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事件
【連続不審死初公判】詳報(5)午後は紺ジャケットに衣替え、リップグロスも引いて あまりの変わりぶりに傍聴者あ然
(13:15~14:00)
《首都圏の連続殺人事件で練炭自殺に見せかけ男性3人を殺害したとして、殺人などの罪に問われた木嶋佳苗被告(37)に対する裁判員裁判の初公判(大熊一之裁判長)は、午後の審理が始まった》
《木嶋被告はブルーのカーディガン姿から一変、白のカットソーに紺のジャケットに衣替え。口元は、薄くリップグロスが塗られている。傍聴者はあまりの変わりぶりに、木嶋被告をのぞきみる》
裁判長「それでは、検察側の第2冒頭陳述ですね」
《午前中の冒頭陳述の詳細を検察官が行うようだ。この言葉に促され、検察官が立ち上がり、証拠の位置付けを表した図がモニターに映し出される》
《殺人や詐欺など10の事件に問われている木嶋被告。公判では、まず平成21年8月に埼玉県富士見市の駐車場で駐車中のレンタカーの車内で練炭を燃やし、薬物で眠らせた交際相手の大出嘉之さん=当時(41)=を一酸化炭素中毒で殺害した事件についての審理が行われる。大出さんの事件は通称、埼玉事件と呼ばれている》
検察官「証人のほか、メール、練炭などの証拠物などを使って埼玉事件について2週間で審理したい。3件の事件は東京、千葉、埼玉の順で発生。本来、審理は埼玉事件が最後となるが、東京事件では当初、自殺、千葉事件もたばこの不始末と警察が判断。埼玉事件だけ、当初から警察が他殺と判断したことから、埼玉事件から立証していく」
《この後、なぜ他殺と断定できたかについて、現場の写真や警察官の証言などから立証する旨の説明が行われた後、第2冒頭陳述に入る》
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