事件【連続不審死初公判】詳報(1)40代の独身男性、次々手玉に 「結婚考えてお付き合い」犯意は否認+(3/3ページ)(2012.1.10 12:24

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【連続不審死初公判】
詳報(1)40代の独身男性、次々手玉に 「結婚考えてお付き合い」犯意は否認

2012.1.10 12:24 (3/3ページ)連続不審死初公判
木嶋佳苗被告(高校の卒業アルバムから)

木嶋佳苗被告(高校の卒業アルバムから)

 検察官「多数ありますので、順に読み上げていきます」

 《検察官は、まず婚活サイトを利用していた○○さんと△△さんの男性2人(法廷では実名)に結婚をちらつかせ、それぞれ130万円と319万円をだまし取った詐欺事件の起訴状を読み上げる。そして「補足」として、木嶋被告と男性のメールのやりとりの要旨を読み上げた》

 《やりとりからは、木嶋被告が、通ってもいない栄養女子大の学費などが足りないとして、男性に現金をせがんでいた実態が浮かびあがった。そして…。確実に入金を促すためか、肉体関係をちらつかせたやりとりも検察官は読み上げる》

 検察官「『いつまでも子どものようなデートばかりをしていても…』」

 検察官「『子どもがほしいと思っています。すてきなホテルに連れて行ってほしい』」

 《生々しいやりとりが紹介された後で、大熊裁判長が詐欺罪についての事実関係を木嶋被告に確認する》

 裁判長「どこか間違っていることはありますか」

 被告「結婚のことを考えてお付き合いしていたことはうそではありません」

 《手元の紙に目をやりながら、木嶋被告は、はっきりと答える》

 裁判長「弁護人の意見もお伺いします」

 弁護人「現金送金を受けたことや電子メールを送ったこと、大学に在籍しておらず授業料が必要とする部分が虚偽で詐欺罪の成立は認めます。しかし、木嶋さんは結婚を真剣に考え、○○さんや△△さんと交際していました」

 《長い長い裁判が始まった》

(詳報〔2〕に続く)「避妊しなくても構わない」 肉体関係ちらつかせ現金せがむ

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木嶋佳苗被告の裁判員裁判初公判が開かれる法廷=10日、さいたま地裁(代表撮影)
初公判のためさいたま地裁に向かう木嶋佳苗被告を乗せた車両=10日、午前、埼玉県さいたま市(小野淳一撮影)
木嶋佳苗被告の裁判員裁判初公判で、傍聴券を入手しようと大勢の人がさいたま地裁を訪れた=10日午前7時9分、さいたま市浦和区(清作左撮影)
木嶋佳苗被告の初公判で、傍聴券の抽選を受けるタグを受け取るために集まった人たち=10日午前、さいたま地裁(小野淳一撮影)
木嶋佳苗被告の初公判で、傍聴券の抽選を受けるためのタグ受領を待つ人たち=10日午前、さいたま地裁(小野淳一撮影)
木嶋佳苗被告の初公判で、傍聴券の抽選を受けるタグを受け取るために並ぶ人たち=10日午前、さいたま地裁(小野淳一撮影)

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