,誰がこれを最も必要としていたか。この事件の主勢力は一体誰なのか。
あらためていうが、1994年5月のこの西洋宗教文化史における大事件の実態(それ以前に10年以上かけて、元来ルター派(プロテスタント)牧師から即席でローマカトリックに改宗しあっという間に神父になったある男を中心に一握りの連中によってこの大連合運動が創設されるに至り、現在もこの小グループがオペレートしている)を知ることなく、911事件の主勢力が誰なのかを誰何することは不可能だ。この事件の理解について、真実を探して旅に出たはずのわが愛する阿修羅ですら非常に活発な数人の書き手によって,一定方向に誘導されており、きわめて深刻な事態にあると受け止めている。ヒステリックに感情を荒げて決めつけ的に書いている人達には,距離を置くことが肝心だ。またわれわれのように絶対騙されないぞと決めている人々ですらも,あっけなく騙すほどに、やっこさんたちは、精緻で巧妙狡猾に情報を制御していることを知ったほうがいい。
ちなみに、中間選挙の結果を受けて起きている現象は、大統領のオフィースからネオコンが消え去り(リチャード=パーリ、フォルフォウイッツ(現世銀のトップ)はとっくの昔にフロントにいない。現時点で、前者はイラク戦争に持ち込んだ大統領を批判し,後者は,イラク戦争についても完全な沈黙にある)、ブッシュ父が大統領オフィースにあったときの人脈が戻り種勢力となっていることだ。
ネオコンの消滅は以下の新聞記事でその認識が示されているが、米国ジャーナリズムの共通した認識になりつつあるといえるかもしれない。ネオコンのラムズフェルドが去り、非ネオコンでありブッシュ父ファミリーの一員である、元中央情報局の長官ロバート=ゲーツがその地位にあてられたことはその象徴だ。
http://www.kansascity.com/mld/kansascitystar/news/politics/15965831.htm
ゲーツは、議会から委託された10人からなる諮問委員会であるいわゆるイラク研究グループ(イラクを3分割せよというのが基調。クリントンがユーゴを解体した方式。)の一員であり、その代表者がブッシュ父時代の閣僚,国務省長官のあのジェームズ=ベーカー3世その人だ。以下の、ブッシュ政権の人的サークルにある連中をトランプにしたものの,ダイヤの8が彼。
http://www.voltairenet.org/IMG/pdf/bushregimedeck.pdf
ベーカーは文字通りのブッシュ父ファミリーの超一員。実はベーカーの外交政策への影響力は,今でも非常に強いことは政治プロによく知られている。ブッシュ父人脈が,現ブッシュ閣僚に舞い降りていることは,実は,ネオコンをお役御免として解雇し、そのオーナーが前面に出てきたことを意味する。つまりテオコンが大統領府,特に外交軍事政策を表向きにも直接指揮することになったことを意味する(これまではネオコンに汚れ役をやらせていた)。いよいよご本尊が登場したわけである。ちなみに上述のように、ゲーツはジョージタウンダウ大学(クリントンも卒業生)で博士号を取得しているが,この大学は,米国のイエズス会運営(つまりローマカトリック運営)の大学系列の総本山であり、米国イエズス会ネットワークの中心的機能を果たしており、米国政治への影響力は非常に強い。イラクについての外交政策に変動は考えにくい(基本的に宗教分離原則を敵視するテオコンは回教徒を中心に非キリスト教徒の抹殺がデーマ=いわゆるcultural warであり、イラクを根本解体することを意図している。対するに、政教分離原則維持を主張するのがネオコン)。また民主党下院議長に就任予定の女性議員ナンシー=ペローシは中間選挙後いち早く,イラク戦争を招いたことを理由とするブッシュ大統領を弾劾する手続きは取らないと明言した点も対イラク外交政策に変更が起きないことを予測させるファクターだ。彼女は、選挙前,ブッシュを罷免すべきとの立場だった。ちなみにペローシはWikiによればローマカトリック教徒(ノートルダム高校、トリニティーワシントン大学というもろカローマカトリックの学校出身)、つまりキリスト教保守派に属しており、その点キリスト教福音派ブッシュと共通。彼女は,昨年,ラチンガーがローマ法王に選ばれたとき,以下のように故ヨハネ=パウロ2世を絶賛し、ラチンガーに熱い期待を捧げている。
http://democraticleader.house.gov/press/releases.cfm?pressReleaseID=936
“The incredible outpouring of love and appreciation for Pope John Paul II has been a profound testament to his life, to the power of faith, and to the Catholic Church.
“People around the world will now look to Pope Benedict XVI for inspiration and guidance. Cardinal Ratzinger earned the trust and respect of Pope John Paul II, who did God's work here on earth, seeking peace and justice for all. I hope that Pope Benedict XVI will build on that legacy.
“Our thoughts and prayers are with Pope Benedict XVI.”
ただ、家庭内の実践はユダヤ教,表向きは他の宗教を名乗る人々(ユダヤ人であるのに何らかの事情で,他宗教に強制的に改宗させられた人々)を,一般に、Crypto-Jewsと呼ぶが、以下の資料@によれば,彼女も夫もユダヤ系で少なくとも表向きローマカトリックに転向をしたCrypto-Jewsであるとのこと(つまりローマカトリック教会に属し日曜はそこに礼拝に行くということだろう)。イタリア系の夫は不動産業の億万長者。妻の父親は民主党の下院議員で後、ボルチモア市の市長。でこの父親の家族はアルゼンチンのユダヤ人だそうだ(イタリア出身のユダヤ人家族でアルゼンチンに離散したというのか,不明)。
情報@が正しいとすればの話だが(確からしさが不明)、彼女はイスラエルの誕生は20世紀の奇跡の一つと公言するように、,イスラエルよりの発言と立場を取るのは,その背景からして当然だろう。(ただ、一般のユダヤ系アメリカ人は伝統的に民主党に投票するので、民主党議員はイスラエルよりだ)
@http://judicial-inc.biz/pelosi.htm
Ahttp://en.wikipedia.org/wiki/Nancy_Pelosi
Bhttp://en.wikipedia.org/wiki/Thomas_D'Alesandro
ただ、彼女がクリプトユダヤ人か否かは、たいした問題にならない。ローマカトリックとつながりが強いことが確認されればよい。
下院がローマ法王を賛嘆してやまない(少なくとも表向き_ローマカトリック教信者に率いられるのである。彼女なら,共和党は当然、下院議長就任支持に票を入れる(彼女は中絶の権利は民主党の党是として賛成しているが)。また下院の他の共和党指導者、前回の副大統領候補ハワード=ディーン、ジョン=コンヤーズ(後者は昨年,大統領を罷免せよという大論文を発表しており、この選挙後、下院の司法委員会議長就任と見られている。1965年当選以来下院で安定的に20回再選され続けている大物。マイケル=ムーアの911事件のドキュメンタリー映画に登場し、一般的に議会(議員)は,ほとんどの法案を読むことはない,つまりめくら判で法案を通過させているとし、愛国者法案も同様だったなどと証言している人物)などは早々に、ブッシュ大統領を弾劾手続きに付することはないと表明をしている。
http://www.infowars.net/articles/november2006/101106Rotten.htm
http://www.newhousenews.com/archive/tilove111006.html
http://en.wikipedia.org/wiki/John_Conyers
コンヤーズはローマカトリック信徒からなる下院専門の10万人のメンバーを擁するロビー団体であるNETWORKという組織を例年支持している。
http://www.networklobby.org/
http://www.vote-smart.org/issue_rating_category.php?can_id=H1840103&type=category&category=Social%20Issues
下院司法委員会議長就任が予定されている彼が選挙結果判明後、ただちに、大統領を弾劾手続きに付することはないと断言したのは,これまでの彼のブッシュ批判の言説からすると一貫性がなく非常に不自然だが、次期下院議長と次期司法委員会議長が声を合わせて弾劾しないと声明を発表したことで、ブッシュ大統領が政治責任を問われて道半ばで罷免される可能性は確実にゼロになったのである。
下院民主党のこの二人の指導者はローマカトリックの価値に基本共鳴をしていることが伺われるが、ブッシュ大統領とその点,呉越同舟である。
民主党は、共和党を補完する動きを取っており、2大政党制のまやかしを感じないわけにはいかない。
またブッシュ大統領が通過させてきた軍事特別法廷法を民主党が廃棄や修正する動議も現時点では民主党のどこからもだされていない(その考えを示唆する議員は個人的にいるが)。民主党は大統領を保護する動きを取っているという印象は拭えない。つまり,今回の中間選挙の結果は,現行の政治トレンドを変える可能性は非常に小さいと見える。
6.田中宇氏は以下で
http://www.asyura2.com/0610/war85/msg/1670.html
“私は前回の記事( http://tanakanews.com/g1107america.htm )で、ラムズ
フェルドに対する軍内からの辞任要求について書いたが、”
としているが、これは完全な誤報である。
これは阿修羅の投稿にもある。
http://www.asyura2.com/0610/war85/msg/1372.html
「米軍4紙揃ってラムズフェルド辞任要求の社説
月曜日に陸海空軍および海兵隊の内部紙「アーミー・タイムズ」「エアフォー
ス・タイムズ」「ネイヴィ・タイムズ」「マリンコープス・タイムズ」が揃っ
てラムズフェルド国防長官の辞任を要求する論説を掲載することが決まった。」
田中氏はこのことを言っている。が,これは完全に誤報である。阿修羅の一般人が間違うのはいいとして、彼は朝日新聞フォーラム(ジャーナリズムのありかたについて)に参加する程のプロのジャーナリストである。
軍の内部(つまり政府職員)から辞任要求など出ていない。
一般全国紙であるUSA Today紙を発行する民間メディア会社であるガネット社が軍人を対象として発行している4つの異なる新聞に同一内容、つまりラムズフェルド辞めるべしといわば共同社説を書いたに過ぎない。これはUSAToday紙と同一基調のもので,要するに,ガネット社の考えであり,軍内部の考えでも何でもない。社説執筆陣は、公務員ではない。「小学3年生」という小学3年生向けの雑誌を出しているのが文部省ではなく,民間の小学館という企業に過ぎないのと同じことだ。阿修羅人なら仕方がないが、田中氏はジャーナリストとしては、基本常識を欠いている。なぜなら、政府一体の原則により、政府当局の公報紙(たとえば軍報)がその当局の基本政策に反対する言論をみずから載せることはありえないからである。田中氏の英語情報の咀嚼に危なさ,拙なさ、不安感があることがここに示されている。ラムズフェルドが軍内部から辞任を求められたのか、民間会社から求められたのか、では全く政治的意味やインパクトが違ってくる。これは見過ごせない誤報である。英文の元記事には Newspaper for Military(軍に向けての新聞)とはあるが、 Newspaper of Military(軍による新聞)とはなっていないのだが。forと ofとでは話が違ってくるのだ。
確認のため以下のガネット社のサイトに行ってほしい。その中ほどにRMY TIMES PUBLISHING COMPANYとありその4紙の名前が見える。その下にはUSATodayの名前も見える。
http://www.gannett.com/web/newspapers.htm
政府発行の軍報が政府の政策に反対する言論を載せるのはちょっと変だな、念のため発行元を調べてみよう、とすればインターネットではその確認は3秒でできる。ジャーナリストを名乗り、10万人単位で自分の執筆記事を配信しているプロが、これではいただけない。
また田中氏は
「今回の人事を見て言えることは、ベーカー委員会はお飾りではなく、権力を持っており、中間選挙で民主党が勝ったことを機に、それまで政権中枢で支配的だったチェイニーらタカ派を追い出し始めているようだということである。」
と書くが、ブッシュ父が政権内にいたときから今日まで、チェイニーのボスが一貫してブッシュ父であることを知らないのであろうか。ブッシュ父がチェイニーに猿回しをさせてきているのである。
ネオコン(主にユダヤ人によって構成される)をクビにし、その雇い主、テオコンが正面に出てきたとみたほうがいい。少なくともブッシュ父の勢力が、息子の政権の建て直しに出ていることは事実だ。
7.実はそんなことより静かだが大変なことが起きている。数ヶ月前、イタリアイルミナティー(モンテカルロP2)の最高位クラスに位置するレオ=ザガミというイタリア人(土地の名士で誰もが知る実名)が、組織内部の異常な悪魔崇拝に辟易して組織を離脱した。モンテカルロP2のトップが引退,その地位を襲うことになっていた人物である。彼はインターネットで英語により内部告発を開始、10月18日,30日,11月6日など、アメリカの某独立系調査ジャーナリストのインタネットラジオ番組のインタビューでそれぞれに日にライブで詳細を話した(総計5時間前後のインタビュー)。これは尋常でない衝撃的な内容になっている。イルミナティー内部のこれほど,高位の人間がインターネットを使って内部暴露したというのは、空前絶後だろう(発表の仕方が時代を感じさせる。インターネットのなかった時代と比べて陰謀や秘密保持が困難になりつつあることを思わせる)。組織を逃げたが,組織に追われ逮捕され、リンチを受けたともいう。今この時点では安全のためノルウエーで身を隠しているという。彼はバチカンの宗門であるイエズス会のもとにイルミナティーを含むカルト集団がNew World Order樹立のため蝟集し、イエズス会がすべてコントロールする権力構造にあるとまで詳述しているから驚きだ。バチカン宮殿の地下カタコンベで悪魔崇拝の儀式がなされていると告発する。そして彼はアメリカ市民向けに,バチカンは米国政府をコントロールしており,ブッシュ家はローマ法王の道具であることを知ってほしいと文字通り声を枯らしてラジオでこう警告を発している。
"The Jesuits and the Vatican hierarchy are the master black magicians, controlling the many cult groups involved in the New World Order," said Zagami. "American people need to wake-up as the Vatican controls the U.S. government. The Bush family is a tool of the papacy. They are actually crooks and consider themselves pirates and that is the reason for the name Skull and Bones. These are sick criminals that need to be exposed and I am not afraid to do that since I was one of them at the top level in Monte Carlo.
「イエズス会とバチカンヒエラルキーは黒魔術師の親方=マスターであり、新しい世界秩序New World Order樹立にかかわる、多くのカルトグループをコントロールしている。」
「アメリカの人々は、目をさます必要がある。バチカンが米国政府をコントロールしているからである。ブッシュファミリーは、ローマ法王の一つの道具に過ぎない。彼等は実際、crooks=犯罪者・詐欺師・盗賊であり、彼等自身自らを海賊と考えており、その証拠に、スカル&ボーンズの連中は、骸骨と骨という、海賊船に付けてあるシンボル旗と同じシンボルを使っている。こうした連中は病的な犯罪者であり、天下にさらされる必要がある。わたしは、それをするには十分な位置にある、なぜなら、私はモンテカルロP2のトップレベルの一つにいたからである(これはイルミナティー組織であり、その命令系統の上にバチカンーイエズス会があると別のところで述べている)。」
彼がショックだったことの一つが、バチカンの地下コンクラーベに連れて行かれたとき、そこで悪魔崇拝の儀式を強要されたことだっという。
また彼によると,バチカン・イエズス会は1980年にOperation Dreyfus(ドレイファス作戦)という操作を開始したが、それはユダヤ人をスケープゴートにする作戦だった、つまり,悪事は何でもユダヤ人がやっているという印象に世論を誘導させる戦略を立て展開していた,とも内部暴露した。この内部告発は聞き捨てに出来ないきわめて深刻な重要性を持っている。上記で紹介した、テオコンがネオコンを操作し,こちらに目を向けさせ、非難を集中させていた、という現象とどうやら重なってくる模様だ。また、ザガミ氏はアレックスジョーンズらのいわゆる「911真実追求運動」は完全に誘導であると断言している。(ちなみに歌手マドンナはイルミナティーに使われているという。チャベスは,熱心なローマカトリックとして生育された背景があることは周知だが、彼もこちらのサイドだと言う)
米国政治が,どうやらカトリック大本営の組織的動き、つまり、大本営が,米国でカトリックとプロテスタントの歴史的大合同をなし遂げ,その合同組織体で共和党および民主党の一部をコントロールしている構図が見えてくる。
わたしはアレックス=ジョーンズやrense.comのサイトを毎日何年も細かく見ているのだが不思議に、バチカン問題やバチカンスキャンダルやバチカンの動きなど,情報が非常に弱いことに不思議なものを感じてきた(特に、アレックスジョーンズ)。彼はバチカン,キリスト教右派についてほとんど批判も発言もしない(極端に少ない)、また、こうした動きを批判するコメンテーター、ゲストなどを彼の毎日のラジオ番組で呼んだという記憶がほとんどない。バチカンやイエズス会の研究者や彼等の国際政治レベルでの動きを批判するゲストが登場した記憶がないのだ。この方面の専門家は多数いるのだが。上記,ザガミ氏はアメリカのインタネットラジオの番組で一回1時間半のインタビューを5,6度受けており、膨大量の内部暴露情報を提供している。この人物や彼のもたらす情報を一切合切カバーしないこと際立っていいるのがアレックスジョーンズだ(レンズはこれを多少なりともカバーしているが、申し訳程度である)。情報価値から見て値千金なこのような情報をを載せず、これと比べればゴミ以下のどうでもいい情報を掲載しているジョーンズの動きに不自然なものを感じないわけにはいかない。
以下のバチカン研究最高峰の多作学者(イエズス会出身でローマ法王の元側近,後に転じて大学教授)による730ページからなる歴史的大著(オリジナルのハードカバー版は1990年刊行で私自身はペーパーバック版でなくそれを所有している)によれば、バチカンが国際政治の現場でいかに積極的な工作に打って出ているか。ソ連解体に向けての裏にバチカンの操作があったことが事実を持って詳述されている(ちなみにこの本はソ連解体の直前に発刊された)。この書で、バチカンは自らを中心権力とした新世界秩序(NWO)の樹立を目指していると内部告発されている(邦訳なし)。主流メディアの書評欄で絶賛された作品。
http://www.amazon.com/Keys-This-Blood-Versus-Control/dp/0671747231/sr=8-1/qid=1163589199/ref=pd_bbs_sr_1/002-6431379-5593620?I
元イエズス会の神父でかつローマ法王の側近だった人物,マラキ=マーティン氏が今度は自由の身の学者として、バチカンの政治操作を内部告発しているが、これは非常に、重大な情報価値がある。
この著者には、同様にイエズス会の内情を告発した『イエズス会』というタイトルの大著もある(526ページ。これを私は持っている。1987年刊行で邦訳なし)。http://www.amazon.com/Jesuits-Malachi-Martin/dp/067165716X/ref=pd_bxgy_b_text_b/002-6431379-5593620
この書には、本来ローマカトリックのヒエラルキーでは、バチカンがトップ、そのすぐ下にイエズス会があったのだが、それがイエズス会の世界化の結果,力関係が逆転し、イエズス会がバチカンに命令を出す下克上が起きたことを詳しく説明している。この本は、陰謀論の雑記本ではない。ニューヨークタイムズ紙のベストセラーリストに入ったもので、ウォールストリート紙が絶賛した経緯がある、きわめて学術的正確の強いものである。これはイエズス会出身の神父でかつ、同時に、ローマ法王の側近だったというバチカンヒエラルキー最深部のインサイダーであった身分が書かせているものだけに、経験と実証に基づくだけに説得力が非常にある。この2著とも一流出版社から出ている。
8.現代の国際政治,アメリカ政治を論じる上で、ローマトリック総本山(イエズス会がその実動部隊。インサイダーであったマラキ=マーチンによれば、現時点ではイエズス会総長がローマ法王に命令する上位の立場にあるという。)の国際政治平面の動きや作用を視野に入れない議論や分析は笑止でありナンセンスといわざるを得ない。それでは陳腐で凡百、100年一日の「ユダヤ陰謀論」に堕するだけで、太田竜の週刊日本新聞や2チャンネルレベルにおあつらえ向きだ。キリスト教についての歴史、特に、500年に渡る宗教改革(特にカルバン主義=宗教は個人レベルのものとし、政教分離,表現の自由を訴えた)と反宗教改革(バチカンーイエズス会)の血みどろの歴史的相克とコースについての学術的知識を基礎として持たなければ、欧米現代政治を語ることはできない。この双方の激しい闘いの結果が、国家主権の概念が生まれ、近代の始まりとされる、歴史に名高いあのウエストファリア条約を生んでおり、またアメリカ合衆国誕生のダイナミクス(アメリカ憲法・近代憲法の根本原理のひとつである政教分離原則はカルバン主義を基礎としている)を生んでいる。この10年、アメリカの建国以来、最もキリスト教保守派の政治への影響が最大化し、政教分離原則、言論の自由の原則が、根本から消滅する(先月10月17日に発効した軍事特別法廷法、それ以前の愛国者法)という、米国存亡の危殆に瀕している現実も、ローマカトリックとプロテスタント(つまり宗教改革とその反動)の歴史的相克の視点抜きに理解することは出来ない。この視点を持つとき、欧米史ではブッシュ政権(ブッシュ父ファミリー。バチカンはナチスと政教協約を締結し、ヒトラーを支えたが、ヒトラーを支えたのはバチカンのみでなく、ブッシュ父の父親プレスコット=ブッシュその人が資金提供していたことは米国の議会資料によって明らかであるとして最近、ジャーナリストによって報告されている。彼はこの報告後、不当逮捕され現在拘留されている。ブッシュ家に取って、一番知られたくないことであることが分かる)が対抗宗教改革のフロントである可能性を考察する目が開かれてくるだろう。対抗宗教改革(バチカンーイエズス会)側はイエスキリストが本拠としたエルサレムに帰還し、そこにソロモン宮殿を作り、法王が世界の支配者になることを目指している。彼等は、プロテスタント(宗教改革勢力、特にカルバン主義)許すまじ、ユダヤ教許すまじ、その他の異教徒許すまじの視点を歴史的に一貫して持っている。そもそもローマ本山から見れば、キリストを磔にかけたユダヤ人は憎悪の対象であり、鼻クソ程度の位置である。プロテスタントの国,また世界最大のユダヤ人人口のアメリカ合衆国は破壊の対象と考えることに何の違和感もない。彼等の本音は米国内プロテスタントとユダヤ教徒、アジア人仏教徒などの殲滅である。キリスト教保守派に楯突く連中は、すべて全米レベルで現在建設中の強制収容所送りで一生出て来れないようにしてやる。「処分」してやる、となる。ローマ大本営の、宗教改革陣営に対する500年の歴史的怨念と、ローマ教会発足以来の世界権力奪取への1700年の歴史的執念の凄まじさをわれわれは知らなければならない。通時的な見方が欠かせないのだ。創価学会の権力奪取野望は高々60年程だろうが、ローマ教会は、4世紀以降の膨大な念の集積なのである。
9.アレックスジョーンズの上記のように一貫したこの立ち位置に注意したい。腕利きジャーナリストによるインターネットラジオ界での上記のザガミ氏の内部告発をジョーンズが知らないはずはないが,この衝撃的内部告発事件も彼のサイトで一言も情報掲載していない。ジョーンズがキリスト教保守本流・総本山側の情報操作活動の担い手である可能性を考えないわけにはいかないのだ。911事件の真の主勢力を隠蔽する陽動戦略をになっている匂いがフンプンなのだ。これはザガミ氏の登場以前から私自身疑いを感じていたところだ。アレックスジョーンズによれば 911事件は軍産複合体やネオコンにコントロールされたアメリカ「政府」の仕事であると断定し激しくアジテートしている。
http://www.infowars.com/articles/sept11/911_truth_is_dying.htm
“Free humans worldwide who have discovered the real truth about 9/11 will never stop until the military industrial complex mass-murderers who carried out the attacks are brought to justice.”
“Do we really expect Pelosi to stand up to the war-hungry Neo-Cons when she personally attacked the Iraqi President for not supporting Israel's absolute butchery and destruction of Lebanon? Memories of liberal excuses for Bill Clinton's Serbian holocaust come flooding back.”
また今年6月、「911+ネオコンアジェンダシンポジウム」を主催し、911事件はネオコンユ(ダヤ人勢力)だという方向付け、印象付けを行っている。、http://en.wikipedia.org/wiki/9/11_%2B_The_Neo-Con_Agenda_Symposium
ジョーンズの動きを「あの最も信頼できない」CNNは彼をインタビューすることで、大々的に報道。またジョーンズは,オクトーバーサプライズがある,つまりアメリカ本土に大規模テロが10月末までにあると喧伝し、その予測を「あの共和党マードックの」Foxテレビが全米に報道、全米を,恐怖感に陥れていた。(このことを、下に書く、オンラインジャーナリストFintan Dunneがジョーンズは政権の恐怖話を吹き込むメガホン(心理作戦の一環)だ,と早々から批判・唾棄していた)。
このように、アレックスジョーンズは、911事件は、米国政府、軍産複合体、あるいは,ネオコンユダヤ人ネットワークが犯人だと執拗にキャンペーンを歴史的に張ってきている。
ちなみにこのシンポジウムでジョーンズとジョイントしたハリウッドスター、チャーリー=シーン。911について政府の説明は矛盾だらけと発言し「あの」CNNが大々的に取り上げた。チャーリー=シーンの父親、同じくハリウッドのスター、マーチン=シーン。
http://en.wikipedia.org/wiki/Martin_Sheen
このSheenという芸名は、自分がローマカトリック信者として尊敬するカトリック神父で神学者のフルトン=シーンという人物から取ったものだ。
http://en.wikipedia.org/wiki/Fulton_J._Sheen
この神父は,神父としては米国20世紀で最大の影響力を与えた(全米ラジオ番組、The Catholic Hour" 全米テレビ番組"Life is Worth Living," を通じ説教、共産主義への過激な攻撃で有名。96冊の著書)
“Sheen adopted his stage name in honor of Catholic archbishop and theologian Fulton J. Sheen.”
ジョーンズだがようするに、少なくとも「政府という単位でない、キリスト教という宗教勢力、欧州に本拠を置く白人巨大カルト=バチカン」ではない誰か(somebody else)が犯人である、といいたいらしいのだ。主犯はアメリカ政府そのもの、その内部のネオコン、というのが、彼の立場である。
rense.comも類似したスタンスであり、キリスト教保守本流・総本山についての情報はジョーンズに比べて少しましだが相対的にやはり非常に少ない。この二つばかりをみていると、彼等にお持ち帰りされてしまうのだ。
アレックスジョーンズに安直に踊らされている喜んでいる阿修羅の主参加者 、関係団体はあとからお人好しとのレッテルを貼られる日が来ないよう祈るばかりである。
9.インターネット言論界で最も高度な分析力を見せている一人がオンラインジャーナリスト、Fintan Dunneだ。彼等のラジオでの定期リポート聞いてほしいのだがこの人の頭の良さ,分析力の高さはちょっと尋常ではない。米国の「キリスト教白人の中産階層,労働者階層向け」の威勢のいいアジテーター、ジョーンズとは知性に格の違いがある。
http://www.gulufuture.com/
http://www.fintandunne.com/
彼は2005年8月に誰が911事件での中央情報局側のアセット(穴蔵のネズミ)であるか発表し、さらにバージョンアップし2006年1月,15人を指定している。この中に,ジョーンズや、(別枠で物理学者スティーブン=ジョーンズ教授)、マイケル=ルパート、など911真実解明グループを名乗る人々の主要な何人かを指定している(先日そのメンバーの一人で,日本で講演した人物も指定されている)。
http://breakfornews.com/forum/viewtopic.php?t=26
1989年、ポンズ博士,フレッシュマン博士が,常温核融合の実験に成功したと発表し、世界を衝撃に陥れた。これで,石油依存のエネルギー体系とおさらば出来るかも,という希望の灯が世界に灯った日だったのだ。ところが、スティーブン=ジョーンズ教授は,自らも実は常温核融合の権威であり,また非常に少量の常温核融合に成功していた実績(ポンズとは異なる方法で)があるにもかかわらず、米物理学会会長の立場をいいことに,3ヶ月後記者会見を自ら開き、世界に向けて、ポンズ博士らの実験は追試が出来ず、つまり、常温核融合は存在していないと宣言し、米国物理学者が,常温核融合研究から総撤退する(ジョーンズの言葉を受け、政府が研究者に研究資金を一切出さなくなった)歴史的な転換点を作り、世界を希望から落胆へと陥れたという。つまり、彼は米国政府による、常温核融合研究に携わり,一定の成功を収めており,常温核融合は存在することを米政府は地下的には確認済みだという。つまり、情報当局が彼を起用し,開発に当たらせると同時に、表向きには,世に常温核融合はあり得ないという狂言回しをさせたという。その男を911事件解明の名の下にまた役者として使ってきたとDunneは告発している。彼の解説を以下のラジオで聞いてみてほしい。
http://www.breakfornews.com/audio/NextLevel060615.mp3
常温核融合の権威,米国物理学会のの会長にあった男が911事件解明に乗り出したという、違和感、場違い感を自分の中で調整することがこれまで困難であったが,彼が89年の常温核融合研究の抹殺を担当した情報局側のオペレーターであったという経緯を知るとき、やはり背景があるかもしれないという見方に立っている。
また、彼は,2005月8月に、同時に、以下のサイトがCIAと直接契約しているかあるいは,本人が意識せぬまま,彼等の情報のアウトレットとして使われていると、リストしている。アレックスジョーンズや,ジェフレンズもその中にリストされている。
http://www.breakfornews.com/TheCIAInternetFakes.htm
彼も911は政府のインサイダーによるものと断定してはいる。彼が相当に頭に来ていることのひとつは、自分のサイトで発表している文章が、ジョーンズのサイトで引用されるが、その際彼等に書き換えられてしまう被害を何度も受けていることだという。
アレックスジョーンズが持ってくる個々の情報は正確かもしれないが,その並べ方,編集の仕方(911事件真実追求運動の組織の仕方を含む)には最大限の警戒を払い,距離を置いた観察が必要だろう。彼が,政府の説明にはウソがあるとして果敢に批判している功績は認める一方、本筋を隠すため情報当局と契約をしていないまでも(その可能性も考察しておく必要がある)、少なくとも虎の尾を踏まない、一線を絶対超えない,非常に念入りな動き(そこを触れたら命の保障はしない,あるいは社会的生命を抹殺されてているという脅しをかけられている可能性もあるが)をしている可能性も否定できない、という注意深い距離の置き方が必要と思われる。彼はテキサスのダラス郊外出身で今,オースティンが活動の本拠だが、南部の濃厚なバイブルベルト地帯(白人キリスト教保守派エリア)で生育してきており直近のリスナーはこのエリアの人々であることは彼の立ち位置を理解する上で、頭に入れておいた方がいいだろう。
あらためていうが、9月15日,ブッシュ大統領が、ホワイトハウスで、自ら、911事件でWTCビルの中に爆弾が仕掛けられ、それが爆発した、と考えているとの発言(爆弾によるビル崩壊説)を、アレックスジョーンズは自分のサイトで、言及しないのだろうか(私の知る限り知らない)。
10.私がここ数年、最も衝撃を受けた情報。それは、米国緊急医療の医師で緊急医療学会の会長まで勤めた人物David Greerの手になるものだ。彼はまず医学者として非常に高いランクにあり、社会的にも信用されている人物。
http://en.wikipedia.org/wiki/Steven_M._Greer
彼は子供の頃UFO遭遇体験があったため、やまれずUFO問題解明のため、西暦2000年前後、各国の防衛関係者,政府関係者、政府コントラクターにインタビューを試み、自分の関連したUFO関係のできごとを実名で顔を隠さず動画撮影に応じてもらった(一人でカメラを担ぎインタビューに当たった)。これが108時間分蓄積された。これが2001年5月,米国議会の権威あるナショナルプレスフラブ「主催」の大掛かりな記者会見につながった。主流メディアがすべて集まったが、BBCはこれをナショナルプレスクラブが主催したものの中で最も奇妙な記者会見だったと評している。なぜか。この日の記者会見では、25人の米軍人が演壇に登場し、自分たちは職務を通じ、UFOに遭遇した。この体験を議会を通じて公表したい、しかし、公務員の秘守義務があり、それができない、ついては、UFO関連では、この保守義務を除外する法的手当をしてほしいという訴えがなされたのである。彼等は400人程の、同様な立場の人々(政府関係者)を代表して登場したものだった。これは米国メディアでそれなりにインパクトを与えたのだが、911事件の発生で、雲散霧消した経緯がある。
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Disclosure_Project
インタビューしたデータをさらに圧縮して一冊の本として、同時期発表されたのが彼のこの本(私は持っている。600ページ弱の大部。邦訳なし)。
http://www.amazon.com/Disclosure-Military-Government-Witnesses-Greatest/dp/0967323819
彼のインタビューの中で、わたしが尋常でないショックを覚えたのは、米海軍の潜水艦の乗組員がある科学データ収集の特殊任務を与えられ、任務終了し、基地に戻ったところ、データを手渡すはめになったのはそこに立っていた神父(つまりカトリック)だったこと、なんで米軍人の自分が僧衣をまとった坊主(神父)に米軍の秘密科学データを渡さなければならないのかと激しく訝り、衝撃を覚えたと証言をしていることだ。また、別の科学者のインタビューでいくつもの軍の秘密の科学プロジェクトに関与したが、次第により秘密性、地下性の深いプロジェクトに巻き込まれていったところ、最後に、ある宗教儀式への参加を強制された、それが、悪魔崇拝の儀式だったため、尋常ではない驚きを覚えたという。これらの証言から伺えることは、国防総省の最深部・中枢にカトリック神父が存在している事実だろう。また悪魔崇拝の儀式を強要されたということは重要なデータだ。上記ザガミ氏の情報と違和感なく一致している。これはメガトン級に重要な世紀の大情報といえる。
911事件は国防総省抜きには実現不可能だ。しかし、その奥の院にローマカトリック神父(イエズス会神父だろう)が鎮座しているとなると、911事件を「アメリカ政府」主催、「ネオコンユダヤ人主催」「軍産複合体主催」との図を描くことは非常に困難となる。国防総省の秘密科学データのお届け先が、悪魔崇拝のカトリック神父だというのではお話しにならない。少なくとも、ペンタゴン長官より権力を持つ国外勢力があるとみていいだろう。つまり911事件はアレックスジョーンズが唱えるような、「アメリカ政府説」では全くないと考えられる。アレックス=ジョーンズ,ジェフ=レンス、そしてヒステリックにユダヤネオコン陰謀説を唱える阿修羅の人などの活動は、陽動作戦そのものか、それに操られているものと考えられる。ジェフレンズはジョーンズと違いUFO関係を扱っているのに、上の、Dr.Steven Greerの情報を扱った記憶がない。
デビッド=アイクがのうのうとやっていられる理由。バチカン,とくにイエズス会に一切触れない人畜無害なものなだからだ 。リンドン=ラルーシュも同じで、彼もバチカンについて絶対に悪いことは言わないし(むしろ肯定的)、そもそも言及しない。911でビデオを作っている従来からの陰謀論の大御所のひとりアンソニー=ヒルダーも熱いキリスト教信者であり、かつ911をユダヤの陰謀、NWOの黒幕をユダヤ勢力としている。
このように、著名陰謀論サイトですら、ほとんど誰も虎の尾を踏まないのだ。彼等が黒幕はやれ、ユダヤだ、金融資本だ、軍産複合体だ、宣伝してくれるのでご本営は高いびきで、また密かに何でもやる自由を維持している。ちなみに、米国外交委員会のリーダー達は、なぜかローマカトリックである(いつか,資料を添付します)。
以上のような理由から、大変失礼だが、阿修羅おなじみのワールドフォーラム(木村愛二氏、ベンジャミン=フルフォード氏ら)の動きは成果を見ることはないことを保障する(911の公式の説明に多々矛盾があるというところまでは、情報を広めることは出来るとしても、主勢力を明らかにする実力と技量、およびイマジネーションは持っていない)。アレックス=ジョーンズ路線 、つまり、単線的で安っぽいユダや陰謀論のラインで走っている、実に軽量級だからである。また11月20日の以下の投稿段階で、9月15日大統領府での記者会見での大統領発言(WTCビルは内部に設置された爆弾が爆発したとの政府見解)についての情報をもっていないことが見え見えだが、このようにアレックスジョーンズの煙幕作戦に引っかかる程度の情報収集能力と知識しかないおっちょこちょい組だからである(失礼!!)。阿修羅には、キリスト教総本山の動き注目させないよう、ヒステリックで声高に煙幕を張る輩がいる。そして、ワールドフォーラムは、これにまんまと引っかかっている。
http://www.asyura2.com/0610/war86/msg/228.html
最後になるが、世界の諜報機構が内側でひとつの秘密のサークルを作っている。その名も Le Cercle。研究者たちには,この組織は米国中央情報局がその資金手当をしている可能性が高いといわれており、以下の、こうした秘密機構をあぶり出すサイトにそのメンバーのリストが一部明らかにされている。現在の反テロ戦争の仕組み,背景を理解する上で最重要の秘密組織体がこれだ。英国女王、サウジのファイサル国王の息子、オマーンの現サルタン、フランスのシラク大統領,キッシンジャーなどもメンバーリストに入っている。ハマス、PLO,アルカイダなどの創設者は皆いわゆる著名な「ムスリム同胞団」出身だが、この組織は西側の諜報機構に守られていることだけは確かだという。またLe Cercleのメンバーのバックグラウンドの説明を読む限り、バチカンの宗門である,イエズス会,マルタ騎士団,オパス=デイの組織の連中、またメーソン組織であるP2ロッジの連中があまりに多い。実際、ヨハネ=パウロ2世(前ローマ法王),ラチンガー(現ローマ法王)のこの組織への出入りも説明されている。
http://home.planet.nl/ 〜reijd050/organisations/Le_Cercle.htm
http://home.planet.nl/ 〜reijd050/organisations/Le_Cercle_membership_list.htm
リスト製作のための参考リストは非常にしっかりしている。ローマカトリック大本営サイドと西側情報機関・諜報機関が裏世界で連結しているさまがありありと浮かび上がってくる情報といえる。
西洋近代がどのようにして成り立ってきたのか。それを勉強したい人は、キリスト教の宗教改革(Reformation=プロテスタント)の発生とそれに対抗する反宗教改革(Anti-Reformation=ローマカトリックーバチカン)との間の、血で血を洗う激しい相克と展開を、なかんずく、バチカンの直属部隊であるイエズス会がどのような仕事を展開していたのかという視点から勉強されることを強くおすすめします。Reformation vs Anti-Reforamtionこれについての歴史的知識がないと、欧米現代政治を読み解くことは出来ません。阿修羅辺りで安っぽいユダヤ陰謀論にもてあそばれて一生を終わることになります。テレビでしたり顔で米国政政治などを解説するジャーナリストにはじめに試験しなければならないのは、この分野の知識を基礎としてに持っているか否かです。西洋を語る、論じるといことは、白人キリスト教を語る、論じるのとほぼ同義であるという程に、白人キリスト教(=カルト)の存在は人類史、近現代政治史に決定的にで巨大な影響を与えています。その比は、周縁に棲息を強いられたユダヤ人のそれとは到底足下にも及ばないのが歴史的真実です(ユダヤ教の思想はそれ自体耐え難いものがあり、白人文化であるキリス教えと共鳴する毒を持つが)。
11.次回、カトリックとプロテスタントの合同という宗教文化の巨大転換の歴史的大事件と、発足したその運動体の動き、および、イルミナティーのトップインサイダーによる内部事情による暴露について書きますが,内容的に相当に胸くそ悪いことばかりですので、その前に,美しい気持ちになれ,事前中和剤として機能してくれそうな情報を以下に貼付けます.
雪の結晶の写真です。アメリカ農務省がその科学部門で撮影したもので,以下はすべて農務省の正式サイトからのものです。あまりの美しさにあごがはずれるほど愕然ときています。自然界の創造性の偉大さに驚倒し,深い畏敬の念を抑えることが出来ません。この写真をプリントアウトし、枕の下に敷いて、美の波動に包まれて眠りにつきたいと思ってしまいます。
28
2012/1/10
ヘンリー・メイコウ博士が、『世界を支配するサタン教(The Satanic Cult That Rules the World)』という題で、ロスチャイルドなど世界を支配する人々が信じる宗教、ユダヤ教サバタイ派について記している。――翻訳者
http://www.rense.com/general78/stnic.htm
偽りの霊感批判
デカルトのMeditation は、イグナチウス・ロヨラの『霊操』とベルレ枢機卿の霊的Meditationの組合せと見るこ とができる。
霊操 その1
霊操 その2
サバタイ・ツヴィ運動
サバタイ派の始祖、自称「メシア」のサバタイ・ツェヴィは、悪魔的カバラ主義に基づいて新しい教えを開いた。正統派ユダヤ教徒は、彼を異端とみなし排斥した。
1666年、トルコのスルタンに「イスラムに改宗するか、それとも、死ぬか」と迫られたときに、彼は改宗したふりをした。普通、こういった踏絵を迫られた場合、ユダヤ人は死を選ぶのだが。
この偽装こそ、ロスチャイルド家をはじめとする、彼に従う人々が今日も取っている基本的な戦略である。
以前共産主義者だったベラ・ドッドによると、1930年代、共産党は、1100人の党員をローマ・カトリック教会に送り、司祭、枢機卿、そして、恐らく教皇の地位に着かせた。
この偽装工作によって、このサタン教は、ほとんどすべての政府や宗教に入り込み、それを覆し、実質的な革命を実行してきた。それがあまりにも巧妙であるため、誰も革命が進行していることに気づかない。
優秀な研究者クリフォード・シャックは次のように述べた。
侵入・潜伏・姦計を通じて、この目に見えないネットワークは、我々をことごとく支配するに至った。サバタイ・ツェヴィの死後41年たった1717年に、彼らはイギリスの石工組合に入り込み、そこにフリー・メイソンを作った。・・・[ツェヴィの後継者]ヤコブ・フランクは、1776年に設立されたイルミナティとして知られるフリー・メイソンの内部組織に大きな影響を与えた。フリー・メイソンは、[アメリカ、フランス、ロシア]革命、国連創設やイスラエルの建国、両世界大戦(ホロコーストすらも!)、ケネディ兄弟暗殺――父親を含め、ケネディ家はこのネットワークによるアメリカ乗っ取り計画を妨害しようとした――のような大事件の背後に隠れた巨大な力であった。
「万物を見通す目教」とも呼ばれる(1ドル札の裏を見れば、彼らがいかに我々の生活に大きな影響を与えているか分かるだろう)サバタイ派の人々またはフランキストたちは、政治的・宗教的カメレオンである。彼らはあらゆる場所で活動し、権力を行使している。正義の側にも、悪役の側にも、彼らがいる。第二次世界大戦は、そのよい例である。次の指導者たちは、万物を見通す目教(サバタイ・フランキスト)の信者である。
フランクリン・ルーズベルト、ウィンストン・チャーチル、アドルフ・ヒトラー、エウゲニオ・パセリ(教皇ピウス12世)、フランシスコ・フランコ、ベニート・ムッソリーニ、ヒロヒト、毛沢東。
シャック氏が正しければ、歴史家、教育者、ジャーナリストたちは、嘘を信じ、我々を真理から遠ざけるために協力しているということになる。
つまり、我々の世界、そして、我々の世界観は、オカルト秘密結社によって形作られてきたということだ。我々の文化は、入念に仕組まれた心理操作の産物以外の何物でもない、と。
我々は、サバタイ派とその信者たちに注意を向けるべきである。しかし、彼らは真の姿を隠している。彼らは、「啓蒙主義」、「世俗主義」、「モダニズム」を生み出した黒幕である。しかし、これらは、人類をサタン教に導くための最初のステップに過ぎない。
ラビ・マルヴィン・アンテルマンによれば、彼らは「罪こそ神聖だ」と信じており、罪の実現のために活動しているという。メシアが来臨するのは、人々が義の状態に達しているか、もしくは、徹底的に堕落した時である。サバタイ派は、堕落のほうを選んだ。
「誰も聖人君子になれないのであれば、罪人になろうではないか」と。
[来臨を呼び起こすために、世界を堕落させる・・・。これが、サバタイ派の人々が世界を救う道なのだ。――翻訳者]
「禁じられた事柄を許す者」の彼らの祝祷は、後に、イルミナティの「汝の欲するところを為せ」とのスローガンに変わった。徹底した無道徳を唱える彼らは、「目的は手段を正当化する」と信じている。("To Eliminate the Opiate,"Vol. 2 p. 87)
1756年、ヤコブ・フランクとその追従者たちは、ユダヤ教ラビによって除名された。アンテルマンによれば、19世紀の改革、自由主義、革命運動の背後には、サバタイ派の人々がいたという。
彼らは、「ハスカラー」(ユダヤ人の世俗化運動)をはじめとするユダヤ教の改革運動と保守的運動の黒幕でもあった。つまり、ユダヤ人は、サバタイ派の影響を受けてきたということである。しかし、このことに気づいている人々は誰もいない。
これこそ、彼らの戦術だ。彼らはサタンの王国を広めよう、などと直接的な表現をけっして使わない。彼らは、穏やかな声で、こうささやく。「神は本当にいるのですか?」と。
「セックス革命」「女性の自立」「国際主義」「多様性の受容」「宗教的寛容」などの主張を通じて、我々をサタン教に引きずりこうもとしている。
彼らの隠された目的は、「我々以外のすべての集団的権力」を破壊することにある。
我々は「フリーセックス」が「進んだ現代的な考えかたである」と言われてきた。しかし、サバタイ派の人々は、350年以上も前からスワッピング、乱交、姦淫、近親相姦に耽ってきたのである。彼らは人種間結婚も奨励してきた。我々は彼らの宗教に部分的に取り込まれてきた。
アンテルマンは、ラビの裁判の様子をこう記した。シュロモの息子サムエルは、涙ながらに、自分がトーラー(律法)を捨てたことを告白した。彼は、妻に対して、ヘルシェルとセックスすることを何回か勧めた。「私は、罪深い。彼女は、望んでもいなかったのに。」(111)
性的な放縦は、共産主義の特徴であり、サバタイ派の教えの直接的発展である。
ヤコブ・フランクは、美しい妻を餌にして、有力者を自陣に引き込んだ。共産党の女性党員は、同様に利用されてきた。イルミナティの設立者アダムズ・ヴァイスハウプトは、義理の姉妹に子供をはらませた。
以前モサドのエージェントであったヴィクトル・オストロフスキーは、著書『欺瞞の裏側』において、モサドの休暇の過ごし方について述べた。プールの脇で開かれたパーティにおいて、スタッフは、未婚の者も含めて、みな素っ裸であった。
サバタイ派の陰謀の影響は、単純な観察者の目から隠されている。例えば、「ホロコースト」という言葉は、その本当の意味と無関係に使用されている。ラビ・アンテルマンは、第二次世界大戦のかなり以前からそれが「全焼の生贄」の意味であると述べていた(199ページ)。
彼が引用したブルーノ・ベッテルハイムによれば、「もっとも無慈悲で、もっとも野蛮で、もっとも恐ろしく、もっとも凶悪な大量虐殺を『全焼の生贄』と呼ぶことは、神と人への冒涜である」(205)。
それは、誰の生贄だったのか。何が目的だったのか。もちろん、サバタイ派のオカルト儀式と関係がある。ホロコーストという言葉を使う時に、我々は意図せずして彼らの冒涜の仲間入りをしているのだ。
アンテルマンによれば、サバタイ派は、ユダヤ人を嫌悪し、彼らの絶滅を計画しているという。ラビたちは、すでに1750年にこのように警告を発していた。「もしサバタイ派の策謀を阻止しなければ、ユダヤ人は彼らによって絶滅させられてしまうだろう」(209)。
ユダヤ人の中には、ヨーロッパでの迫害から同胞を救い出そうとする者もいたが、アンテルマンによれば、「[合衆国の]ユダヤ人社会の保守的な人々も革新的な人々も虐殺を無視した。米国ユダヤ人会や米国ユダヤ人委員会、ブナイブリスは、無為無策に徹した」(217)。
サバタイ派の人々は、その悪魔教の外部者と結婚しない。彼らは、金持ちで社会的影響力のある異邦人と結婚することもよくある。バロン・ロスチャイルド4世(ヤコブの)母親はユダヤ人ではなく、彼の妻も異邦人であった。
もう一つの例は、アル・ゴアの娘カレナが、1997年にアンドリュー・シフと結婚したことである。アンドリューは、ヤコブ・シフの曾孫である。ゴアの父親は、アルマンド・ハンマー(オキシデンタル・ペトロレウム)を後援者とする上院議員であった。アルマンドの父親は米国共産党の創設者である。ヒトラーやブッシュ大統領と同様に、アル・ゴアもイルミナティのエージェントである。
人類は、強大な権力を持つサタン教徒の手の中にいる。彼らによる我々に対する攻撃を回避することは不可能に思われる。たとえ陰謀が暴露されたとしても、彼らは、人々にこう言う。「これは、人種差別主義者のたわごとだ。そんなトンデモないことを信じるなんて悪趣味の極みだ」と。彼らは、人々の目をポルノに釘づけにしている間に着々と警察国家を作り続けている。
西洋社会は、道徳的に破産した。この緻密なカルトネットワークは、政治、情報、文化を支配している。指導者のほとんどは、まぬけか裏切り者だ。「インテリゲンチャ」は、賄賂に溺れ、大衆は本質的な事柄から注意を逸らされ、愚か者の天国の中に惑溺している。
ほとんどの国家と宗教と同様に、ユダヤ人も内部から破壊されてきた。シオニストは、「ホロコースト」を利用してイスラエル国を作ったサバタイ派の傀儡である。何百万ものユダヤ人がサバタイ派の故郷を作るために「全焼の生贄」としてサタンに供された。
神は人間に命を与えられた。人間の創造こそ、美と意味に満ちた奇跡である。神は、我々がご自身の計画を実行するのに必要なすべてを与えておられる。
しかし、無限の愛よりも、無限の力と富を得るほうを選択した人々が、人類を乗っ取った。
彼らは、我々の神聖なランデブーを汚し、その代わりに我々を奴隷にしようとしている。これこそ、今の政治と、現代という時代の本質である。
管理人注 :キチガイの本尊はDVD・DEUTSCHE VERTEIGIGUNGS DIENSTでGerman Black Intelligenceと呼ばれている。本部はミュンヘン郊外DACHAUにあるが地図には載っていない。
BLACK IS WHITE,WHITE IS BLACK.THAT'S THE WAY IT IS!ということ。忘れないでほしい。ホワイトハウスは表の舞台でイルミナティの人形たちが芝居をするところ。その頭上にブラックハウスがあるということを。つまり一般大衆が見せられるのは,イルミナティの操り人形がそこら中を歩き回り,イルミナティの台本どおりに盛大な演説をするステージショーなのである。
悪魔や天使が実在しているかどうかは,魔術師にとってはさほど重要な問題ではない。重要なのは,そうしたものが,現に存在しているかのように働くという事実なのだ。
<ゴールデンドーン魔術師Bイネス>
この魔術師の文言が種明かし(笑)
19
2012/1/10
マルクシズムの起源 6
これはフリーメーソンである合図。
人形たちのステージショー
スターリンの父は?
ヒトラーの祖父は?
ビル・クリントンの父は?
イルミナティは非嫡出子を養子にだす。
CHEKAの創始者を公開処刑台まで連れまわすスターリン。イルミナティは用済みの代理人(Agenture)を処刑する。レーニンも例外ではなかった。日本のイルミナティ気取りの政治家もいずれそういう末路をたどるのだ。彼らにはまだ日本滅亡という仕事が残っている。
フリーメーソンは決して自分がフリーメーソンだとは言わない。それは彼らの入会の誓いで死をもって守ると誓うからである。どんな偽りでも自分達の秘密を守るためなら許される。決して真実は語らない。そうはいっても後でペラペラ秘密を暴露されては困るので最後は息の根を止めるのです。しかし,本当に信認の厚いメーソン,例えば「スターリンのスパイ」ゾルゲなどはサタンの餌食にはならず生き延びる。多摩霊園にあるゾルゲは別人。男装の麗人・川島芳子 などもそうだ。銃殺された女性は別人。
共産主義者インターナショナルの事務総長であり、20世紀のマルクス主義理論家であるブハーリンは、12歳の時に黙示録を読み、反キリストになりたいと思った。聖書に「反キリストは大淫婦の子である」と書いてあるため、「母はかつて売春をしていたことを告白した」と述べた。
しかし、スターリンは、その彼をして、「奴は人間ではない。悪魔だ。」と言わしめた人物である。
ブハーリンは、スターリンによって逮捕され、処刑される直前に、妻にこう言った。
私はまもなくこの世を去るだろう。私はうなだれている…。地獄の機械を前にして、助ける者は誰もいない…。
(Roy Medvedev, Let History Judge (New York: Alfred Knopf, 1971), p. 183; cited in ibid., p. 51.)
ブハーリンは、数百万もの人間を処刑したギロチン――ソビエト連邦――を建設した一人である。その彼が、最後の最後になって、それが地獄で作られたことを知ったのだ。反キリストになることを望んだ彼は、かえってサタンの餌食になった(1917年の革命時にソビエト共産主義者中央委員会の29人のメンバー及び候補者だった者のうち、他人から命を奪われずに済んだ者は4人しかいない)。
スターリンの義理の兄弟で最も親しい協力者であったカガノヴィッチは、スターリンについて日記の中で次のように述べた。
私は、スターリンが、自分を神にしようとしていることに気づき始めた。彼には人間らしい部分がまったくない。…彼が感情を表す時ですら、それが彼自身から出たものでないように見えた。…ある理由から、私は、彼が永遠に生き長らえるように思えた。…
ローザ[彼の妻]によれば、彼は、ストッキング以外なにもつけずに、木登りをするという。…スターリンには、普通の人間と考えるにはあまりにも異常な部分が多すぎる。外見では普通の人のように見えるのだが。…
スターリンは、カガノヴィッチに、常日頃実践している自分の精神的運動について説明した。
私は、誰かに別れの挨拶をする際に、この人が四つんばいになって、食べたものを吐いている図を想像する。用を足すために席を立つ人に愛着を感じることが時々ある。…私はこの人が大便をし、トイレの空気を吸い込み、おならをし、ものを吐く姿を想像する。でも、この人に同情はしない。彼がこの地上で悪臭を放つのを止めるのが早ければ早いほどよい。私はこの人を心の中から抹消する。
ウァームブランドによれば、「スターリンの楽しみの一つは、馬の目に緑色の眼鏡をつけて、干し草を緑の草に見間違えさせることであった」(Op., cit., p. 52.)という。彼は、それを人間にも行った。無神論というサングラスを人々の顔につけさせ、神の牧場を見せなかった。
カガノヴィッチは次のように述べた。
スターリンは、何度も宗教こそ我々の最大の敵である、と述べた。彼が宗教を嫌ったのには多くの理由があったし、私もその点では同感する。宗教は、ずるがしこくて危険な敵である…。
スターリンは、すべての信仰者に対する最良の刑罰は、彼らから子供を引き離すことである、とも述べた…。
私は、彼がひそかに占星術を行っていると考えている。彼の一面にはいつも驚かされた。スターリンは、神や宗教について語る時にいつも、いくらかでも尊敬の念を抱いているのではないか、と思わせる口ぶりになる。最初、自分の錯覚だと思った。しかし、だんだん、それが事実だと気づいた。この話題が出ると、彼はいつも自分の言葉に気を遣った。…はっきりとしたのは、神や宗教への対し方が非常に特殊だということだ。たとえば、彼の口から直に「神は存在しない」と聞いたことがない。…
スターリンの前で、人々は、自分自身の本当の姿を隠した。彼らはみなスターリンをほめたたえ、礼拝した。スターリンが国民を愛していたとは思わない。彼はそれを超えていた。奇妙に聞こえるかもしれないが、スターリンは、以前は神にのみ与えられていた地位に就いたということだ。
スターリンの協力者の多くが彼を悪魔的と評していることに注意すべきである。
ユーゴスラビアの共産主義指導者ミロヴァン・ジラスは、個人的にスターリンをよく知る人物であるが、次のように述べている。
スターリンの悪魔的な力とエネルギーは、「共産主義運動と、それに関わるすべての人々を混乱と麻痺に陥れ、その中で彼の恐怖統治を実現する」際に如実に現われる。…
(Milovan Djilas, Strange Times, “Kontinent,” 33, p. 25; cited in ibid., p. 54.)
また、ソ連の支配者階級について次のように述べた。
彼らは、未来の無階級社会において社会主義の理想が実現すると信じているふりをしているが、実際のところは、組織的権力以外の何物も信じていないのである。
(Ibid.)
スターリンの娘スヴェトラーナ・アリルイェヴァは、サタン崇拝についてまったく知識がないにもかかわらず、次のように述べた。
ベリア(ソ連内務大臣)と、私たちの家族全員との関係は悪魔的であると感じられるのです。…ベリアは、恐ろしい悪魔です。…恐ろしい悪魔が私の父の魂をさらったのです。
スヴェトラーナは、「スターリンは、善良と寛容は、最大の犯罪よりも悪いと考えていた」と述べた(Svetlana Alliluyeva, Twenty Letters to a Friend (London: Hutchinson, 1967), pp. 64ff; cited in ibid., p. 54.)。
スターリンは、マルクスやエンゲルス、バウアーと同様、かつてクリスチャンであった。
15歳の時に、最初の詩を書いた。その書き出しは、「大いなるかな。全能の神の御摂理。」であった。召命を感じたので、神学校に入学した(Paloczy Horvath, Stalin (Germany: Bertelmannsverlag); cited in ibid., p. 56.)。しかし、その後、ダーウィン主義に触れ、進化論者になり、ついでマルクス主義者になった。
彼が最初に自分につけた別名は、「デモノシヴィリ」(Abdurakhman Avtorkhanov, Criminals in Bolshevism (Frankfurt-am-Main: Possev Verlag, in Russian), Grani No. 89-90, pp. 324, 325; cited in p. 56.)であった。これは、グルジア語で「悪魔的」というような意味であった。次につけた別名「ベソシヴィリ」(Abdurakhman Avtorkhanov, The Provenience of Partocracy (Frankfurt-am-Main: Possev Verlag, 1973, in Russian), pp. 198-201; cited in p. 56)も、「サタン的」という意味であった。
この他にも、マルクス主義の指導者がサタン崇拝者であったことを示す証拠はいくつかある。
ソ連の元帥で赤軍の幹部の一人であり、後のスターリンに殺されたトゥカチェフスキーの娘トロイツカヤは、トゥカチェフスキーが、普通ロシア正教徒がイコンを置く寝室の東角に、サタンの絵を掛けていたと述べた。
アルゼンチンのテロリスト組織の指導者の一人は、自分に「サタノフスキー」というあだ名をつけた。
何人かの最もすぐれた知識人を共産主義者に導いた有名なフランス共産主義作家アナトール・フランスは、サタン崇拝の儀式を執り行った。儀式に使用した椅子の肘掛には角がついており、足には山羊の毛皮が巻かれていた(Express, Paris, October 6, 1979; cited in ibid., p. 56.)。
カール・マルクスの遺体は、イギリスのサタン崇拝者の中心地ハイゲート墓地に埋葬されており、そこでは、黒魔術の神秘的な儀式が執り行われている(Tempo. Italy, November 1, 1979; cited in ibid., p. 57.)。
ウリケ・マインホフ、エゼリン、その他のドイツ赤色テロリストたちも、オカルトに関わっている(H. Knaust, The Testament of Evil; cited in ibid., p. 57.)。
毛沢東は、「八歳の時、私は儒教が嫌いだった。私の村には儒教の寺院があった。私の願いは一つだった。それは、この寺院を土台から破壊することだった。」(Manfred Zach, Mao Tse-tung (Esslingen: Bechtle Verlag, 1969), p. 13; cited in ibid., p. 57.)と述べた。
八歳の子供が自分の宗教を破壊することしか望まない?明らかに異常である。
悪魔に憑依されると、自分の年齢をはるかに超えた思考をするようになる。まだ中学生だった神戸児童殺傷事件の酒鬼薔薇聖斗が書いた次の詩は、明らかに憑依された人物の精神が本人の年齢と不釣合いであることを示している。
「人生において、最大の敵とは、自分自身なのである。」
魔物(自分)と闘う者は、その過程で自分自身も魔物になることがないよう、気をつけねばならない。
深淵をのぞき込むとき、その深淵もこちらを見つめているのである。
「人の世の旅路の半ば、ふと気がつくと、俺は真っ直ぐな道を見失い、暗い森に迷い込んでいた。」
すでに引用した青年マルクスの詩と類似しているのがお分かりだろうか。
マルクシズムの起源 7
マルクス主義が成長した19世紀後半という時代は、フランス革命やカント・ヘーゲルによる思想革命が進行した18世紀後半から19世紀前半の結実である。
とくにカントによって、この世界は「人間だけで成立する自律的世界」であるということが理論化された。神は必要に応じて登場する刺身の妻のようなものになり、神と人間の地位が完全に逆転した。
彼らを危険視しないクリスチャンは、19世紀に生まれた彼の弟子たちがどのような人々であったかを見て欲しい。
マルクスが育った19世紀は、サタン主義が広がりを見せた時代だった。
ロシアの詩人サラグープは「私の父は悪魔である」と述べ、ブリウーノフは「私は主を賛美する。しかし、同時に悪魔も賛美する」と述べた。哲学者ニーチェは19世紀の人である。極端な無政府主義者マックス・スターナーも、最初の理論的同性愛解放論者オスカー・ワイルドも、19世紀の人だ。
ある意味で、マルクスやニーチェは時代の子である。
しかし、今日、興味本位でサタン的なものを見、聞き、読む人々が、次第にそれに影響され、ついには完全に憑依されて、様々な凶悪事件を起こすように、マルクスもニーチェも、サタン主義の影響を受け、サタンの道に踏み込んだ結果、その霊的子孫を通じて、20世紀にとてつもない破壊をやらかしたのだ。
ニーチェの霊的子孫ヒトラーとムッソリーニや、マルクスの霊的子孫レーニンやスターリン、毛沢東が行った巨大な破壊の跡を見て欲しい。
共産主義者による粛清の被害者の総数は全世界で1億人だと言われている(http://www.asahi-net.or.jp/~VB7Y-TD/kak2/1209301.htm )。
平成9年(1997)にフランスで刊行された「共産主義黒書」は、共産主義の犯罪を厳しく検証しています。編者ステファン・クルトワによると、共産主義による犠牲者は、8,000万人から1億人にのぼるとされます。この数字は、ヒトラー・ナチズムによる犠牲者数とされる2,500万人を軽く上回ります。本書は、恵雅堂出版から今年中には翻訳が刊行される予定と聞きます。
クルトワは同書において、共産主義体制により殺害された犠牲者数の国・地域別の一覧を提示しています。それによると、
我々は、盲目であってはならない。
今後、このような犠牲を出さないためにも、共産主義運動を単なる政治的、社会的現象と見るのではなく、その霊的な起源をするどく見極めなければならない。
共産主義はロスチャイルド家がその刎頚の代理人ヤコブ・シフを使いある壮大な意図をもって創ったものである。
翻訳をしてくれた人もいました 。
マルクシズムの起源 8
マルクスの友人であり、協力者であった、フリードリヒ・エンゲルスは、敬虔なクリスチャン家庭に育った。まだクリスチャン的な影響を持っていた彼が、最初にマルクスと会ったとき、彼の印象を次のように記している。
…トリア出身の黒い人、驚異の怪物。彼は歩きもせず、走りもしない。彼は、飛び跳ね、怒り狂う。あたかも、天蓋をつかんで、それを地上に投げ捨てんばかりだ。彼は腕を伸ばす。邪悪なこぶしをしっかり握りしめ、絶えず怒りののしる。まるで無数の悪魔が彼の髪をつかんでいるかのようだ。
(Franz Mehring, Karl Marx--Geschichte seines Lebens (Berlin: Dietz-Verlag, 1964), pp. 99, 100; cited in ibid., p. 36.)
エンゲルスは、自由主義神学者ブルーノ・バウアーの著書を読んでから、キリスト信仰を疑いはじめた。彼は心の中に大きな葛藤を覚えていた。
私は毎日、ほとんど一日中、真理を求めて祈っている。疑いを抱いてからずっとそのようにしているのだが、まだ信仰に戻ることができない。このように書いている間も私の目から涙が流れ落ちる。
(Ibid., p. 97; cited in ibid., p. 36.)
エンゲルスは、ついに信仰に帰ることはなかった。むしろ、かつて「無数の悪魔に髪をつかまれている怪物」と呼んだ人間の仲間となった。
エンゲルスから信仰を奪ったブルーノ・バウアーとは一体どのような人物なのだろう。
バウアーは、はじめ保守派の陣営にあり、聖書批評家と戦っていた。しかし、後になって、自分自身が聖書を批評するようになり、イエスは単なる人間に過ぎず、神の子ではない、と言い出した。彼は、マルクスとエンゲルスの共通の友人であるアーノルド・ルーゲに宛てた手紙(1841年12月6日付)の中でこう語った。
この大学で、私は、大勢の学生の前で講義をしている。教壇から冒涜の言葉を述べる時、私は自分ではなくなっている。冒涜の言葉があまりに激しいため、…学生達の髪の毛はずっと逆立ったままだ。冒涜の言葉を吐きながら、私は、自宅での自分の姿を思い浮かべている。聖書を弁護するために、敬虔な気持ちで文章を書いている姿を。とにかく、教壇に上るたびに、私は悪魔に憑依されるのだ。私はとても弱い。どうしても悪魔に負けてしまう。…教授として、権威を帯びて公然と無神論を講義しない限り、私のうちにある冒涜の霊は満足しないのだ。
(Bruno Bauer, letter of December 6, 1841 to Arnold Ruge, MEGA, I, 1 (2), p. 263; cited in ibid., p. 37.)
マルクスと同様、エンゲルスに共産主義者になるように説得したのは、モーゼズ・ヘスであった。コロニュでエンゲルスと会った後で、彼は次のように述べた。
私と別れる時に、彼は熱心な共産主義者に変わっていた。これが、私の破壊のやり方だ…。
(A Melskii, Evangelist Nenavisti (Berlin: Za Pravdu Publishing House, 1933, in Russian), p. 48; cited in ibid., p. 37.)
クリスチャンの信仰を破壊することが、ヘスの人生における最高の目的なのか?なんと悪魔的なのだろう。
若い頃、エンゲルスは、次のような詩を書いた。
神のひとり子なる主イエス・キリスト、
ああ、天の御座から降りてきて
私の魂を救ってください。
まったき幸いのうちに、
御父の聖き光のうちに、降りてきてください。
私があなたを信じ受け入れることができるように。
なんと心地よく、栄光に満ち、幸いなのだろう、
救い主なるあなたをほめたたえる時に得られる喜びは。
私が最期の息を引き取る時、
死の苦しみを耐えなければならない時、
私があなたに固くつながっていられますように。
私の目が暗闇に覆われ、
私の心臓が鼓動を止め、
あなたにあって、私の体が冷たくなっていく時に、
私の霊が天において、
あなたのうちに安らかなあなたの御名を
永遠にほめたたえることができますように。
ああ、喜びの時がすぐに来ればよいのに。
あなたの愛の御胸から、
躍動する新しいいのちを引き出すことのできるその時が。
その時、ああ神よ、私は、あなたに感謝しつつ
愛する人々をこの腕の中で永遠に抱きしめることでしょう。
永遠に生きておられる主のために、
私の命は新たにされるでしょう。
主は人間を死と罪から解放し、
全地に祝福と幸いをもたらすために来られる。
その時、あなたの新しい子孫はみな、
地上においてまったく新しくされるでしょう。
あなたは各々に御自身の分け前をお与えになるでしょう。
(Friedrich Engels, letter of July 1839 to the Graber brothers, p. 531; cited in ibid., p. 39.)
ブルーノ・バウアーによって疑いを植え付けられた後で、エンゲルスは、何人かの友人に手紙を書いた。
聖書には、「求めなさい。そうすれば与えられます」と書かれている。真理のひとかけらでも見つけることができそうな時は、私は必ずそれを捜し求める。しかし、私はあなたがたが説いている真理が永遠のものであると考えられないのだ。しかし、「探しなさい。そうすれば、見つかります。自分の子供がパンを求めている時に、石を与える親がいるだろうか。まして、天におられるあなたがたの御父があなたがたによくしてくださらないことがあるだろうか」ともある。
このように書いている間にも、私の目には涙がこみ上げてくる。私の心は[疑いによって]すっかり揺り動かされてしまった。しかし、自分が失われるとは思わない。私は、私の魂が慕い求める神のもとに帰るだろう。このことも、聖霊の証である。その証によって、私は生き、また死ぬ。…御霊は、私が神の子供であることを証言している。
(Ibid., Friedrich Engels, letter of July 1839 to the Graber brothers, p. 531; cited in ibid., p. 39.)
エンゲルスは、サタニズムの危険性を十分に認識していた。『シェリングと黙示録』の中でこう述べた。
恐るべきフランス革命以来、まったく新しい悪霊が人類の中に入り、不信仰が非常に大胆かつ巧妙に侵入している。そのため、私は、現在、聖書の預言が成就しつつあると思うのだ。まず、終わりの時の背教について聖書がどのように述べているか見てみよう。主イエスは、マタイ24章11-13節において次のように言われた。「また、にせ預言者が多く起こって、多くの人々を惑わします。不法がはびこるので、多くの人たちの愛は冷たくなります。しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われます。」そして、24節で、「にせキリスト、にせ預言者たちが現われて、できれば選民をも惑わそうとして、大きなしるしや不思議なことをして見せます。」と言われた。また、聖パウロは第2テサロニケ2章3節において「だれにも、どのようにも、だまされないようにしなさい。なぜなら、まず背教が起こり、不法の人、すなわち滅びの子が現われなければ、主の日は来ないからです。彼は、すべて神と呼ばれるもの、また礼拝されるものに反抗し、その上に自分を高く上げ、神の宮の中に座を設け、自分こそ神であると宣言します。…[不法の人の到来は、]サタンの働きによるのであって、あらゆる偽りの力、しるし、不思議がそれに伴い、また、滅びる人たちに対するあらゆる悪の欺きが行なわれます。なぜなら、彼らは救われるために真理への愛を受け入れなかったからです。それゆえ神は、彼らが偽りを信じるように、惑わす力を送り込まれます。それは、真理を信じないで、悪を喜んでいたすべての者が、さばかれるためです。」と述べた。
さらに、
我々は、主に対して無関心や冷淡であってはならない。絶対に。これは公然たる敵意である。今や、あらゆる教派や党派の中に見られるのは、「クリスチャン」か「反キリスト」のいずれかだ。…我々の周りには、にせ預言者がいる。…彼らはドイツ中を旅し、いたるところに忍び込もうとしている。彼らは、市場においてサタンの教えを伝え、サタンの旗をかかげて町から町へと移動し、哀れな若者をたぶらかし、彼らを地獄と死の深淵の中に放り込もうとしている。
そして、この本を黙示録の言葉で締めくくっている。
見よ。わたしは、すぐに来る。あなたの冠をだれにも奪われないように、あなたの持っているものをしっかりと持っていなさい。アーメン。
(Friedrich Engels, Schelling und die Offenbarung, MEGA, pp. 247-249; cited in ibid., p. 40.)
このようにサタニズムの危険について警告を発し、敬虔な詩を書き、涙ながらに自分の救いについて祈ったクリスチャンが、マルクスの親友となり、世界において一億人を粛清・虐殺する運動の指導者になったとは、なんという悲劇だろう!
我々から信仰を奪い、悪業に引き込むきっかけを作るのは、聖書に対する疑いである。サタンの方法は、エデンの園以来、変わらないのである 。
マルクシズムの起源 9
レーニンの親友にして協同者トロツキーによれば、レーニンは16歳の時、自分の首にかかっている十字架をひきちぎり、それを地面に投げ捨て、その上に唾をかけ、足で踏みつけたという。これは、どのサタン礼拝においても行われる典型的な儀式である。
彼がサタニズムに影響されていたことは、1913年11月13−14日にマクシム・ゴーリキーに宛てた手紙から明らかである。
無数の罪、悲劇、抑圧、肉体的伝染病は簡単に目につくので、霊である神に関する考えよりも安全である。…
(V. Illitch Lenin, Complete Works (Moscow: Politica literature Publishing House, 1964, in Russian), Vol. 48, pp. 226, 227; cited in ibid., p. 49.)
さらに、
無神論は、マルクス主義の一部である。マルクス主義は唯物論である。我々は宗教と戦わねばならない。これは、すべての唯物論のABCであり、それゆえ、マルクス主義のABCでもある。
(Quoted in Wurmbrand, op. cit., p. 59.)
レーニンが唱えた戦略が、サタンの無律法主義から出ていることは明らかである。
「我々は、姦計、妙計、トリック、詐欺、非合法な方法、真理の隠蔽、秘匿など何でも利用せねばならない。大切なのは、[方法の合法性ではなく、]資本主義国同士が互いに争い取ろうとしている利権の奪取である。」
(Quoted in Wurmbrand, op. cit., p. 59.)
共産主義者は、体制の崩壊と社会主義国の建設という大義のためならば、方法を選ばない。詐欺であろうが、殺人であろうが、目的を達成するためならば、何でもやる。
マルクスは次のように述べた。
共産主義者は、自分の意見や計画を隠さない。彼らは公然と「我々の目的は、既存の社会構造の全体を暴力的に転覆させることを通してのみ達成される」と主張する。
さらに、
旧体制の死に伴う激しい痛みと、新しい体制の誕生に伴う激痛の時を短くするには、方法は一つしかない。革命的テロリズムだけが、これらの苦しみを単純化し、集中化する唯一の方法である。
(MEW, V, p. 457 cited in ibid., p. 58.)
サタンに従うあらゆる者が、最後にサタンに裏切られるように、レーニンも、自分がはじめたロシア革命によって裏切られた。
我々が期待するとおりに国は機能していない。…人間が運転席に座って動かしているように見えるのだが、クルマは彼の期待する方向に動かない。何か別の力が動かしているのだ。
サタンは究極のエゴイストであり、常に自分のことにしか関心がない。そのため、サタンに力を借りて成功をはかる人間は、ある時点で、自分がサタンに利用されていることに気づく。しかし、気づいた時には、「時すでに遅し」である。サタンは、自分を思いのままに動かし、引きずりまわしはじめる。そして、自分がはじめた事業そのものが自分の首を絞めるようになる。
サタンに従う人間の結末は絶望である。
レーニンは1921年の手紙の中で次のように述べた。
我々は、臭いロープを首に巻きつけられて処刑されればよいのだ。私はずっとこの希望を失わなかった。というのも、我々は汚らわしい官僚制度を非難できていないからだ。…
(V. Illitch Lenin, ibid., Vol. 54, pp. 86, 87; cited in ibid., p. 49.)
臭いロープを首に巻きつけられて絞首刑にされること…。これが、共産主義の国家を作るために、一生を捧げた人物の最後の希望だった。レーニン自身の上にこの希望は実現しなかったが、彼の同労者の上に成就した。すでに述べたように、1917年の革命時にソビエト共産主義者中央委員会の29人のメンバー及び候補者だった者のうち、他人から命を奪われずに済んだ者は4人しかいない。
奇妙なことに、レーニンは13歳の時に、自分の人生の結末を予期する詩を書いている。
おまえは、他者のために人生を捧げるが
哀れなことに、悲しい運命がおまえを待ち受けている
おまえの犠牲は、結局、いかなる実も結ばないだろう
(”Budilnik,” Russia, No. 48, of 1883. Quoted in The New Review, New York: 140/1980, p. 276 cited ibid., p.50.)
この予言のとおり、彼は、死の床において次のように述べた。
私は、大きな間違いを犯した。私は、無数の犠牲者から流れ出る血の海の中で茫然自失している。これは、悪夢だ。今更戻るには遅すぎる。われらが祖国ロシアを救うには、アッシジのフランシスのような人間が必要だったのだ。このような人間が十人いれば、我々はロシアを救うことができただろう。
(Quoted in Wurmbrand, op. cit., p. 59)
他者のために、祖国ロシアのために、人生を捧げたはずだった。
しかし、現実に得られたのは、革命によって粛清された無数の人々の血の海と、累々と積み上げられた犠牲者の死体だけだった。
レーニンの失敗の原因は、ただ一つ、味方につけた者が間違っていたということである。
裏切り者サタンの側に立ち、神の側に立たなかった。
それに対して神の側についたパウロの言葉を見てみよう。
「私が世を去る時はすでに来ました。私は勇敢に戦い、走るべき道のりを走り終え、信仰を守り通しました。今からは、義の栄冠が私のために用意されているだけです。かの日には、正しい審判者である主が、それを私に授けてくださるのです。私だけでなく、主の現われを慕っている者には、だれにでも授けてくださるのです。」(2テモテ4・6−8)
サタニストは、究極の愚か者である。
仮に遊びのつもりであっても、サタンから力を借りてはならない。
マルクシズムの起源 10
マルクスは、革命の起源はサタンだと述べた。
中産階級や貴族…を迷わせる標識の中に、我々の勇敢な友ロビン・グッドフェローの姿を認めることができる。彼は、革命の先駆者として、地中において非常にすばやく活動できる、年老いたモグラである。(Karl Marx, Short speech for the 4th birthday of the newspaper chartist: "People's Paper" 1856.)
ロビン・グッドフェローとは、16世紀の伝道者ウィリアム・ティンデイルが悪魔を指すために使用した名前である。シェークスピアは、『真夏の夜の夢』において彼を「夜歩く人々を迷わせる悪霊」と呼んだ。
マルクスによれば、彼は「革命のために活動する」「勇敢な友」である。
さらに、共産主義とサタン崇拝との関係を示すのは、「ペルガモの祭壇」である。
世界的に有名なベデカー旅行ガイド書によれば、ベルリン市の博物館(Museuminsel)には、1944年までゼウスを祭ったペルガモの祭壇があったという。ドイツの考古学者がそれを発掘し、ヒトラーの時代、ドイツの首都の中心部に置かれていた。
黙示録2章12−3節によれば、当時、ペルガモはサタン礼拝の中心地だった。
また、ペルガモにある教会の御使いに書き送れ。鋭い、両刃の剣を持つ方がこう言われる。「わたしは、あなたの住んでいる所を知っている。そこにはサタンの王座がある。…」
スウェーデンの新聞Svenska Dagbladet(Stockholm)1948年1月27日号によれば、ペルガモの祭壇は、
(1)ベルリン占拠後、ソビエト軍がドイツからモスクワに運んだ。この祭壇の寸法は縦127フィート[約38メートル]、横120フィート[37メートル]であった。
(2)レーニン廟を設計したシチューセフは、この祭壇をモデルにした。
(Quoted in Wurmbrand, op., cit., p. 111.)
モスクワに運んだ後、ソビエトのどの博物館においても展示されていない。では、なぜソ連政府は、ペルガモの祭壇をモスクワに運び入れたのか?
ウァームブランドは、「ソビエトの最高幹部たちは、サタン崇拝をしている」と述べ、その目的のために利用された可能性もある、と述べた(Wurmbrand, op., cit., p. 111.)。
参考:ペルガモの祭壇と世界大戦とソビエト連邦
ペルガモの祭壇と世界大戦とソビエト連邦
「マルクシズムの起源 10 」の記事の中でペルガモの祭壇について
「ベルリン占拠後、ソビエト軍がドイツからモスクワに運んだ。この祭壇の寸法は縦127フィート[約38メートル]、横120フィート[37メートル]であった。」
と書かれてありますが、他の資料で調べてみましたが、このことを確認できませんでした。
ペルガモンの祭壇は現在もドイツのベルリン市のペルガモン博物館に保管されていると思います。
スウェーデンの新聞がどれほどのクウォリティーの新聞か私は確認できないのですが、ドイツからモスクワにペルガモの祭壇がWWII後に運ばれたというのは事実なのでしょうか?
お忙しいところ申し訳ありませんが、ご返答いただけるとたいへん喜びます。
プリンストン大学S. M. Bilsel氏の "Zeus in Exile: Archeological Restitution as Politics of Memory," Center for Arts and Cultural Policy Studies, Princeton University, 2000. )によると、
「1948年に、連合軍の爆撃から免れたゼウスの祭壇[ペルガモの祭壇]のフリーズは、ソヴェト軍によって没収され、ドイツの戦争賠償金の代わりとしてレニングラードに移された。それが東ベルリンの博物館に、ソヴェトからドイツ民主主義共和国の市民に対する贈り物として戻されたのは、やっと1958年の後半になってからのことだった。」
http://www.princeton.edu/culturalpolicy/workpap/WP13%20-%20Bilsel.pdf
とあります。
現在、ペルガモの祭壇は、おっしゃるとおりベルリンのペルガモ博物館にありますが、その一部が一時的にソヴェトに移されていたのでしょう。
http://www.smb.spk-berlin.de/charts/pergamon.html
ちなみに、この祭壇は、黙示録においてイエスが「サタンの王座」と名指しされたものと思われます。
「また、ペルガモにある教会の御使いに書き送れ。『鋭い、両刃の剣を持つ方がこう言われる。 「わたしは、あなたの住んでいる所を知っている。そこにはサタンの王座がある。しかしあなたは、わたしの名を堅く保って、わたしの忠実な証人アンテパスがサタンの住むあなたがたのところで殺されたときでも、わたしに対する信仰を捨てなかった。」』」(黙示録2・12-13)
この祭壇と現代史の関係は大変興味深いものです。
ドイツの考古学者カール・ヒューマンによって1878年9月9日に発掘が開始されたこの祭壇は、ドイツに持ち帰られ、そこで再建された。ウィルヘルム2世がこの再建を記念して1902年にベルリンで祝典を開いた。
1899年から1917年にかけて、ドイツの考古学者たちは古代バビロンの遺跡も発掘し、イシュタルの門をベルリンに持ち帰った。ドイツを中心として、1914年に第一次世界大戦が開始した。
ウラジミール・レーニンが1924年に没すると、ソヴェトは、1929年10月11日に彼を赤の広場にある『レーニン廟』に葬った。『レーニン廟』の設計者アレクセイ・ヴィクトロヴィッチ・シチューセフがモデルとしたのは、ペルガモのゼウスの祭壇であった。
G・マルチェンコの著書『カール・マルクス?』には、「レーニン廟を建てた建築家シチューセフは、設計のモデルとしてペルガモの祭壇を選んだ。シチューセフは、当時、考古学に関する著者として有名だったF・パウリセンから必要な情報をすべて得ていた。」とある。
1933年にヒトラーがワイマールの首相に選ばれ、翌年独裁者となり、12月13日に行われるナチ党集会のために、ニュルンベルクのツェッペリン広場に舞台を作るように命令した。
設計者アルバート・シュペーアがこの舞台のモデルに選んだのは、ペルガモの祭壇であった。
「ニュルンベルクで開かれるナチ集会のためにヒトラーが用意したスタジアムは、古代ギリシアのペルガモの祭壇から直接影響を受けていた。」(http://www.discovery.mala.bc.ca/web/pattonkd/neo.htm)
ニュルンベルクスタジアムとペルガモの祭壇を比べて見ると、影響は明らかである。
http://www.path.ne.jp/~robcorp/QAE/pergam.jpg
総統の演壇はこの舞台の中央にあり、それは、1934年から37年まで存在した。ヒトラーは1939年に第2次世界大戦の引き金を引いた。
既に述べたように、ソヴェトは祭壇を戦利品としてレニングラードに運び、1958年に戻した。
ペルガモの祭壇は「ソビエトの代理人ヘンリー・キッシンジャー参照」
イエスがサタンの王座と呼んだ祭壇の再建と、2つの世界大戦、そして、無神論国家ソヴェトの勃興とまったく何の関係もないのでしょうか。
マルクシズムの起源シリーズについて
今から10年前に『マルクスとサタン』というR・ウァームブランドの著書を読み、マルクス主義がサタンの運動であることを知って、いつかこれを日本の読者に紹介したいという思いがありました。
今回の一連の文章は、共産主義ルーマニアでクリスチャンのゆえに逮捕・拷問を受けて奇跡的に出国した彼の考察に負うところが多かったのです。私はただ紹介させていただいただけでございます。
ウァームブランドは、著名なルーマニア人伝道者イリエ・コロアマ氏と親友であり、彼らは2人とも、日本古代にユダヤ人が来て、日本文化の基礎を作ったと考えているという点も興味深いです。
神が人々の前でマルクス主義の正体を暴いてくださり、この世界にはサタンが実在し、我々を地獄に落とすために活動しているということを読者に示してくださることを、希望します。(記事は大学の後輩富井牧師のミレニアムより )
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