ついに最終回の撮影に入りましたが、ここまで小松原を演じてこられていかがですか？
ドラマがスタートした時に比べると、小松原のキャラクターがだんだん変わって来てしまったので“大丈夫かな？”という不安はあります。もしかすると、全く違う人物になっていないだろうかと（笑）。
と、言うのは？
最初は、内気で他人と上手くコミュニケーションがとれないような…感情をあまり表に出さない人物でした。でも、今はデカイ声を出しまくっていて。こんなキャラクターじゃなかったのに…。
純平（香取慎吾）のアドバイスで変わったということでは？
そうですね。ドラマを最初から見て下さっている方が、そう感じて頂いていれば嬉しいですね。
小松原は、結婚情報センターで出会いを求める役ですが…。
小松原も少しでしたが春菜（黒木メイサ）と交際出来ましたし…。
ほんのわずかでしたね。今ではお会いする事もありません（笑）。
小松原を演じる上でこころがけていたことは？
悪目立ちしないことです。ドラマのポイント、ポイントで登場する役なので、そこであまり目立ってしまうと視聴者のみなさんに嫌悪感を抱かれてしまうかもしれません。ですので、僕自身はオーバーな演技はしないようにと思っていたんですけど、収録現場では意外に逆の芝居を求められてしまって（笑）。求められたからには一生懸命に演じました。その結果、残念なくらいに（笑）、悪目立ちなキャラクターになってしまいました。
でも、小松原の幸せを願うファンが多いですよ。
春菜をふった（？）小松原の次の相手は、麗子（小林きな子）だと思っていましたが、10話で…。
僕もビックリしましたよ（笑）。麗子さんもお相手が決まったようで…。麗子を演じているきな子さんも“私たちどうなるんでしょうね？”とおっしゃっていて。小松原も奈津美さん（大谷英子）と出会ってしまったので、いったいどうなってしまうんでしょう？ 不安なのは奈津美さんが小松原のどこを気に入ったのか…なんですよ（笑）。出会いからして、小松原がコーヒーをぶっかけられたことですから。
そういうきっかけもあると思いますが。
最近の小松原は、打算的な面も出て来て“わりと嫌なヤツ”な感じもするじゃないですか？ 酔っぱらうとしつこいし（笑）。だから、奈津美さんに好きになってもらえる理由が分からないんです。
香取さんと共演されることが多いですね。
最終回はどんなところに注目を？
なんと言っても、純平さんと春菜さんの恋の行方でしょう。小松原とか他のところに注目されても困ってしまいます（笑）。でも、匠吾さん（小林薫）と美津枝さん（原田美枝子）、矢代さん（藤木直人）たちが純平さんたちにどう絡んでいくのか…。ハッピーエンドかアンハッピーエンドになってしまうのか？ そこですね。