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事件
【連続不審死初公判】詳報(7)「自殺する人わざわざ車の鍵捨てない」 鑑識のベテラン証言
《大出さんの遺体はレンタカーの後部座席で見つかった。すべてのドアは施錠されていた。助手席にはコンロがあり、練炭も。だがマッチを擦ったとみられる箱はなく、不審に思ったという》
証人「車外や周辺を同僚警察官と捜索しましたが、見当たりませんでした」
検察官「遺書はありましたか」
証人「自殺をする場合は遺書を残したり、死ぬ直前に家族などに電話したりするのが一般的。だが、車内に遺書はなく、大出さんの携帯も調べたが、直前の発着信やメールのやりとりもなかった」
《鑑識係員は淡々と矛盾点に言及する》
証人「コンロも新しいものに見えたが、購入先のレシートや包装用紙などもなかった。このため、大出さんの自宅に行き、起動していたパソコンも調べたが、自殺サイトへのアクセスはなかった。結婚紹介サイトを利用していたことや被告とのメールのやりとりなどを確認しました。他殺の可能性が高いことを認識し、上司に報告しました」
検察官「車の鍵を探したのはなぜか」
証人「自殺をする人がわざわざ車の鍵を投棄することは考えられず、誰かが持ち去ったことも考えられるからです。だが、鍵は見つからなかった。また、車内に薬や酒を飲んだあとも認められなかった」
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