- [PR]
事件
【連続不審死初公判】詳報(8)完 “自殺”は不審点ばかり 預金4百数十万引き出し 旅行の計画も…
(16:25~16:35)
《首都圏の連続殺人事件で練炭自殺に見せかけ男性3人を殺害したとして、殺人などの罪に問われた木嶋佳苗被告(37)に対する裁判員裁判の初公判(大熊一之裁判長)は、午後の3回目の休憩を挟んで、審理が再開された》
《大出嘉之さん=当時(41)=殺害事件についての集中審理が続けれている。大出さんは平成21年8月に埼玉県富士見市の駐車場で、レンタカーの車内で遺体で発見された。助手席には練炭が置かれ、自殺に見せかけられたとされる》
《検察側の証人として最初に出廷した大出さんの遺体を発見した県警東入間署の鑑識係員への尋問が続く》
《まず、左陪審の女性裁判官のすぐ隣の男性裁判員が実際に鑑識係員に疑問をぶつけた》
《遺体が発見された車内には、車のキーや遺書に加え、マッチを擦る箱もなかった。鑑識係員は、公判でキーを探すため、車の下や駐車場を調べたと証言していた。ただ、ドアの下にはマッチが2本落ちていたがそれには気づかなかったという》
裁判員「駐車場や車の下を調べられたのならば、マッチにも気付くはずではありませんか。矛盾しているのではありませんか。疑問が残りますが、どうですか」
証人「その時点では車のカギが見つかっておらず、そのことに意識が集中していました」
裁判員「実際にはマッチは落ちていたが、(あくまでも)気付かなかっただけということですか」
証人「はい」
裁判員「ありがとうございました」
《ほかの裁判員からの質問はなく、左陪席の女性裁判官の質問に移る》
《弁護側は、大出さんが死亡したことは争わないが自殺だと主張している。車内になかった車のキーやマッチ箱は、県警が周囲の捜索を尽くしていないために見つからなかっただけだと主張している》
《女性裁判官は周囲の捜索状況を尋ねる》
裁判官「自分自身で周囲を確認したのですか」
連続不審死初公判のニュース
連続不審死初公判の写真
- [PR]
- [PR]