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平田容疑者:一緒に逃げていた女が出頭 「大阪に14年」

公開された平田信容疑者とみられる人物の写真=新大阪駅で2011年12月31日、警視庁提供
公開された平田信容疑者とみられる人物の写真=新大阪駅で2011年12月31日、警視庁提供

 目黒公証役場事務長の仮谷清志さん(当時68歳)に対する逮捕監禁致死容疑で逮捕された元オウム真理教幹部、平田信(まこと)容疑者(46)と一緒に逃亡していたとされる元信者の女(49)が10日午前3時ごろ、捜査本部がある警視庁大崎署(東京都品川区)に出頭した。元信者は「平田容疑者と大みそかまで東大阪市にいた。市内の整骨院で働いていた」と供述しているという。警視庁は犯人蔵匿容疑で元信者の取り調べを始めた。容疑が固まり次第、逮捕する方針。

 捜査関係者によると、平田容疑者から元信者の所在を聞いた滝本太郎弁護士が東大阪市に迎えに行き、出頭に付き添った。元信者は「平田容疑者とは14年間ぐらい、大阪近辺にいた」とも供述しているという。警視庁は、元信者が住んでいたとみられる東大阪市のマンションなどを家宅捜索する。

 元信者は、96年2月ごろまで仙台市内で平田容疑者と一緒にいたとみられていた。警視庁などは、同年5月に全国の警察に所在確認を手配。97年からは、別の信者に逃走資金を渡したとする犯人隠避容疑などで指名手配したが、00年までに公訴時効が成立した。【内橋寿明、小泉大士】

毎日新聞 2012年1月10日 14時17分(最終更新 1月10日 15時58分)

 

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